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玉川さんの取材‼️台湾有事に揺れる島―与那国島の平和な海は守れるのか??

2/2朝の羽鳥モーニングショーで、玉川さんの取材レポートがありました。
(実は私は玉川ファン。玉川さんまたテレビで活躍してくれて良かった😭)

テーマは「台湾有事に揺れる島―与那国島レポート」でした。

話題になっているミサイル基地が建設されようとしている島です。
敵基地攻撃能力を日本がもてば、有事の際この島は真っ先に敵の攻撃を受ける場所になるでしょう。

今朝の朝日新聞で解説している方が、テレビでも専門家として話してくれていました。



与那国島は南西諸島八重山列島の島で、日本のいちばん西にある島です。
東京からの距離は直線距離で約2000キロメートルを超えますが、台湾からは約110キロメートルしか離れておらず、晴れた日には対岸に台湾が見える国境の島です。
面積は28.95㎢。東京都の板橋区と同じぐらいで、人口は約1700人。
サトウキビ栽培と畜産と漁業の平和な島だったはずが、台湾有事の最前線となってしまいました。🥺


この島には2016年から陸上自衛隊の駐屯地が置かれ、沿岸監視部隊がおかれています。
その前年、自衛隊を受け入れるかどうかの住民投票が行われて、賛成632票、反対445票で自衛隊の受け入れが決まりました。

その時の防衛省からの説明では、監視部隊だけの配備で実戦部隊の配備はないという話だったのですが、22年にはミサイル部隊の配備が発表され、23年度中に電子戦部隊も配備されることが決まっています。
しかもそのミサイルは敵地攻撃用のもの。
有事の際には真っ先に敵の攻撃を受けるでしょう。😢
発表までミサイル配備の説明はありませんでした。

昨年8月には、ナンシー・ペロン米連邦議会下院議長の訪台直後、中国軍が台湾周辺で軍事演習を行い、与那国島沖約80キロに弾道ミサイルが着弾しました。
自衛隊の誘致活動を展開した前与那国町長の外間守吉氏は誘致時、「米軍が島に来ることは断固阻止」と公言していました。
しかし、22年11月には与那国島で初めて日米共同訓練が実施され、陸上自衛隊の機動戦闘車が与那国空港から集落の中心を通る県道を走行して駐屯地に移動しました。
国際法上、軍民分離の原則がありますが、軍が使う施設や道路を一般住民が使うと軍の一部と見なされ住民も敵から攻撃されます。

住民の間には動揺が広がっています。
住民投票では賛成票を投じた住民も、今なら反対する言います。
与那国島は生活物資を週2回石垣島から来る船に頼っていて、船が来なければ1ヶ月も食料がもちません。
島内には身を隠せる頑丈な建物もなく、攻撃されたら天然のガマ(洞窟)に逃げるしかないといいます。
ガマといえばかつての沖縄戦で住民が追い詰められて逃げ込んだ場所です。
またあの悲劇が繰り返されるのでしょうか。



山本章子琉球大学准教授の意見。
「住民の判断は甘かったといえる。
過去の事例をみても基地ができればその後どんな部隊がくるかわからない。
米軍との一体化も当然。アメリカは2000年代から与那国島を台湾有事の拠点として使いたいと考えていた。」


過疎化に悩む与那国島の島民が自衛隊に期待していたのは、人口と交付金が増えることでした。
若い自衛隊員が来ることで高齢化で衰退していた島の伝統行事も活気づくと思ったのです。
しかし、今回ミサイル基地が来ることで不安になった島民の中には島を出て行くことを考える人もいます。
島を活性化するはずが、自衛隊関係者ばかりが増え、島民は出て行ってしまうことになるのでは。



そもそもこんな苦渋の決断を島民にさせているのは、本土に住んでる私のような人達のせいであります。
なくならない経済格差、そこに私たち日本人ののためと言って危険なものを金と引き換えに押しつける。
押しつけてるのに見て見ぬふりをする。最近では感謝すらしない人達もいます。

いやもっと私が問いたいのが、それ本当に私たちのためのものですか?
それ本当に必要ですか?
私たちのためとか言って、利権のある者の、一部の政治家たちが得をするためのものではないのですか?


ミサイル基地の建設について、今も防衛省は住民に説明しようともしていません。
知らぬ間に戦争にまきこまれてしまう危険があります。
あの「さとうきび畑」の唄の歌詞のようにまた「海の向こうからいくさがやってきて」「鉄の雨にうたれ」住民が死ぬことがあっていいのでしょうか?


執筆者、ゆこりん、ハイサイ・オ・ジサン

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