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靴屋のおじさんに4回おしりを触られて考えた性について

自分は女性だ、という性別観念みたいなものは一体みんないつ頃身につくんだろうと思う。

黒よりピンクのランドセルが良かったり、
お姫様になりたいと言ってみたり

小さい頃から、女の子だ!という意識はあったんだけど

女性だ、という認識はまだ芽生えていない気がする。


先日、靴屋のおじさんにお尻を4回触られた。

私は足が大きいので、LLサイズが置いてあったり
オーダーメイドができるところじゃないと靴が買えない。

その靴屋さんは、家から近いし
比較的おしゃれで、大きいサイズの靴が置いてあるし
特注もできるので、1年くらい愛用していた。

(サイズが大きいと、ほんとダサい靴が多いんですよ)

毎回、靴を試着するたびに
店長のおじさんは私のお尻を必ず触る。

「ちょっと向こうをむいてみて」

「反対まで歩いてみて」

と言いながら、お尻を両手でつかんで、私の身体を逆向きにする。

なんでわざわざお尻を触るんだろう?
肩とか腕の方が適してるんじゃないか

と謎だったし

そもそもお尻なんてふだん他人に触られないから、急に触られると若干違和感がある。

でも、3歳の女の子をくるって反対向きにする感じかあ、

と勝手に思っていた。

おとといまでは。


おととい、私は1ヶ月前にオーダーメイドした靴をルンルンで取りに行った。

早速履いてみて、いつもどおり靴のフィット感を試すために
おじさんが私の足元にしゃがんだ。

私はいつも、どこを向いていいかわからないから
この瞬間はおじさんではなく前を見ているんだけど

ふと昨日、おじさんに話しかけるためにおじさんを見ようとした。

そしたらおじさんは、靴ではなく私の股を見つめていた。

正直ぎょっとした。

こんな白昼堂々、自分のお店で、
お客さんの足元にしゃがみ込んで下から舐めるように股を凝視する

そんな店長があっていいものだろうか。


気持ち悪いとか、セクハラ親父!とかじゃなくて
ただただびっくりした。

今のは自分の勘違いだったかな、と思った瞬間
おじさんは私のお尻をいつもどおりにつかんで、反対向きにした。

その日、お尻を触れたのは1回目だったから、これも何かの偶然だろうと思った。

結局、その日おじさんは私のお尻を4回触った。


不思議で仕方がない。

自分の中では、まだ自分は3歳児くらいの女性性で
他人からエロの対象とか、性的欲求の対象で見られる「女性」ではないはずなのに

まあでも、3歳児を性的対象にしてしまう人もいるんだから、もはや年齢は関係ないのかもしれないけど。

とにかく、自分をそういう目で見る人の存在は、信じがたい。

だけど、ここ最近
あ、世の中には自分の事を女性として認識している人もいるんだなと分かってきたから、気をつけようとは思うのだけど

でも、まだ自分の中には女性性みたいなのは備わっていなくて、慣れない。

楽屋で男性スタッフもいるのに平気で脱いでしまって、むしろ相手の方を困惑させてしまって迷惑かけるし

仲良くなった男の子の家に友達感覚で遊びに行ったら向こうは全然友達だなんて思ってなくてどえらい目に合いそうになったし
(でも、自分からノコノコ家に行く=俺の事好き、と思うらしい)

たぶん、今まで仲よかった人たちも
男性性、女性性が薄いんじゃないかなあと思う。

長い間仲がいい男の子を家によんでも恋愛的なことは1ミリも起こらないし
話が合うなと思う女友達ほど、楽屋で平気で脱いでいる。


社会的な迷惑は取り合えずかけないように
着替えはトイレでする、靴屋のおじさんにお尻を触れたら1回で怒る、

など気をつけようと思うけれど

男性の家に行ったらokサイン、なんて
なんだかめんどくさすぎないかと思ってしまう。

恥じらいと適度な距離感

これが女性性の代わりかもしれない。




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不登校&うつ病→高校中退、でも今は元気に生きてます。ホテルを愛し、ホテルマーケターとして働いております。21歳から31歳まで演劇で役者を、30歳からチェロを弾いています。旅行のブログ:http://mousoutrip-marco.blog.jp

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