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マイナースポーツの救世主「関係人口」とは?

おはようございます。
『HADO』生みの親をやらせてもらっています。本木です。

僕のnoteを読んでくれている方は、「HADO界隈」「マイナースポーツ界隈」「スポーツビジネス界隈」「eスポーツ界隈」などの方かなぁ、と勝手に想像しているのですが、おそらく誰もが自分の「界隈」の人を増やしたいと漠然には思っていると思います。

例に漏れず、僕もARスポーツ『HADO』の界隈の人を増やしたいと思っています。
「界隈の人」ってふんわりしていますが、競技者だけではなくて、大会運営スタッフや、スポンサーしてくれる方、大会に何度も観に来てくれる方も「界隈の人」です。

さて、今朝はそんな「界隈の人」を増やしていく上で重要な「関係人口」と
いう考え方について書いてみます。

この「関係人口」という考え方は、地方創生の分野では注目されているワードなんですが、それってそのまま「マイナースポーツ」のシーンにも当てはまると思っています。

そもそも「関係人口」って何?

前述したとおり、「関係人口」とは地方創生の分野で2017年頃から使われ始めた概念だそうです。

この人口減少社会の中で、地方の過疎化は進行し、労働力不足や消費不足が深刻です。
そこで、地方はなんとかして「移住」してもらおうとありとあらゆる手段を取ってきたのですが、どうやらなかなかうまく行っていない様子。

そんな状況の中、果たして「移住」だけが労働力不足や消費不足を解消する答えなのか、という中で今の時代にマッチした新たな答えとして「関係人口」という概念が出てきました。

総務省の「関係人口ポータルサイト」の図を引用させて頂きますと、

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このように、「関係人口」とは、交流人口(観光)以上、定住人口(移住)未満の人達という事になります。

「交流人口」の人達は言ってしまえば「一見さん」。もちろん観光で地域にお金を落としてはくれますが、継続的に地域の発展に貢献してくれる訳ではありません。

一方「関係人口」は図を見てもらえば分かる通り、「交流人口」よりも、その地域に対する「想い」が強い人達です。
その「熱い想い」は、短期的ではなく、中長期的な地域への貢献に繋がります。「地域のサポーター」と言ってもいいかもしれません。

人口がどんどん減少していく日本で、移住先として選んでもらうというのは、非常に難易度の高い課題です。
それであれば、移住はしていないけれど、地域と関係性の強いサポーターである「関係人口」を増やすという考えは正しいように思えます。

これってマイナースポーツにもそのまま当てはまるよね

その「関係人口」を増やすという考え方ですが、そのままマイナースポーツにも当てはまりませんか?

人口減少社会に於いて、マイナースポーツを選んでもらうというのはどんどん難しくなっていきます。

ただ、一方で「働き方改革」や「技術革新」によって人間の暇な時間は増えていきます。
また、多様性が叫ばれている中、一つの「肩書」に留まるという固定概念は壊れつつあります。

そうなってくると、マイナースポーツにもこの「関係人口」を増やすという考え方は正しいように思えます。

一つの競技にフルコミットするわけではないが、「熱い想い」を持ちなにか力になりたいと思ってくれる「競技のサポーター」が多くいれば、普及や発展のためにできる事は本当に沢山増えます。

『HADO』で言えば、地方での「HADOアカデミー」や大会の実施もやりやすくなりますし、動画などのコンテンツも桁違いに増えていくはずです。

最後に

では、一体どうやったら「関係人口」を増やすことができるのでしょうか。

「定住人口(移住)」を増やすほど難易度が高くないかもしれませんが、「関係人口」もその地域(競技)の熱烈なファンになってもらわなければなりません。

そのあたりを次回以降、「地方創生」の好例を参考に何回かにわたって書いていこうと思います。

では、今日も一日がんばっていきましょう!


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