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韓国版?!リメイクされて戻ってきた『ジョゼと虎と魚たち』

こんにちは!映画チア部の(りえ)です。今回紹介する映画は10月29日に公開される『ジョゼと虎と魚たち』です。

今作品は今まで実写映画化、アニメ化がされてきましたが、私は韓国版で初めて拝見させていただきました。

今回、初めて観る方はもちろん、今までの作品を観てきた方にも是非観ていただきたく『ジョゼと虎と魚たち』の魅力を紹介します。


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出典:https://eiga.com/movie/95500/gallery/16/

あらすじ

 卒業を控えた大学生のヨンソクは、ある日、道端に倒れている車椅子の女性に遭遇する。彼女家まで送り届けたヨンソクは、お礼に夕飯を振る舞われる。足が不自由な彼女は祖母と二人で暮らしていた。ジョゼと名乗る彼女は本で知識を得ることが好きで、独特な感性をもつ。そんな自分だけの世界観をもつ魅力的なジョゼに、ヨンソクは段々と興味をもっていく。
 時々ジョゼの家を訪れるようになったヨンソクは、ジョゼには親がいなく、養護施設から逃げ出し、おばあさんに拾われてから自分の世界に閉じこもっている事を知る。その事実を知り、ジョゼへの想いを強くしたヨンソクは、大学の女友達のツテを頼って、市の補助金でジョゼの家の改装にこぎつける。だが、ヨンソクと女友達の親密そうな雰囲気を察したジョゼは彼を拒絶するのだった──。

引用:https://movie.kinocinema.jp/works/josee

魅力①映画で描かれる、リアルな韓国の世界

 今作品はリアルな韓国の生活が映し出されています。

 これまでの韓国映画で映し出される韓国の街並みや家は、ビルなど都会の煌びやかな世界で描かれることがとても多いです。

 しかし、『ジョゼと虎と魚たち』で映し出されるのは、地方のリアルな生活が描かれています。日本とは違った韓国の生活、文化、社会に触れることができ、他にも街並み、キャンパス生活、遊園地など映画を通して韓国についてより理解を深めることができる作品です。

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魅力②四季が生み出すリアルな時間

 監督はキム・ジョングァンで韓国国内の複数の映画賞を受賞されています。

 監督が映し出す今作品は四季が上手く使われていて、ジョゼとヨンソクの二人の世界観を美しくも、官能的で繊細に映し出されるように作られています。

映画館の大きなスクリーンだと情景の美しさの凄さがさらに味わえると思います。

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魅力③ヨンソクとの出会いで変わるジョゼ

 この作品でジョゼを観ていると、自分の弱い部分を自分以外の人に見せず、強く振る舞ってしまい本当の姿を出せずにいる彼女のもどかしい姿にとても共感してしまいます。

 ジョゼはヨンソクの優しさ、暖かさに触れることによって、徐々に固く閉ざした心を少しずつ開き、他人に対して距離を置いていたジョゼが変わっていく姿を是非観ていただきたいです。

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 この映画は、寒くなってきた今の時期にとてもぴったりな作品だと思います。

ほろ苦く、もどかしい2人の物語を映画館で見届けてみてはいかがでしょうか。

是非劇場でご覧ください!



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