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チェルシー超個人的総評(20-21)part5


長く書いてきたチェルシーの超個人的総評も今日で最終回。

今日は監督についてとMVPなんかを書いていこうと思います。

それではまず二人の監督から見ていきましょう。


監督編


フランク・ランパード

昨シーズン、サッリ体制で気持ちが離れたファンを取り戻すために帰ってきたレジェンドは補強禁止を逆手に取って優秀なアカデミー組の若手を重宝して新しいチーム作りに着手した。昨シーズンの結果も悪くはなかったので、補強ができる今シーズンの期待は高まった。チェルシーのレジェンド、サッカー界のレジェンドのラブコールによって何人もの素晴らしい選手がチェルシーに移籍してくれた。監督がランパードだったからこそ、ここまで補強がうまくいったと思う。しかし、ポテンシャルの高い選手たちを監督としてのランパードはうまく扱いきれなかった。まず昨シーズン散々だった守備は今シーズンの序盤、ランパード政権下でかなり改善されていた。問題はどちらかと言えば昨シーズンあったはずの得点力だった。決めたいときに決めきれずゲームの流れが悪くなって負けてしまう試合やかろうじて引き分けた試合が目立った。チームにあったシステムと選手の組み合わせを中々見つけ出すことができなかった。シーズン当初は4231で戦っていたが、うまくかみ合わずこれまでやっていた433で1アンカーのシステムに落ち着いた。ただこのシステムでヴェルナーとハヴァーツは全く輝けていなった。ヴェルナーはWGの怪我人が多くて本職のCFではないポジションに回ることが増えて調子を落とした。ハヴァーツもインサイドハーフで起用されたことでより守備の負担が増えたことと前線でボールを持つことができなく怖さがまるでなかった。特に期待されて加入してきた彼らがランパードのもとでは輝けなかった。そして、チームの調子が上がらなくなってくると負のスパイラルに入ってしまい勝てないチームになってしまった。それでもマウントにキャプテンマークを託した最後の試合はランパードがチームにくれた最高の置き土産になった。途中で解任という良い別れ方はできなかったが、ランパードがチームにもたらしてくれたものは大きかったと思う。今のチームのベースを作ったのは紛れもなく彼だ。ランパードがいなかったら、マウントもタミーもジェームズもいなかっただろう。ランパードには心の底から感謝したい。



トーマス・トゥヘル

ランパードの調子が悪そうだ。そろそろ解任か。それなら誰が監督をやるんだ。チェルシーを確実に勝てるチームに変えてくれる名将はいないのか。そこに現れたPSGを去った名将。彼が来てから勝てなかったチームをビッグクラブ相手にしても勝てるチームになった。ヴェルナーとハヴァーツは輝きを取り戻した。特にハヴァーツはすごかった。彼が天才と言われる理由はプレーを見れば一瞬でわかった。そして、硬くなっていた守備はもっと強固なものになった。攻撃は大改善されたわけではなかったが、以前にはなかった明確なルールや意図が見える攻撃になっていた。特にすごいと思ったのはまえががりになってしまってカウンターを受けて失点してしまうことがほとんどなくなったこと。これは大きな課題の一つだったが、トゥヘルはこれを異臭んで改善させた。343というシステムで選手たちの良さを最大限に引き出すことに成功していた。トゥヘルは選手の力を引き出すのがかなりうまい最高な監督だと就任当初から思わされた。また特に印象に残っているのは、彼はシステムに依存していないということ。あるインタビューで343以外のオプションを試さないのかと聞かれた彼は、システムはあくまでポジションの配置に過ぎなく、勝つために必要なのは選手一人ひとりのパッション、気持ちの部分。そこをいかに引き出すことができるかが大切なんだと答えていた。そして彼は、チーム就任時に目標として掲げていた1つのCL制覇を達成してみせた。昨シーズンPSGで達成できなかったことをチェルシーでチアゴ・シウバと共にやり遂げてくれた。あと彼のすごいところはチームの雰囲気がかなり良かったこと。試合に出らない選手も腐ることなく笑顔でチームファーストだった。試合に出れなくて不満がないことはないはずだが、そんな選手たちともいい関係を築けていたからこそチームが一丸となって最後まで戦うことができたんだろうと思う。今シーズン一番の補強は間違いなくトーマス・トゥヘルだ。


おれのMVP。


MVPを選ぶのはかなり難しい。良い選手が多いので、難しい。それでも僕は1人MVPを決めることにした。それではおれのMVPを発表したいと思います。


おれのMVPは





ティモ・ヴェルナー!!


悩みました。正直、マウントにしようと思いました。でも、マウントはクラブ公式で選ばれてますもん。わざわざ選ばんくてもええかなと。カンテにしようかとも思いました。だってあいつすげぇもん。だけどね、今シーズンチームに欠かせない存在だったヴェルナーを選びたいと思います。攻撃での貢献度はかなり高いし、最後まで走り続ける姿を見せられると好きになるよね。ヴェルナーがいなかった今シーズンのチェルシーは全く考えられない。来シーズンは大爆発して誰もがMVPに選ぶ選手になってくれよな!!


そんなわけで今シーズンの総評は終了です!

来シーズン、チームを去る選手も新しく加入してくる選手もいて選手の入れ替わりもあると思いますが、総じて楽しみです。

CL優勝したチームに来たい選手はたくさんいるだろうし、来シーズンはプレミア制覇とCL2連覇を目指して戦ってください。


Come on Chelsea!!!!!


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