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レトルトカレーの紹介_おからカレーの開発ストーリー

こんにちは!めどるまです。
本日で5日目となります。

#読んでいるよという声は嬉しいです

さて、本日は、初めて弊社で作った「おからカレー」の開発に関して記載したいと思います。


1、おからとの出会い

食品ロス問題をレトルトカレーで解決するということで、農家さんに訪問して、レトルトカレーのご提案をしたりしている中で「農作物はロスがいつも出るわけでないから、結構苦労するのでは?」と言われることもしばしばでした。

私たちは、食品ロス問題を原料としているため、たしかにそのような見られ方もあるな、と思いました。
ただ、一番はロスが出ない世の中をつくることであり、ロスが出ないことが一番良いです。
「せっかく作ったもので捨てられるのはもったいないので、カレーにして売れる商品に変える」それがMOTTAINAI BATONの在り方だと思っているので、企画ものとして、○○農家のカレーver○○という形で販売したら、商品を作る度に新しいものを提供できるのでそれはそれで面白いなって思いました。

#話が脱線しました

ということで、農作物や未利用魚などは、原料の需要と供給が均等でないので、商品開発(OEM)では課題になっているところです。

ただ、何かの生産工程の中で、発生する食品ロスを活用すると、毎日生産物があるため、年中原料がある状態です。

おからは、豆腐を作れば作るほど、発生する副産物です。

金融機関主催の食品の商品開発セミナーに参加して、日野市にある豆腐メーカーさんと出会いました。
豆腐メーカーさんは、同じテーブルではなかったのですが、豆腐メーカーさんがグループシェアをされていたときに、「豆腐メーカーなので、おからをなんとかしたいです、コラボ先ってありますか?」と皆さんにシェアをしていました。

おからって聞くと、「おからクッキー」「おからドーナッツ」とお菓子での販売は一般的で、そういうコラボもできるよ!と声かける事業者さんがいる中で、司会者の方が「これはあうの?ってものもあれば会場の中でシェアしてくだい」とのことでしたので、

・カレーにしたらどうですか?

と声をかけました。

私の中では、どの食材にもあうカレーなので、違和感なく「こういうものも面白いかもな!」と思っての発言でしたが、会場では少し笑い声が聞こえました。

#たしかにおからとカレーってどうなのと思いますよね

その後、名刺交換と実際に、豆腐メーカーの拠点である日野の事業所に訪問させてもらいました。

昭和45年創業の豆腐メーカーで、多摩地区の中では名が通る豆腐屋さんでした。

#調べたら知名度にびっくりでした


とうふ処三河屋さんの店舗風景

実際のおからは、無料で配布していて、試作品としてかなりの数を持っていきました。

おからが無料なのはびっくり!


三河屋さんでは1日に約100キロ近いおからが発生しており、卯の花やドーナッツなどで活用していています。
#企業努力

おからドーナッツなど
豆腐もとても美味しいです

国産大豆100%で消泡剤など使用しない豆腐なので、おから自体も大豆本来の甘さを感じてとても美味しいです。

お話しを聞いていくうちに、これはチャンスだと思ったのと同時に、私自身おからについて知らないなと思い、調べてみました。

2、おからに関して調べてみた

日本豆腐協会「食品リサイクル法に係る発生抑制」(2011年12月2日資料)において、おからの生成は年間約66万トンに上ります。おからの利用形態は、飼料用が65%、肥料用が25%、その他が10%です。その他の5~9割(約3〜6万トン)は廃棄されています。

食用は1%しか使われていないので、本当にもったいない食材です。

また、おからは栄養価が高く、豆乳や豆腐に豊富に含まれるたんぱく質や食物繊維、マグネシウム、カルシウム、ビタミンB2などの栄養素が多く含まれます。

栄養価があるのに、捨てられているってもったいないなと思いながら、活用方法って難しいのか、、、と調べてみて思いました。


3、試作品作りは結構難しかった

おからに関しては、お菓子やおからパウダーなどの活用方法はあるけど、おから×レトルトカレーは前例がないので、受け入れる工場がなかったです。

私自身、元々製造メーカーで働いていたわけでもないので、1件1件レトルトカレーの裏面に書いてあるメーカーに聞いては、断られて、OEMの了解は得たけど、「おからは出来ないですね。。。」と言われたり、受け入れの工場選定に苦労しました。

その中で、できる受け入れる工場が見つかって、試作を出してみました。

おからカレーの試作 1回目の写真

おからの甘みとスパイス感が相まって、初回でも好印象でした。

その試作品をもとに、三河屋さんでも食べてもらい、三河屋さんも「まさかカレーになるとわ。。。」とお話しされていて、びっくりしながらも、食べると「美味しい」と評価を頂いたので商品化に移りました。

試作ができて、同時並行でパッケージも考えていて、今回は王道に、

・カレーの写真あり、小道具あり

のパターンで行こうと思いました。

??という方はこちらのnoteをご覧いただけると

・カレーの写真あり、小道具あり

の意味が分かると思います。
▼note

ラフ案もキャッチコピーからデザインいくつか出してもらいました。
このラフも色々な角度から何度も何度も修正をお願いして(初めてだったので、指示の出し方もわからなかった)おりまして、かなりデザイナーに苦労をかけました。

最初のラフ案 全然違うなって思いました笑

最終的には、こちらのパッケージとなり、力強さもありながら、カレーの美味しさも表現できるパッケージなったなと思います。

実際のおからカレー第一弾の商品パッケージ 


4、初回販売はクラウドファンディングを活用

実際にどれくらい売れるかわからないのと、どれくらい作ったらよいかわからず、認知度をあげるためにはと考えたときに、クラウドファンディングを活用しようと思いました!

クラウドファンディングは、ライター、カメラマン、動画撮影者、デザイン屋さんとチームを組んで行いました。
#めちゃくちゃ頼もしかった

最近、カメラマンの方とお会いしたときに、「そっかちょうど1年前になるのか」と当時のクラファンのことを懐かしく話しておりました。

#ありがとうございます

動画撮影の風景 もっとわちゃわちゃしておりました

文面も、おからの特徴を伝えるのか、もったいないを無くすプロジェクトを伝えるのか、それでもない別のものを伝えるのかなど、この文面も3~4回くらい構成も文面も変えてもらいました。

様々なお力を借りた結果、約130万円、243名の方にご支援いただき、おからカレーの販売がスタートしました。


メディアにも取り上げてもらえて、食品ロスの関心が高まっているなと思いました。

ライブニュースイットで放送されました


5、タイガーファンディングで厳しい言葉をいただきました

メディアで取り上げてもらえたり、販売数量も伸びていき、もっと事業拡大をしていきたいなって思っとき仁、YouTubeで話題になっていた、令和の虎に応募し、まさかの出演することになりました。
ここでは、新しいレトルトカレーを作るプロジェクトとして、出資をしてもらうことを目指していたいのですが、このおからカレーを自社の商品として出したところ、かなり厳しい声をもらいました笑

詳細はYouTubeを見てもらえると嬉しいです。

#実は枕詞は美味しいという言葉との後に厳しい言葉がありました
#収録語は激励の言葉をいただいてとても嬉しかったです

6、おからカレーはリニューアルします

そんなおからカレー、2022年はリニューアルをいたします。
#パッケージも変更です
#現状のカレーも残すか検討中です
#食べ比べとして活用したい

現在のおからカレーは、豚肉のキーマカレーにおからを入れたカレーとなっていて、ここから最終的には、ビーガン対応のカレーとして進化していきたいと思っております。

リニューアルは、グルテンフリーで有機野菜を使う、そして、無添加(保存料・着色料・化学調味料不使用)のレトルトカレーになりました。
#脂質が50%オフなのはすごかったです

福岡にある、からだ想い屋さんという無添加専門のネットショップを運営されていてからだ想い屋さんの監修で商品開発をお願いしました。


無添加・グルテンフリーって味気ないとか、塩味が少ないとかあると思いますが、このカレーは調味料がよいからなのか、しっかりと旨味があり、食べれば食べるほどおいしさを感じるため、使う食材でここまで変わるのか!ととても勉強になりました。


リニューアル商品は、10月下旬に発送予定のため、まだの方はぜひ予約をポチっとしてもらえればと思います!


7、最後に

ということで、おからカレーってまだ1年なんだと振り返って思いました。
バトンカレーの代表商品であるおからカレーなので、自分自身楽しみながら商品開発をしていきたいと思います。

明日は、ズッキーニカレーのストーリーをnoteに記載をします。


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