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今日の文房具/Rotring Variant 0.6mm

記事を書いているとあれもこれも書きたくなってしまい、ついつい分量も多くなり、そのために更新頻度も鈍り、さらにはそれが何故か心理的負担になってしまい、最終的には記事を書くことや撮影することすら億劫になってしまう…。これまでそんなことを各所で何度となく繰り返しており、このnoteでも何かそんな感じになりそうなので、ちょっと長いツイートみたいな感覚で書ける記事もいいかなと思い、「今日の文房具」というシリーズで書いてみることにしました。いちおう「今日の」とタイトルには入れていますが、決して「毎日更新!」という大それた意味ではないこともご承知いただけたらと思います。

シャープペンシルや芯ホルダーといった黒鉛系の筆記具が好きで、ボールペンのようなインクを使う筆記具が苦手(ボールペンで字が満足行くように書けた試しがない!)なのですが、万年筆のインクで書く字は結構好きです。もちろんトメハネがきちんとした楷書の字を書くわけではなく、メモ書きのような字ばかりですが、書かれた字のインクの濃淡が、私の字の汚さを和らげてくれるというかごまかしてくれるというか、そんなところが好きです。

ただ万年筆に関しては、よく「仏壇」と呼ばれるような黒と金で構成された色合いとか、丸みを帯びた軸の重厚で大人くさい感じとか、そういうイメージが、個人的にはどこか自分には合わない、自分にとって分不相応な気がしていて、ずっと敬遠している感じでした。

そんなある日、文房具屋の片隅でホコリを被り、二束三文で売られていたロットリング(※ここでは製図ペン一般を指す)を見たとき、これもインクを注入する筆記具なら、別に製図用のインクではなく「色彩雫」みたいな万年筆用のインクを使えば普通に万年筆として使えるんじゃないかと、ふと思いました。そこで改めてロットリングのバリアントを手にとってみると、それまではコンパスやその他名前も用途も分からない製図用品同様に縁遠い存在だったのが、従来の万年筆にはない、先鋭的でカッコいい万年筆に見えてきたのです。

一般筆記としては0.6mmの線幅をよく使っています。たしかに一般筆記用ではありませんから、最初のうちは万年筆と違い、先端のパイプが紙面に擦れる感じが気にはなっていましたが、適当に力を抜いて書いてみると、案外スラスラ書けるようになりました。また、インクによってもっとなめらかになる場合もあります。慣れてコツをつかむと、0.4mmや0.35mmあたりでもスラスラ書けるようにもなります。0.8mmあたりも、なめらかに書くことができるので好みです。

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インクを変えられる製図ペンとしては、ロットリングだと旧モデルのラピッドグラフ、バリアント、イソグラフなどがあります。もちろんそれぞれ好きなのですが、私はこの中でやはりバリアントが好きです。他の製図ペンはどこか万年筆や一般的な筆記具に近づけたデザインなのですが、バリアントは他の筆記具にはない(まあ、そもそも製図用品ですからね)、その独自なフォルムが特徴的です。赤い輪にロットリングのロゴが書かれているところや、軸尾が段々になっているところも好きなポイントです。

参考リンク
製図ペンを一般筆記で使う
以前この記事で、製図ペン(中空ニブペン)について詳しく書きました。バリアントのインク注入の方法などもここに書いてあります。

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シャープペンシルについての概論と文房具に関するエッセイを書いていきます。