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世界最高のチーム/ピョートル・フェリクスグジバチ

 イケてる起業家や意識高い系ビジネス人界隈では当たり前のアプリ、“News Picks”(褒めてます)のYouTubeで、著者のピョートルさんがチームに関するインタビューを受けている動画を見て買ってしまった本。

“Google流「最小の人数」で「最大の成果」を生み出す方法”、と表紙にデカデカと書かれているこの説得力の重さ。

私、10代の頃からチームという言葉が大好きで、ボロボロになりながらも肩を組みながら戦いぬく感じが凄い好きだった。(はい中二病です)

同じ方向を向いている人が集まる事で発揮するエネルギーは無限大。不可能なことも可能にできる。そんな事をもっと強く確信させてくれる本。


↓以下、グサリポイント。

・良いコーチとは、「お前、これやれ」などと指示命令する事ではない。例えば「最近どうですか?」「今日は少し時間をとって色々お聞きしたいですね。うまく行っていること、もう少し力をいれなくてはいけない事、一緒に整理しましょう」という対話ができる事。

・どんな人であっても「目の前にいる人は良い人」と考える。

・愚痴はチームの事を気にかけている証拠。実はすごくチームを良くしたいと思っている。愚痴も言い換えれば直したい、改善したいと常に考えているから。愚痴の中にあるチームの改善に役立つメッセージを見落とさずに良くするチャンスとして歓迎すべき。

・チームのメンバーとマネージャーの関係というのは「仲間」。チームの中で完璧に振舞おうとするマネージャーはそう考えている限りメンバーと仲間にはなれない。

・前向きなエネルギーで答えてもらえる質問をするには委縮させない。正しい答えなどなく、正当化する言い訳をしてしまうような聞き方をしない。

・メンバーが自発的に会社のビジョンに向かって日々業務を実行できてなおかつ自発的にアイデアを出して実行できるようにして、最終的に自己実現できるように育んでいくというのがマネージャーの仕事と言えるでしょう。

・モチベーションが上がりやすい状況。①目的・・意味があると想えているか?②熟達・・新しい事を学べているか?③自主・・選択肢が増えているか?

・各メンバーに「自分の事を見てくれている」「やりたい事をやらせてくれているいい会社」と思ってもらえれば優秀な人材の流出も防ぐことができる。こんな風に考えられないマネージャーはハッキリ言ってマネージャー失格。

・リーダーの仕事とは簡単に言えばメンバーがまた明日も仕事をしたいと思ってくれる様に個々と接することに尽きる。



特に最後の一文は凄く刺さった。チーム中で私(リーダー)はどうやってメンバーが輝ける様にフォローする事ができるか、不安なく自分のやりたい事を好きなようにやらせてあげれるか、メンバーにいかに点を取らせてあげられるか。成功をたくさん作ってあげられるか。

毎日悩みながら、気付きを得ながらメンバーと関わっていきたいなあ。


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