お茶漬けは何も語らなかった
・・妻に対して、愛情と感謝と恐怖を同時に感じることがある。
私がお酒をあまり好んで飲まないことを妻はよく知っている。
特別にお酒が飲めないとか、飲み会が嫌いというわけではない。
頻繁に飲み会に参加しないようにしているだけなのである。
そんな私もつい、妻に飲んでから帰ることを言わずがまま、結構酔っぱらっているのにかかわらず、平然な顔して家路に着くことがある。
そして帰宅するやいなや、すました顔して食卓に座る私の目の前に
すっと・・何も言わずにお茶漬けが出されることがあるのだ。(汗)
怒っている様子はなく、むしろ機嫌が良さそうなところがまた動揺を誘う。
お茶漬けに向かって、そっと「これって、どういうこと?」
と、囁いたところで
お茶漬けは何も語らなかった・・・
最後までお読みいただきありがとうございます。読んでくださる方がいる限り、記事を書き続けていきたいと思っております。