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大好きな人たちがいます。
「ずっと」なんて保証はどこにもないし、いつだってばらばらになってしまう可能性だってあるんだけど。わたしは大好きで、ずっと大事にしたくて、もしばらばらになっちゃっても、きっと嫌いになんてなれなくて、今楽しい気持ちはずっとそのまま、楽しい思い出のまま、未来のわたしを楽しませてくれると思います。



「なんでもない日のケーキって最高だよね」なんてわたしはよく言います。
クリスマス、誕生日、結婚式、何かのお祝い、特別なことがないとなかなか食べることがないケーキ。だけど、それをなんでもない、何にもない!と思いながら頬張るケーキって最高に幸せだと思いませんか。

でも、そんな「なんでもない日のケーキ」を超える「何かある日」の特別なケーキにわたしは出会ってしまったのです。
星がきれいだね、なんて話をしながらテントに向かったら、カラフルな風船が見えて、何が起こってるのかわからなくて、びっくりして、心臓は無駄にドキドキしていて!でも嬉しいのだけはわかってくしゃくしゃに笑顔になって。
今までの人生ではじめて、サプライズというものをしてもらって、ホールケーキのろうそくの火を吹き消すなんてことをしちゃって、ワインとケーキをテントの中のこたつで食べるなんてことをしちゃって。
そんなことを考えてくれて、仕込んでくれて、一緒にいてくれた人たちが、本当にあの人たちでよかったなと心の底から思います。じゃなかったら、わたしはあんなにくしゃくしゃの笑顔にはなれないし、あんなに泣きそうになんてならないし、あんなにドキドキしない。絶対にそう思います。あの大好きな人たちじゃなきゃ、できない。

準備をしてくれている光景や、わたしに隠すために一生懸命話をあわせてる姿を想像すると、おもしろくてニヤニヤしてしまう。愛おしくてたまらないです。



言葉にするとどんな言葉も薄っぺらく感じます。でもまわりが思ってる以上に、わたしはあの人たちのことが大好きです。
こんなに大好きなのはわたしの片思いかもしれません。気持ち悪いと思われるかもしれません。わたし以外のみんなにはそれぞれ彼女や彼氏もいたり、家族も大事にしなきゃいけなかったり、ただの楽しい仲間で、ただの友人なのかもしれません。
でもわたしにとっては、1番楽でいられる場所な気がします。肩肘張らずに、1番ワガママを言って、1番めんどくさい自分でもいられる場所です。だからすぐに寝れてしまうし、腕まくりも躊躇いなくできる。わたしは本当に、本当に恵まれていると思います。



不安でどうしたらいいかわからなくて、油断したらどん底まで落ちそうな、そんな気分で自分でギリギリを保つのに必死の毎日に、ふと現れるこういう出来事は袋に詰めてとっておきたくなるほどの幸せで。この気持ちは忘れたくないし、保証なんてどこにもないけど、大好きな人たちとこのままの関係で楽しいねって言いあってお酒を飲んで、青い空の下で朝ごはんが食べたい。あの空間と時間がなくなってほしくない。切実です。


大好きな人たち、もしこれを見てくれていたら本当にありがとうございました!特別な日のケーキ、今度は絶対にわたしからプレゼントします、楽しみにしててね!






わたしの文章で何かできそうなことがあれば、全力で力になりたいと思っています。