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変態たちの幕開け

昨日演出家と、
役者って、演技って
あるいみ変態だよねという話になった。

何回も稽古で練習してるのに、舞台上では毎回初めて起きたかのように新鮮な反応をして

脚本家が書いた脚本を、演出家につけられた演出で演じているのに、まるで自分の人生かのように思い出して

一生懸命覚えたセリフのはずなのに、いつの間にか自分の内から溢れだしたことばになっている。

ふつうに考えたら、矛盾でしかないことを
舞台上の役者は平然とやってのける。

やればやるほど難しさに、奥深さに驚くし
自分の未熟さ、浅さに恐ろしくなる。

自分に、というか
こんな自分が舞台に立とうとしていることに、
恐怖さえ覚える。

いつも本番前に思うことだけど、

趣味で演劇、とかよくいえたものだ!

と、地団駄ふみたくなる。

だって、役者として毎日を過ごして、日々鍛錬してる人たちでさえ
まだまだ舞台のうえでは赤ん坊のようなものなのに
いわんや、自分をや。

これもいつも思うんだけど、

なんで本番になると、楽しいってかんじちゃうんだろうと。

これだけ今は怖くて、正直怯えているのに
いや、本番直前の、舞台袖で待っている時でさえ震えてるのに
なんで本番になるとそんなことは全く感じず、終わったら、楽しかった!!って思うんだろう。

もちろん
終わったあと、もうできない、自分は舞台にたっちゃダメだ、とかド凹みすることもざらではないけど。

集中して感覚がとぎすまされて、
すっと周りの音が消えたときの感じ

よく言われるけど、やっぱり
舞台は麻薬に近いのかもしれない。

今日も、どこかで変態たちが幕を開ける。


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ホテルのマーケティングを中心に、個人でお仕事をしています。うつ病やストレスが原因の体調不良の経験から、休み方が分からない方へお休みの方法をご紹介するメディア「休もう。」を運営しています。https://yasumou.com/ その他:30歳からチェロを弾いています。