
警察学校に入るとほとんどの人が恋人と別れてしまう理由。それを防ぐために知っておくべきこと
警察学校では、私も含め、ほとんどの人が恋人と別れてしまいました。
このnoteは、
・私がどのような経過で恋人と別れることになったのか
・これから警察学校に入る人が、私と同じようにならないためには何をすべきか
・恋人を警察学校に送り出す人に知っておいてほしいこと
について書いたものです
警察学校に入ってみると、生活の激変は想像以上でした。
付き合って3年、同棲して一年以上の彼女でしたが、入校してから彼女の気持ちが離れていくまであっという間でした。
ただでさえ慣れない警察学校で大変な時に、心の支えであるはずの彼女の気持ちが離れていくのは本当につらい追い打ちでした。
これから警察官になる人とその恋人には、あのような思いはしてほしくありません。
そこで私たちの失敗や教訓をお伝えするのがこのnoteです。
本編有料部分の項目です
このノートは大きく二つの内容に分かれます
前半は、彼女と別れるまでの経過の話
後半は、経験を踏まえてこれから同じ道を歩む人たちに伝えたい教訓編
大きく前半後半の2部構成になっています
ではここからが本編になります
1、警察官試験に合格し警察学校に入ってから、どのようにして彼女と別れることになったか
このnoteの前半部分になります
私が警察学校に入ってから、彼女と別れることになるまでのいきさつです。
(1)警察官試験に合格した時は喜んでくれた彼女
私が警察学校に入校する時、すでに付き合って3年くらいになる恋人がいました。
名前はあやかとしておきます
警察官採用試験に合格した時、彼女は喜んでくれました
「これで生涯安泰の仕事に就けたね。大変な仕事だろうけど、困っている人や弱い人を助ける立派な仕事だね」と言ってくれました。
しかしすでにこの時、彼女には不満や不信感があったようです。
それについては教訓編のところで
私としては、あやかも心から喜んでくれていると思っていました
(2)入校当日、警察学校の最寄り駅までついてきてくれて別れ際に泣いてくれた
彼女警察学校に入校する当日、大荷物を抱えてあやかと警察学校の最寄り駅まで行きました。
電車を降りて、「じゃぁ行ってくるね」と言ったら、普段めったに泣くことのなかった彼女が「待ってるから。」とだけ言って、泣き始めてしまいました
私は驚きました。
私としては、しばらくは会えないけど、1ヶ月経てば週末は帰れるようになることがわかっていたので、そこまで悲しくなる気持ちではありませんでした。
それまでも私たちは平日に会うことは少なく、会うのはほとんど週末だけでした。
でも送り出す方としては、何か遠くの世界に行ってしまうような寂しさや不安があったようです。
しかし、ここで泣かれてしまうと私の方もつらくなります。
これから誰も知り合いもいないところに一人で行く寂しさに加えて、さらに悲しい気持ちになります。
それに警察学校に着いてからもその気持ちを引きずって、電話をしたくてたまらない気持ちになったり、彼女が大丈夫かどうか不安な気持ちになります
ですので、これから同じような場面を迎えそうな人たちには、例え寂しさや不安があったとしても、泣いて送り出すのではなく「こっちも応援して待ってるから、しっかりがんばって来い!」と力強く送り出してあげてほしいと思います。
(3)長いお別れ期間の始まり
こうして警察学校に入校したわけですが、入校すると携帯電話は取り上げられるため、唯一の連絡手段は公衆電話からの電話になります。
さらに入校から1ヶ月は自宅に帰ることができません。
とにかく最初の一ヶ月が一番つらい時期になります。
あやかと唯一繋がれる連絡手段は公衆電話だけでした。
今の時代、公衆電話から携帯電話に電話したことがある人はおそらくほとんどいないでしょう。
公衆電話から携帯電話に掛けると、驚くほど料金が掛かります。
千円分のテレフォンカードなどあっという間になくなります。
でも公衆電話だけが恋人との命綱ですので、それでもひたすらテレフォンカードを買います。
警察学校のテレフォンカード券売機はおそらく日本一テレフォンカードが売れるところではないでしょうか。
よく売り切れになっていたくらいです。
私も何万円使ったかわかりません。
(4)公衆電話での連絡でやっかいなこと
① 料金が高額であること
公衆電話から携帯電話に掛けると本当に高額です
LINEができれば全部無料なのに、と思いますが、これしか連絡手段がないので、お金を注ぎ込むことになります
② 折り返しがもらえないこと
私にとってもっともつらかったのがこれでした
公衆電話は一方通行です
こちらからかけて、向こうが出る
この一方向だけです
相手が携帯電話で公衆電話にかけてくることはできません
そのため、相手が出なかった時に、折り返しをしてもらうことができないのです
こっちとしては待ちに待った電話でも、相手が必ず出られるとは限りません
電車に乗ってるかもしれないし、お風呂に入ってるかもしれない
でも、その時を逃すと折り返しはできないため、もうその日は電話できないのです
私もそういうことが何度もあって、そのせいですごくイライラしたりもどかしい気持ちになりました
さらに、少しずつあやかの態度が冷たくなっていってるような気もしました。
最初は電話を掛けると嬉しそうだったのが、少しずつそうではなくなっていってるような気がしました
私が電話できる時間は、彼女がちょうど帰宅している電車に乗っている時間と重なることがよくありました
こんなことを言われたこともありました
「電話するために乗る電車を遅らせたりしてて大変。折り返しもできないし毎日電話くれなくてもいいから」
なんだか彼女の気持ちが離れていってるようで、不安でたまらなくなりました
でも、入校から1ヶ月後にはまた会える
会えればまた元のようになれるはずだ。
それだけを心の支えに、必死に必死に耐えました。
(5)待ちに待った初めての帰宅日。
ついに入校から1ヶ月が経って、初めての帰宅の日を迎えました。
実はこの初帰宅の時も、警察学校からはとてもめんどうな拘束を受けます。
帰宅先として認められるのは実家や家族の家だけなのです。
さらにどこに帰宅するか、住所も含めて書面に記載して提出させられます。
さらにさらに提出だけでは終わりません
休日中も監視・確認されるのです
提出した帰宅先に帰っているかどうか確かめるために、家に着いたら自宅の固定電話から警察学校に電話するように言われるのです。
さらに、教官から抜き打ちで家にいるかどうか確認の電話を入れることもあると言われました。だから初帰宅の日の夜は外出せずに自宅にいるようにとのことでした。
(実際に電話された者もいたいようでした)
このような意味不明な監視もあるため、帰宅後に警察学校に電話だけしてさっさと外出というのも危険なわけです。
恋人がいる人は誰だって初帰宅の日は一緒に過ごしたいですよね。
ずっと我慢してきて我慢の限界に達してるわけです。
それなのに初帰宅の時まで我慢させようなんて、本当にストレスがかかります。
私は我慢なんてできないのでもちろんこんな規則は破りました
一度は実家に帰って警察学校に「帰宅しました」と電話を入れました。
しかし、どうしても今日はあやかに会いたい。
思いっ切り激しいのをやりたい。
でも教官から確認の電話があった時に、自宅にいなかったら大変なことになる。
両方の気持ちの狭間でとても悩みました。
しかし、やはり私は規則とかに従順に従える方ではありませんでした。
きっと実際に教官から電話が来ることはない、と賭けに出てあやかに会いに行きました。
親にも協力を頼みました。
「もし警察学校から電話があったら、スポーツクラブにトレーニングに行ってるって言っておいて。そしてすぐに連絡をくれ」と言っておきました。
(6)ついに1ヶ月ぶりの再会
いろんな困難を乗り越えて、ついにあやかの住むアパートにたどり着きました
その時の私の野獣っぷりについて詳しくはこちらの記事で↓
→人生最長のオナ禁期間を記録した警察学校最初の1か月と、それに耐え抜いてついに彼女のもとへたどり着いた時←
そしてその夜は1ヶ月ぶりに彼女と会って過ごしました。常に教官からの電話にはおびえていましたが、やはり久しぶりに会えたのはとても嬉しかったです。
その時は、あやかも嬉しそうで、この1ヶ月間電話で感じた疎外感はなくなっていたように感じました。
これからは毎週末帰ってこれるし、もう大丈夫かなと思いました。
こうして日曜日の夜に再び警察学校に戻りました。
(7)入校中にやってきた彼女の誕生日。私が感じてた不安は間違いではなかったことを確信
初帰宅から半月後くらいにあやかの誕生日がありました
そして、その時に起きたことが私の不安をさらに確信的なものにさせました。
あやかの誕生日は平日でした。
私は警察学校から出られないので、当然その日は会えません。
そのため私は事前に、誕生日当日にあやかの自宅に花束が届くように注文しておきました。
驚かせた方が喜ぶと思いあやかには黙っていました。
誕生日当日、19時頃にはあやかの家に花束が届いているはずでした
彼女の反応を楽しみに、21時頃に電話をしました。
あやかは電話に出ました
しかしいくら話してても、花束のことを何も言ってきません。