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人の意見を鵜呑みにしがちなあなたへ 『知的複眼思考法』

自分の意見とは、本当に自分の頭で考えた意見なんだろうか。
そんな風に感じることがあって、『知的複眼思考法』本を手に取りました。

ツイッターやニュースで触れる意見。「この人が言うならそうなんだろう」「あの人の意見には賛成したくない」ーー。
世間の意見=自分の意見、として確立させてしまうことがあります。

または、自分が出した提案に対して上司からNGが出たとき、「あの人は私よりもこの分野に詳しいし、あの人が言うならそれが正しいんだろう」と、無理やり自分を納得させたり。

でも、その判断って自分の頭でちゃんと考えたのか、問われると不安。自分の考え、意見を伝えたいけど、そもそも自分で考えるってどういうこと?!そんな風に頭を抱えている人は、ぜひ読んでみてください。

当たり前を疑う

「複眼」とは多方面からモノゴトをみること。反対は「単眼」で一方向からしかモノゴトをみていないことを言います。
多方面からモノゴトをみることで、常識、当たり前を疑います。
ある一つの事柄を、右側からみたとき、左側からみたとき、上から、下から、割ってみたとき。
いろんな角度でみると、正解だと思っていたことが間違っていると分かることがあります。その逆も然り。

別視点で問題を見るクセをつける

複眼でモノゴトをみるにはいくつかポイントがあります。

たとえば、ある問題について考えるときに、

1.その問題がクローズアップされることで隠れてしまった問題はないか?
あるなら、それはどんな問題か
(裏側にある問題に目を向ける)

2.その問題が解決したら誰が得をするか?
(問題と利権者を明確することで、隠れていた問題を見つける)

3.その問題が解決したらどんな事態が起こるか?
(問題解決がもたらすメリット、デメリットを洗い出す)

こんな視点でもう一度、問題について考えると、新しい課題を見つけられるかもしれません。

宇多田ヒカルが「誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ」と歌っていましたが、ある人にとって幸福でも、ある人にとっては悲しいことだったり。
みんなの願いがいっせいに叶うことが難しいのだとしても、悲しんでいる人がいるかもしれない、という想像力こそが大切なのだと思います。
話が逸れましたが、21歳でこの曲をかいた宇多田ヒカルって、ほんとすごいですよね。

#コラム #ビジネス #本

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