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(9/21 18:00分)「FOMC直前」引け後情報

FOMC直前

先日の欧米株安もあって、本日の日本株は開始から軟調でスタートしました。
10時半頃にはさらに下げ幅を拡大し、日経平均は一時400円弱の下落となる場面があり、そこから多少下げ渋る動きをみせましたが、戻りも限定的となりました。大引け直前ではプーチン大統領がロシア国民向けの演説の中で部分的な国民の軍事動員についての発表したとの報道があり、大引け直前というタイミングでの報道かつFOMC直前のポジション解消の両面があってか、日経平均やTOPIXはラスト3分間の中で大きく下がり、TOPIXに関しては安値引けとなりました。

マザーズ指数に関しては3営業日続けての下落となりました。FOMCの直前という環境のほか、個人投資家に人気のあったダブル・スコープの連日のストップ安による投資家心理の悪化や追証対策のための個人投資家が好んで動かしている銘柄の換金売りなどの影響がどの程度あるかが気になるところです。

マザーズ指数に関してはこれで終値としては今月の安値をつけ、7月の下旬に回復した700ポイントに近づいているために、ここを耐えられるか今後の動きが気になるところです。
日経平均株価も終値としては今月の安値となり、27000円を回復した7月下旬以来の水準となっています。

資料を自分でみるならば

明日の早朝にはFOMCの結果が出て、注目されるドットチャートなどの金利や景気見通しが出されます。その資料に関しては通常通りならばFRBのホームページにアップされるはずです。
もちろん英語の資料にはなりますが、パウエル議長の会見を含め、自分の目や耳で情報を得られるようになっていくと便利です。
特にパウエル議長の会見に関しては「パウエル議長が〇〇と発言」という形でまとめられがちですが、質疑応答などでは質問内容や質問の仕方によってニュアンスが異なることも多くあります。(日本でいえば6月の日銀政策決定会合後の黒田総裁の会見では円安の進行などをきっかけにしてか異質な記者の方が多く、妙な質問も多かったのは会見を見た方なら覚えているかと思います。やはり質問内容とともに確認しておきたいものです。)

明日の注目ポイント

まずはともかく早朝には結果が出ているはずのFOMCを受けての動きに注目したいですし、国内としては日銀決定会合の結果と、それを受けた為替の動きにも注目が集まりそうです。
また明後日は休日のため、連休前の一日ということもあり、引き続きアメリカでは金曜日も動きが出るか気になる中でどういった引け方をするのかも気にしておきたいところです。

また先程も述べた通り、プーチン大統領の気掛かりな演説がありましたが、それをきっかけにユーロドルもユーロ売りが進むなど反応があり、16時頃からスタートした欧州株が軟調スタートした要因の一つにもなっているかもしれません。
今後の地政学的な動きも忘れずしっかりとチェックしていこうと思います。

※余談

見出し画像を少し変えてみました。
夕方のnoteではその日の日本株の指数が軟調/堅調だったとき(主観ですが)、朝のnoteでは米国株の指数が軟調/堅調だったときで使い分けておいて、後に見返した時に「やたら指数が強かった(弱かった)時期はいつだっけ」とか「あのイベントの後は指数はどうなったっけ」と思いながら過去記事を掘り起こすときに多少便利になればいいなと思っています。
ただ元気が無さそうにしている犬が少し気の毒で、できれば元気な姿がたくさん見られればいいなと思います……

指数・今後の重要イベント

9/21 終値
日経平均株価:27313.13 (-1.36%)
TOPIX:1920.80 (-1.36%)
マザーズ:710.26 (-2.43%)
スタンダード市場TOP20:939.86 (-1.20%)
グロース市場Core:821.42 (-2.28%)

イベント
9/20 (火):FOMC(~9/21 日本時間22日早朝にパウエル議長会見予定)
9/21 (水):日銀金融政策決定会合(~9/22 22日に黒田会見予定)
9/23 (金):秋分の日 日本休場
9/23 (金):米9月PMI 速報値
9/27 (火):米8月耐久財受注
9/28 (水):配当・株主優待 権利付き最終日
9/30 (金):米8月個人所得・個人支出・PCEデフレーター

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