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『ICEY』クリア後の感想(超ネタバレ)

いっぱいネタバレがあるよ!!!!

Steam版でプレイしました

操作に慣れれば割とザクザク敵を刻めるようになるけどEASYだからかもしれない
誘惑には負けなかったがモンスターには負けた
わからんち

アクションゲームとしての面

初回NORMALで進んだ結果レーザー羽虫どもにぶち切れて難易度を下げて出直す羽目になった。

射程∞・予告線なしで即カッ飛んでくるレーザー(被弾硬直あり)、許されちゃいけないと思うんですよね

特に情報が無ければNORMALが基準の難度だと思ってプレイするので、周回や過去ステージ戻りを経由して強化を重ねて強くなるシステムなら一番下の難度にEASYって付けるのはやめてほしいなって思います!

ナレーターとストーリー周り

ナレーターが口うるさい!おちょくらないとやってられねえ!!

というわけで
ナレーターの指示を無視してわざとデスゾーンに飛び込んだりしてひたすらおちょくり倒し
そのたびにいろんな実績が解除されていくんですが

これらの対ナレーターおちょくり、とりあえず初回のラスボス撃破までは普通にゲラゲラ楽しめた。

ただ、ナレーターの誘導に従って「ユダ」を倒すと到達できる通常エンドはかなり消化不良度が高い。あからさまな偽スタッフロール演出も込みで、他に真エンドがあるとしか思えない作り。

偽スタッフロールを見た後は終盤の明らかな分岐ポイントで選択を変えるのを試してエンドが変わらないのを確認。

飛び降り、沼、再起動、ゲート無視、汐、深淵、愛、準備はSteamの実績条件ページの説明文込みで自力で踏めたものの、残りの条件を自力で探すのは諦めてここでヒントを見に行った。

エンディング分岐、ナレーターおちょくりの反転

真エンドに進むためにはナレーターの指示を無視して到達するアナザーエンドを全部踏破しないといけない、というところでナレーターおちょくりへの目線がだいぶ変わってくる。

真エンドに向かうためのある種タスクとしてこなしてるおちょくりに辛辣な返しがされるとなんというか…しんどい!

ギャグとして流すにもそれなりにダルかったりとか…

ルートを変えながらラスボスを2回倒してもスッキリしたエンドに入れないのを確認したうえで諸々掘り返しに掛かってるのに、「さっさとボスを倒しにいけ、時間を無駄にするな」系の煽りをされまくると萎える気持ちがある。
ボス倒した時空と過去ステージに戻っていろいろ探し回ってる時空が別ルートなのは分かってるけどさ…プレイヤー感情的にさ…

ただICEYをより良い終幕に導きたいだけなのに…

後味よくないルートを回避しようとあれこれ探し回る過程のナレーター、真エンドを目指すにはプレイヤーが踏まざるを得ないのを見越して第四の壁を盾にプレイヤー相手に好き放題言ってやがんな…と思っちゃったよ!

ジャンプの感覚つかめてないレベルの段階でこんなボロカスいうことある?
この辺の一連の流れなんかも「メタ演出の一環のセリフにムキになってんなよ」を逃げ道にしているんじゃ…と思ってしまったり…
どこまでガチでどこまでメタ発言ギャグなのか判別できないからこういうこと言われても素直に応援しにくいよ!!!

そして真エンドへ

本来は「ラスト以外の実績をすべて取得する→ラストステージに進む」が正しい順序だったようだけど、ゲーム中でヒントを拾ってから解くのが正しい流れのパスワードをメタ読みで抜けちゃったせいで真エンドを見た後に実績が残った。

散々作中で黄衣の王黄衣の王と連呼した上でこのラスト実績名を伏せてないから!

そして真エンドもこれはこれでスッキリしない!!!!

一番いいエンドはプレイヤーがクリアも真エンドも放棄してゲームをやめるか、そもそも始めないことだったんじゃ?とか思っちゃったよ真エンドの後味のよくなさ!!

ICEYもナレーターもプレイヤーも全部黒幕の掌の上だった、という捉え方で見るとナレーターもしっかり被害者側だからまた別の意味でナレーターおちょくりが楽しめなくなっちゃうよ!

この辺のテキストから
プレイヤーが真エンドを目指そうとした結果ICEYが自我を獲得するのも全部黒幕の掌の上ですよエンドという解釈をしています
即抜けICEY

面白くないわけではなかった、けど前評判でプレイ前の期待値が上がりすぎていた結果「思ったほどじゃないな…」となってしまったのはある。
これは完全に自分が悪い!!

それに加えて、難度選択のシステム然りメタ展開然りインディーゲーあるあるの大味さも込みで味付けの方向性が舌に合わなかった。
これは何が悪いというより相性の問題。

シュールギャグの味がして好きな1カット
この辺に絡む類の倫理観、ここ数年で大きく変わったなあと思うなど
そして変なすり抜け方をしたせいか再起動後にラストステージに行くルートが復活した。

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