棚に上げる。

仕事で後輩ができて教えるという場面がかなり増えた。
去年1年間は1番の下っ端だったので当たり前といえば当たり前のことなんだが、学びもものすごく多い。

そんな中で感じるものがある。
それは教えていること、こうした方がいいという助言を本当に自分はできているのかということ。
1年前教えてもらったことを同じように教えている。
当時、自分はその基礎中の基礎をその通りにやり進め、続けていく中で自分なりのやり方に変化させてきた。
その基礎的なこと、大前提としてあることを本当にできているかと思い、後輩に教えている時はどこか怖くなっている自分もいる。

その経験を通じて更に感じたことがある。
それは人は自分のことを棚に上げてしまうことが多いということ。
自分はできているだろうと思ってしまった時点で、そうなりかねない。
また自分がこれまでの人生で自分を棚に上げて話をする人はそうなっていることに気がついていない人が多かった。
無意識のうちにやってしまいかねない。
実は自分もやってしまっているかもしれない。
それはみんな自分が好きで大切だという大前提があるからだと思う。

そう考えると自分を棚に上げる人に対してなんやねんと思ってしまうこともあったが、無意識だし仕方ないか自分もやっちゃってるかもしれないなぁくらいに受け止めるようにしようかなと思った。