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今の時代に求められる指導者の関わり方

こんにちは
スポーツメンタルコーチの高橋基成です

先日、日本バスケットボール女子日本代表HC恩塚亨さんの「選手をその気にさせるコーチング」という記事を見ました。詳しくはこちら

上からガンガン指示する指導スタイルを貫いていた恩塚さん。大学で指導されていた時に3連覇。素晴らしい成績を収めながら、「優勝した時に誰も笑顔を浮かべていない。優勝したのに、喜んでいない、愕然としました。」(中略)「みんなバスケが好きだから始めたはずなのに、常勝が続くと、失敗を怖がり、ワクワクしなくなってしまう。コーチング手法を改めようと考えました」とありました。

常勝チームを作る手腕は素晴らしいと思います。スポーツをやるからには、やはり「勝つ」ことを目標とします。その手法については、選手の気質や時代に合わせて少し変化させていくことを求められているのかもしれません。

選手の人生に影響を与える

指導者の皆さんが現役でプレイされていた時、どのような指導者さんと出会い、指導を受けてこられたのでしょうか。時にはスキルやテクニックだけでなく、人生の教訓なども教わってこられたのではないでしょうか。

皆さんが多くの指導者から影響を受けてきたように、その熱意ある指導は、目の前の選手たちに大きな影響を与えていきます。時には、何気ない一言が、選手の人生を変えることもあります。

意図して体罰を与えている指導者はいない

今、指導者の体罰が度々ニュースになり、指導者の選手への関わり方、指導のあり方が問われています。体罰や暴力などのニュースを目にする時に、私は複雑な思いになります。

手を上げることは絶対にしてはいけない行為と分かっていながら、なぜそのようなことが起こってしまうのか。

もしかしたら「結果を強く求められるプレッシャーや世間の目」に指導者本人が悩まされている場合もあるでしょう。

または、最近の子供たちとの関わり方や気持ちが分からず、つい感情的になってしまった方もいるでしょう。

もしかしたら、ご自身が若かりし頃に巨人の星のようなスポ根漫画のような厳しい指導を受け、「今の自分は厳しくすることで成長する。人としても成長できる」という自らの体験から「手を出すことは悪いことじゃない」という価値観が出来上がったのかもしれません。

そのスポーツが本当に好きで、情熱的で、選手たちのために一生懸命全力を注いでいる指導者の皆さんだからこそ、その理想と現実との差に大きなストレスを感じ、感情を抑えられず、起こってしまったことも多いのだろうと思います。

私も、ろう学校で野球指導をしている時、選手に厳しくあたり、選手を悲しませてしまうこともありました。「野球を辞めたい」と思われてしまったこともありました。指導者の皆様の苦悩を、私自身も味わったことがあります。

時代にあった方法とやり方を

もちろん、体罰・暴力を使った「指導」「行為」は絶対に止めるべきです。
「愛」があれば、殴っていいのかというとそんなことはありません。

少し切り離してみて欲しいことは、「選手を傷つける行為」は許してはなりませんが、熱意をもって真摯に選手に向き合っている指導者の情熱は尊重されるべきだと思います。

エネルギー感をもって多くの選手に関わっている指導者のその情熱、愛が正しく伝わり、選手の成長と結果を引き出す今の時代に合わせた「方法・やり方」「選手との関わり方」を、ブラッシュアップしてみませんか?

選手が日々皆さんを信頼して練習に励み、日々成長しているように、皆さんもまた選手の信頼と可能性を引き延ばすメンタルへのアプローチ方法、関わり方を一緒に深めていけることを楽しみにしています(^^)

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日程
DAY0  4月12日(水)20:30~23:00
DAY1 5月17日(水)20:30~23:00
DAY2 5月31日(水)20:30~23:00
DAY3 6月14日(水)20:30~23:00
DAY4 6月28日(水)20:30~23:00
DAY5 7月12日(水)20:30~23:00
DAY6 7月26日(水)20:30~23:00
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WINGIFT スポーツメンタルコーチ
高橋基成
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