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人事評価制度を改訂しました

Ozeki Michihiko

 朝日インタラクティブでは今年の4月から、新しい人事評価制度の運用を開始しました。
 2009年に設立してから10年あまり、読者のみなさま、クライアントのみなさまに支えられ、事業は順調に推移しています。
 しかしこの先の10年、同じように成長できるだろうか、あるいはもっと高い目標を目指せるだろうかと考えたとき、人事評価制度の見直しは避けて通れないと考えました。

 朝日インタラクティブで働くからにはやりがいをもって仕事に取り組んでほしい。そしてスキルアップにつながることも体感してほしい。
 その思いも、実現したいと思いました。

 長年運用してきた人事評価制度はよく練られたもので、運用負荷が少なく回せるものでした。しかし社内アンケートで課題を聞くと

・評価者の主観に左右される部分がある
・評価のための評価になっており、業務の改善に役立っていない
・評価基準、昇格基準がよくわからない

 などの意見が出てきます。

 10年経てばギャップが生まれるのは当然のこと、ましてリモートワークが中心の働き方になれば、「どこに向かっていて何が評価されるのか」をより明確に示していかなければいけません。

 評価制度の改訂プロジェクトをスタートしたのは2021年の夏です。
 まずは社員全員にアンケートを取り、「評価制度の課題と不満」「その改善方法」「評価制度の良いところ」を洗い出しました。

 課題や不満としてあがったのは「運用に関すること」「評価基準に関すること」「結果のフィードバックに関すること」「給与への反映に関すること」「等級や昇進に関すること」、多岐にわたりました。
 すべてに手を出すと長期間のプロジェクトになるため、まずは運用面の見直しを行い、2022年春から開始することを目指しました。

 詳細は割愛しますが、主に以下の運用を変更しました。

①一体化していた業績評価と行動評価を分離し、業績評価は半年に1回にする(以前は年に1回)
②目標設定は直属の上長と行い、自分のやりたいことを反映し、評価基準をすり合わせる(以前は部長職が主導して設定)
③直属の上長によるフィードバック面談を必須にする(以前は役員によるフィードバック面談を任意で)

 それぞれ意図するところは

①1年たつと市場環境が変わってしまうことから半年周期とし、スピード感をもってPDCAを回していく
②目標に自分の意思を入れることでモチベーションの向上を図り、評価基準をすり合わせることで評価時の認識のずれを防ぐ
③一番の理解者である直属の上長がフィードバックすることで納得感を高め、次の成長につなげていく

 ことです。

 果たして、22年度上半期の目標設定を終えてみた感想を聞くと…
 まずは良くなった点。

・上司と話すことにより、会社で考えているチーム目標がわかった
・目標設定が半期毎というのは、具体的に決まりやすくて良い
・評価が定量化された点はとてもよかったと思います

 続いて課題と思うところは

・評価シートを作る工数が高すぎて年二回は厳しい
・運用面が整っておらず、業績評価項目における標準的な評価方法や指標が不足している
・部署や担当によってのKPIにばらつきがあり、比重も違う

 などなど。
 評価への納得感を得るために、コミュニケーションを増やし、評価基準を握る、ということにも力を入れましたが、これ自体の負荷が高いという声が多くありました。この感じ方には二通りあって、「初めて作ったらから苦労した。次からは少しラクになるかもしれない」という声と、「標準的なものが示されなかったから難しかった」という声があります。
 また、目標に「自分のやりたいことを反映」した結果、設定した項目、指標が多岐にわたり、社内で評価の軸を平準化できているのだろうかという疑問も出てきました。

 どれも的を射た意見です。

 最初からスムーズにいくとは思っていませんでしたが、やはり序盤から課題が噴出しました。
(一方でこういった率直な意見がバシバシ返ってくるのは、朝日インタラクティブの良いところだと思っています)

 新しい制度で走り始めた第一四半期、混乱している部分があることは否めませんが、問題はここからどこまで改善できるかです。作りっぱなしにせずに、メンテナンスしていきます。

 新しい人事評価制度の社内説明会の冒頭で、私は以下のメッセージを社員に伝えました。

朝日インタラクティブが今後も持続的に成長していくためには、変化への対応と、コンフォートゾーンから一歩踏み出したチャレンジが必要だと考えています。
そのためには社員個々人のスキルアップとモチベーションの向上が欠かせません。
どうしたらそれらを実現できるのか、という観点で見直しに着手しました。

 読み返すと月並み過ぎて恥ずかしくなるのですが、しかし一番伝えたいことです。この観点を大事にして、ブラッシュアップしていきます。
 

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