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「アメリカン・ヒストリーX」鑑賞記録

これはとてもタイムリーな作品なので、是非多くの人に観てもらいたいです。Black Lives Matter(略してBLM)と呼ばれる運動が注目されている昨今、今一度人種問題について考えなおす機会を与えられたと思います。だからこそ今、この映画を観て欲しいと思います。

しかしこの映画見どころはそれだけではないです。エドワード・ファーロングについて後ほど語らせて頂きますね…

「アメリカン・ヒストリーX」

簡単に言えば白人至上主義の白人男性デレク(エドワード・ノートン)が刑務所で黒人男性と出会い、人種差別の愚かさに気付かされるといったような流れです。主人公はそのデレクの弟ダ二―(エドワート・ファーロング)。デレクは自分の車を盗もうとした4人組の黒人男性に対し発砲し、正当防衛を超える過剰な暴力をふるい、逮捕される。デレクの所属する白人至上主義のグループはデレクを英雄視し、ダニーもまた兄を誇りに思い、当然のように兄の後を追う。

アメリカにおいて黒人差別の歴史が根強く残っていることは知っていましたが、この映画の中では黒人のみならず有色人種全般が差別の対象となっていました。スーパーでの強奪、暴力のシーンは衝撃的でした。あんな屈辱的なことが許されてまかり通るなど、今から考えたらありえない話ですが、当時はそういったことも起こっていた、そしてもしかしたら今もあるのかもしれない。

映画を観ていて、差別の根本にあるものは何か少し分かったような気がします。”貧困”です。低賃金の外国人労働者により、職を追われる人がいる。その怒りや屈辱を差別で消化する。貧困は諸悪の根源だなと思います。お金って怖いな… だからこそ私は今、貧困に陥って色んなものを憎み始める前に必死で働く場所を探しているわけです…(もちろん貧困の中で強くたくましく生きる人たちもいるのはたしかです)貧困がなくなればなくなる問題ってなんぼでもあるんじゃないか?と思ってしまいます。かといってお金配ったらいいって話でもなくて。社会問題って一朝一夕に解決できる問題じゃないもんなあ。映画の中で言われているように、終結はないかもしれない、でも終結の可能性があるのならば、と闘い続けることでしか光は見えてこない。

黒人だけじゃないんですよね。なんなら海外では日本人だって差別の対象かもしれない。とにかく人種差別問題に関しては、日本のこれからを考えれば無視できない問題だし、向き合っていかなければならないことだと思うわけであります。

まずは知って、感じて、考えることが大切かと思います。そして黒人に限らず、日本にいる外国人労働者のこと、日本人そのものの貧困に目を向けていかなければならないと思います。

で!

こっからはくだけます。この映画の別の見どころ、それは、ファーロング!!ご存知でしょう、ターミネーター2で言わずとしれた美少年エドワード・ファーロング。この映画でもその美形っぷりを余すところなく見せてくれています。顔のクローズアップショットが多用されていることもあって、顔がばっちり映ってます。過去の回想シーンで出てくるロン毛のファーロングなんかは瞬殺されましたね。かっこよすぎ… それ以外のシーンはスキンヘッドのファーロングですが、これまたよく似合ってる。スキンヘッドって相当頭の形良くないと無理ですからね… 

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ファーロングだけじゃなく、エドワート・ノートンについても少し。

ムッキムキです!細マッチョって感じかな。バードマンやファイトクラブの印象が強い私からすると衝撃的なくらい。これまたスキンヘッドで、超良い体なんですよ。体鍛えてみたいな、なんて思いますね… バッキバキのお腹になってみたいなあ。

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とにかくですね、人種差別の問題について考えさせながら、端正なファーロングの美についても考え、ノートンの肉体美に思いを馳せることができるのが「アメリカン・ヒストリーX」です。鑑賞後の余韻としてはどんよりしますが、そのどんよりは決して悪いものじゃないです。心に余裕のある方でしたら是非観て欲しいです。

とにかく観て欲しいを連発してますが、それは、そういうことです。

それでは、また。

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