ウクライナ過去と現在


ウクライナに東スラヴ人(ウクライナ人およびロシア人のルーツとされている)が最初にウクライナに入ったのは6世紀頃で、ルーシ(キエフ大公国)という国を作り、11世紀には欧州最大の国家となったらしい。

しかしその後はモンゴル帝国、ポーランド王国、リトアニア大公国、クリミア汗国、モスクワ大公国、コサック、オーストリア帝国、ロシア、ソ連、ルーマニア、チェコスロバキア、ドイツなどに繰り返し支配された。欧州での多くの戦争ではウクライナが戦場の中心となり、第二次世界大戦ではウクライナ人の5人に1人が戦死したとも言われている。やじっているバイデン大統領率いる米国が経験したことのない苦難の歴史である。

現在、避難民の多くを隣国ポーランドが受け入れている。歴史的にはロシアがウクライナを繰り返し支配したが、その次に多く支配を繰り返したのがポーランドである。ウクライナをかつて支配したロシアとポーランド。ロシアは今も攻撃、侵略を継続しているがポーランドは助ける側に回っている。この違いはなんだろうか?

過去の暗い歴史が今また繰り返され、ロシアと西側の戦いの主戦場に又もウクライナの国土が使われ、ウクライナ国民とインフラが消費されている。西側の武器援助はむしろ偽善行為に見えてくる。