つい空を見上げる人

HSS型HSPの人。割と社会で生きづらさを感じてきた。でも最近になってようやく自分の良…

つい空を見上げる人

HSS型HSPの人。割と社会で生きづらさを感じてきた。でも最近になってようやく自分の良いところも見られるようになったよ。

最近の記事

時を感じること、感じても良いと思うこと

久しぶりに家族で旅行に来ると、 私だけではなく全員に時が経っているんだなと感じる。 姉の娘息子の成長、父母の老いを感じるのは、 切なくともありがたいことだと思う。 27歳を機に 時に対する認識が変わった。 これまでは、 「早く結婚しないと」 「若いうちに遊ばないと」 「挑戦をしておかないと」 と、 若いうちにやらなければいけないこと、だらけの毎日だった。 「未来がくること」に恐れを抱きすぎて、 今を生きていなかった、と思う。 そして、そういった焦りからくる行動や選択は

    • 影は隠すべきか

      突然寒くなった。 寒空の下で見る月が好きだ。 澄んだ空気が好きだ。 寒いのはとても苦手だけど、 美しい景色は大体寒さの中に宿る。 オーロラがなんとも美しいのも、きっと寒さのなかにあるからだろう。 自分の心と向き合う時間がずっと取れていなかったが、ようやく落ち着いてきたので、 最近の四方山話をつらつらと書いてみようと思う。 今年一年、 組織では大きな変化があった。 人がとても減った。 そのことに対して、私は直近大きな違和感を覚えている。 人が辞めるのは仕方がない。 お互い

      • 言い訳はしてもよい、した方が良いとおもう訳

        朝陽が眩しい。 ビルが朝陽をあびている風景を見るのが好きだ。 朝焼けという言葉が好きだ。 なんであんなにも美しく心が切なくなるのかわからない。 でも、朝陽を浴びることによって、 また今日も生きてみようと思えるのは不思議だ。 先日、大切な人と喧嘩をした。 理由はとてもくだらなかったが、 その時はどちらもどうしようもなくて喧嘩をした。 仲直りをするために、なぜ自分は冷たい言葉を相手に言ってしまったのかを考えた。 相手の態度が悲しかったから 巻き込まれたと思って怒ってい

        • 人を失うというのは、可能性を失うということ

          曇り空は苦手だ。 明るいのか暗いのかわからない空気が苦手だ。 ならいっそ大雨でもふってくれた方が良い。 その方が気も楽になる。 大雨だったら私のこの憂い顔も、多くの傘で隠されるだろうから。 先日夢を見た。 私の大切な人の夢だ。 夢の中でもその人は既に失われていて、 その記憶を辿ろうと必死になる夢だった。 色んな残された者たち、時計、衣服、本、ジオラマ、それらを取り巻く思い出をかき集めて、その人がどのように世界を見ていたかを考えていた。 その中で、気づいたことがあ

        時を感じること、感じても良いと思うこと

          あまりに生きづらいバランス感覚について

          夏がきた 入道雲を見るとそう思う 夏は好きだ 夏の夕暮れは美しい 濃い青から薄い緑や黄色を通り赤に染まっていく この絶妙な色合いが好きだ そんなことを思いながら、 ある時思いついたこのバランス感覚について書いてみようと思う 昔から感じていたこと、言われていたこと生まれた頃からコミュニケーション能力が高いと言われていた ただわたしがやっていたことは単純だ その場を見る中で、「誰が話しすぎで、誰が話し足りないと思っていそうか」 それを見極めて話し足りてなさそうな人にどこかの

          あまりに生きづらいバランス感覚について

          真面目もやすみやすみ

          最近ずっと熱が出る 心は元気だけれど体はちゃんと疲れているみたいだ 色々なことがあるけれど、 毎日ちゃんと生きて、仕事をして、 誰かのためになっている 体が熱を保つのは、 それだけ頑張っている証拠だ 最近、後輩と話す中で、 非常に思い入れのある会社との仕事で、 トラブルが起きてしまったと聞いた 非常に苦しく大変だろう 逃げたくなるだろう でも、 生きていれば 生きてさえすれば 物事はなんとでもなる 手放しに大丈夫なんて言うつもりはない ただ、なんとかはなるのだ 最

          真面目もやすみやすみ

          人から奪うのではなく、自分から愛すること

          最近は眠たい日々が続いていた どうにもこうにも、気力が湧かない 日々忙しく過ぎ去る中、 人との関係性、恋愛、 これからの人生をどう生きるか、 特に20代は「人生の転換期」が何度も訪れることから、悩みもがくことが多いように思う そんな時には、自分の愛し方をわすれてしまう SNSで幸せの正解を見るような毎日の中では、 結果としての成功しか見えないような毎日の中では、 自分が持っている才能や経歴があまりにちっぽけで意味のないもののように思える 誰かのようになりたい なんて

          人から奪うのではなく、自分から愛すること

          休日の朝に雪を踏み締めて歩くということ

          ザクッザクッサクッ 雪を踏み締めて歩くと、心地よい音がする 雪で澄んだ空気に朝焼け、 いつもより車通りが少なく、電車も混んでいない 冬の雪の匂いと、静けさ、一面の白さ、肌寒さとマフラーの暖かさ 冬の朝というのは、どうやらHSPと相性が良いらしい 昨日はこんなことがあった 同じ特質を持つであろう姉に、 雪の写真を送った 「そして、この素敵な世界を、 しらないのかもしれないな」 と打った そこに返信がポツリ 「知っているんだよ。 ただ、深さと濃さが違う

          休日の朝に雪を踏み締めて歩くということ

          自分の内面に意識を向ける苦しさと穏やかさ

          つい昨日、会社で悩むことがあった 自分が大切にしているお客さんのことで、 率直に言うと「任せるのが不安」と言われた。 結局この言葉を言った人も、そこまで大きい他意はなかった事がわかったが、 この言葉を貰ってからの1時間は苦しかった。 とにかく何も手につかない。 「これを言ったから?」 「あの時の行動かな」 「こう捉えられたのかな」 分からない理由をぐるぐる、ぐるぐる考え続け、 自分の粗を見つけ出し、責め続けた。 こうなった時の自分は本当に怖い。 心に突き立てられ

          自分の内面に意識を向ける苦しさと穏やかさ

          朝焼けの時間が好きと言えるということ

          「ねぇみて、空がこんなに綺麗」 夕焼けや朝焼けを眺めるのは、母の趣味だった。 また、そんな母と眺める夕焼けや朝焼けが好きだった。 次第に朝焼けや夕焼け自体が好きになった。 朝と夜が曖昧になり、 陽が落ちているのか登っているのか分からないような時間。 この10分や20分の限られた時間に感動して涙することもあった。 だが長い間、空が好きということを言えなかった。 「アピールだと思われたくない」夕焼けが好きだというと、芸術肌みたいにアピールしているかのように思われるかな。

          朝焼けの時間が好きと言えるということ

          HSPだからこそ、今伝えたいことがあった

          記事を書いてから、 しばらくnoteを更新できない期間があった。 それは異動をきっかけに自分の中で新しい仕事が始まったからとも言えるが、 本当の理由は自分が本当に何を伝えたいのかがわからなくなったからだ。 最初はADHDやHSPであることに、 不安を感じている人へ「社会でもこんな素敵な素質が生きると私は思ってます!」というメッセージを伝えたかった。 でもそれがいつか、 「自分辛い自慢」や「自分に言い聞かせている言葉」に見えて、 何のためにこの気持ちを言葉にすることが分か

          HSPだからこそ、今伝えたいことがあった