地域プロジェクトまるごと請け負います_

地域プロジェクトまるごと請け負います。

私は2010年に京都で農業生産法人を起業して以来、自社への人材の獲得に始まって地方へUターン、Iターン募集し、一つの品目を栽培するにしても規模も大きくなり、産地ブランドに大きく寄与できるようになりました。

そこからは加工食品工場設立をして新たな産品をプロデュースして日本のみならず海外でも積極的に販売するなどしているうちに、京都の大学が連携している組織からインターンシップの講師として依頼を受けるようになり、新商品開発から販売に繋がるまでを経験していただき、本ブログのタイトルにもなっている「コト起こし未来塾」の発足に至りました。

 私が地域振興に情熱を捧げる原点は、自分自身が地方で起業し、今の自分を作ってくれた経験を、これから地方で働いていこうと考えている人たちに何かのヒントにしていただきたいという思いもあるのですが、そもそもはアメリカのポートランドでの経験が私の人生のターニングポイントでした。

このブログでは地方で起業やキャリアを考える社会人向けに情報発信させていただき、時には共感していただいた方から、直接ご連絡いただいて入社していただいたり、上場企業の新規事業部の立ち上げの依頼を受けたりとコンサルタントとして、様々な地域のプロジェクトに関わらせていただきました。

日本の各地には、素晴らしい自然や伝統文化、食べ物などがあります。日本は資源に乏しい国と言われたりすることもありますが、掘り起こせば各地域にはまだまだ知られていない、新しい産業の種が埋まっており、これを有形無形の「コト」として芽吹かせたいという願いを持っています。

こういった地域には豊かな日本を実現させる未来が眠っています。

それぞれの地域がその土地(テロワール)ならではのモノづくりによって元気になれば、日本のみならず世界中から体験しようと集まってくるはずです。

地域との関わりの中で私は強くそう確信するようになりました。

地域振興の裏側

しかし、実際に関わる中でメディアで紹介されるような町おこし地場産業の育成なんて話題は美談で飾られていますし、自治体の関わる人たちも報告書には「成功」した事だけを書くので、裏側は地元の人でさえ、あまり知られていません。

全体像が伝わって来ず、メディアにとって都合の良い部分だけ切り取って伝えていたり、声の大き人の話だけ取り上げられていたり、目ざましい成功の裏には、必ず人知れず努力を重ねてきた人の姿や地道に苦労をしながら成功の土壌を作ってきた根っこの話は見えてきません。

いつも土の上に咲いた花の話ばかりだから、新規性のあるアイデアや地域の抱える課題を独自の手法で解決した、はたまた地域の外からきた人間が地域に改革をもたらして簡単に成功したような印象をもっているのではないでしょうか。

しかし、実際にはそんな地域プロジェクトは私が知る限り一個もありませんし、地域ごとに抱える課題は違いますし、行政と地域住民との距離感も様々です。

現場を知らない補助金目的のコンサルタントが入ることによって混乱することも多いように思いますし、その結果、実際に成果を上げている地域なんて少ないと感じています。

私もコンサルタントとして活動していますが、現場で一緒に汗をかいて、事業の立ち上げから運営までご一緒させていただいているので、「地域の新規事業を立ち上げる事業の受託」といった感じでしょうか。

このブログの本カテゴリーでは、これまで私が関わってきたプロジェクトについて、裏側の実際や取り組んできた全体についての経緯の中での失敗談なども踏まえてご紹介させていただきたいと思います。

プロジェクトの現場で実際に何が起こっているのかを知ることで、これから地域で何かコトを起こそうと持っている人に効率的にアウトプットを進めて、同様の失敗を避けられるようになることが願いです。

私が食品畑出身ということもあって「つくる」と「たべる」をつむぐという事をテーマに事業は進めてきましたが、ここでポイントとなるのが「編集力」です。

 地域においてすでに活躍されているキーパーソン達とプロジェクトを立ち上げチームプロジェクトとして、地域の皆さんが本当にやりたい事を引き出して整理・編集し、関係者のコミニュケーションや意思決定を促し、想いを紡ぎながら目標に向かって立ち上げたプロジェクトの全体をファシリテートしていくような存在となります。

それだけに利害調整やコミニュケーションの支援など地味な作業の繰り返しで自分の名前が表に出るケースは限られます。

私自身は上場企業位の経営企画室などにも所属しているので、そういった部署での役割に似ているようにも思います。

プロジェクトリーダーやプロデューサーであれば、予算や人事、意思決定などの権限までを握るキーパーソンですが地域におけるプロジェクトは、権限などはあちこちに分散していますし、キーパーソンも複数存在します。

それらは時間の経過とともに変化もしますし、それゆえに表舞台に立たず、関係者の交通整理と進行管理をするハブのような存在がどうしても必要となるのです。

求められるスキルは何かのスペシャリストではなく、究極のジェネラリストが求められるのです。それによって関係者に素晴らしい舞台を用意する優秀な黒子に徹するかどうかということになりますが、これらは大きなプロジェクトの場合、大手のコンサルタント会社など外部の専門家を招聘するケースもありますし、住民代表や自治体の担当者が担うケースもあります。

当事者が誰にせよ、関係者だけでは課題の解決や、やりたい事の実現にたどり着けないプロジェクトだからこそ私のようなコンサルタントにお声がかかる事があるのでしょう。

私の役割は膠着した地域の組織や人間関係に別の視点や発想を持ち込み、プロジェクトを動かし、成果へと着実に結びつけていく。

必要に応じて補助金などの資金や金融機関やベンチャーキャピタルとの橋渡しやプレゼンテーションなど広範囲な役割を果たす事が必要だと考えています。

ここで気をつけなければならないのが補助金などに頼っている事業などでは補助金が切れるとストップしてしまったり、イベントなどで一時的に盛り上げてみたものの、その勢いを継続できないものなども多いです。

基本的には「ビジネススキーム」が弱い事が挙げられると思いますが、目標の設定、事業プロセスの構築、結果のフィードバックと連想した改善といった一連の流れがスムーズにいっていない事が多く、民間の意識では理解できないような妥協をしたり、意思決定そのものが長老頼みのような流れで、当事者による責任意識も希薄で、モチベーションそのものが低いために成果をあげるケースが少ないと感じています。

一般的に、省庁や自治体は予算の確保のスペシャリストで用途についてチェックも厳しいのですが、その予算が使われた結果に対する効果の評価について適切に評価する事について無頓着です。

評価についても目先の数値に偏ってしまい、事業を産むのに必須な要素である「創造性」が生まれにくいのです。

長くなりましたので今日はここまでっ。明日は、そんな外部の人の役割について私なりの考えをお話ししてみたいと思います。

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地方で農業生産法人を起業、HACCP食品加工場、外食事業や宿泊施設、酒蔵 、学校法人、貿易、海外合弁会社、物流会社やデザイン事務所の経営をしてきましたが売却して、地方創生のファンドマネージャーしていました。コロナ渦に思うところあり、新しくアグリビジネスを立ち上げました!

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