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先進国から後れを取っていく会議の多い日本

こんにちは、MOTOです。


ビジネス系YouTuberのチャンネルとかを見ていると

「日本はかなり終わっている」

という論調がよくみられます。



果たしてこれは本当なのでしょうか?


一つの指標になるのは、世界の時価総額企業ランキング


ダイヤモンドオンラインのデータを参照してみると

平成元年にはトップ50に32社

平成30年にはトップ50に1社


と、劇的な減少をたどっているようです。

確かに「今日本国内にある世界に通用する企業は??」

と聞かれると


「トヨタ…」

で、止まってしまいます。


こうなった原因は色々とあると思うんですが

私はその大きな一端として

「会議が多いから」

という事が挙げられると思っています。


なぜ会議が多いとダメなのでしょうか?


会議は何かしらを決定する場なわけですから

しょっちゅう会議を行っているという事は
会議を行わないと決定できない事案が多い


つまり、個人の決裁権が極めて弱いということ。


そして、個人の決裁権が極めて弱いという事は
何かを決定する際にいちいち会議にかけなければ終わらないので

決定に時間がかかるという事を指します。


つまり、会議が多いという事は

”仕事がめちゃくちゃ遅くなる”

という事を指しています。


もちろん、会議に出ている時間の無駄もありますしね。


昔は、時間がかかっていても、質のいい物を作っていれば
評価されていた時代ですが

今はどの会社でも質のいい物を作れるようになりました。


昔は「上手いラーメン屋はここ!」

というところがありましたが

今はどこのラーメン屋さんに行っても美味しいですよね。


世界中がそんな状態になっているわけです。



そうなると、一杯のラーメンを作るのに20分かけるお店よりも
5分で出てくるお店の方が儲かるのは明らかですよね。


となると、時間がかかる分、単価を上げなくてはいけないのですが

ここで、個人の決裁権が極めて弱いという弱点が再度出てきます


個人の決裁権がなく、上の人達が複数人で決める訳ですから
ユニークな商品は全くでなくなります。


個人が「このアイディア面白い!!」と思っても

いやいやそれじゃ常識外れになっちゃうでしょ??


という感じでつぶされてしまうので

無難な商品しかできない。


無難な商品しかできないという事は

差別化が図れないので、値下げ競争に巻き込まれる物しか作れない。


となると、結局のところ

「気合いと根性で乗り切るしかない」

という結論に達して生産性がどんどん悪くなる。


これが会議王国日本の現状だと思っています。


私はアメリカ人の知り合いがいますが
その人はアメリカの会社に籍を置きながら
普通に日本で働いています。

それでも十分に働けるんですよね〜
(もちろん業種によるところもありますが)


その人と話をすると

「日本人ってなんでこんなに効率悪く働いているのか分からない」

というような事を言ってきます。


私はこんな時代だからこそ
個人で働く人にチャンスがあると思っています。


私のブログやYouTubeなんて、日々失敗を繰り返しています。

だけれども、普通の会社と比べると圧倒的に速いんですよね。


「こういう企画をやってみたい!」と思ったら今日中に実行していますからね。

多分、普通の会社だとこうはいきません。


まず企画の時点でチャチャが入って没になることがあるだろうし

企画を通していざ実行するまでに膨大な時間がかかるはずです。


このスピード感では他の人に負けてしまうし

誰でも思いつきそうな普通のアイディアしか生まれなくなって
誰にも注目されない人になってしまいます。


世界の変化が日本のスタイルとかけ離れていった上で
日本が全く変化できていない

という状況だといえますね。


この状況を象徴するのが「会議」だと思っています。


無駄な会議は無くしたいですよね。

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