スタートした衆議院選挙🗳️国民の暮らしはどうなる?
15日第50回衆議院選挙が公示されました。
私たちの暮らしにどんな影響を及ぼすのでしょうか?
日本は1991年以来約30年間実質賃金がまったく上がっていません。
最近までデフレでしたが今では物価が高騰し生活は苦しくなるばかりです。
8月に突然店頭から消えたお米は10月頃から新米がでてきましたが、価格は1.5倍以上になっています。😱
野菜も異常気象の影響か高値で安定したまま。🥺
10月からは郵便料金も大幅値上げされ、送料が……
右を向いても左を見ても値上げばかりです。
政府による生活支援が必要と思いきや、このような中で過去最大を更新しているのは軍事費です。
防衛省は8月30日、来年度の予算概算要求を決定。
8兆5389億円と前年度から5893億円増となりました。
軍事予算の推移をみてみると2000年代初頭に軍事費が教育予算を上回り、安保3文書(22年11月)以降は、3年で約3.2兆円増という急増ぶりです。軍事費の中身も「攻撃型」の兵器が次々加わっています。
小型無人攻撃機(攻撃型ドローン)の取得費のために30億円を初めて計上。
この攻撃ドローンは爆弾を内蔵し、標的に突撃して破壊する「自爆型」が検討されています。
宇宙での能力強化に全体で約5974億円を計上し、🚀
ミサイル攻撃のための「衛星」整備に3232億円、また、次期戦闘機の開発、生産、輸出を推進する国際機関への拠出金も1127億円、自衛隊基地の司令部の地下化や弾薬庫新設など施設の強靱化に8571億円を盛り込みました。
軍事費が急拡大する一方で文教予算は低迷しています。
02年度は5.52兆円だったのが24年度は約4兆円と1兆円も低下しています。
大学の学費は90年以来の30年間で私立大の初年度納付金で約102万円から148万円に国立大は約70万円から82万円に上がりました。
さらに来年度は東京大学で10万円余りの値上げが発表されました。
国立大学の運営交付金は13%削減、私立大への助成金も経常費の1割に抑制、物価高騰も影響して学費値上げが続いています。
農水予算は2000年度の3.43兆円から24年度は2.27兆円と大幅に減額。長年の自民党の農業政策のため、減産と輸入米の推進、米価の市場まかせが進められこの25年間で農業従事者は半減。
耕作放棄地は53万ヘクタールとなっています。食料自給率も38%に落ち込んでいます。
防災関連予算も減額されています。
2012年度には約4兆円あったのが23年度は1兆6079億円です。これは、軍事費の4分の1です。
日本は災害大国なのに。
今年も1月に能登半島地震、8月には日向灘の地震などM5以上の地震が11回も起こっています。
地震以外でも近年の異常気象の影響で大雨洪水被害などが多発しています。
南海トラフ地震に対する備えも必要で防災の方が軍事より緊急性か高いと思うのですが・・・
選挙では国民の暮らしを守る政権を選びたいものです。
投票日は27日ですが、期日前投票もできます。
衆議院選挙は小選挙区と比例区と2回投票できます。
ぜひ有権者としての意思を表明しましょう!!
参考文献
新婦人しんぶん 10月12日・19日号
執筆者、ゆこりん、ハイサイ・オ・ジサン