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結婚とパートナーシップ (を肴に、昼呑みしましょうという話)

いきなりですが、皆さんにとって、「結婚とパートナーシップ」って何ですか?

1. 私の結婚観の変遷

私はというと、どうにも「結婚」という制度であり概念に懐疑的でした。私と弟が幼い時に両親が離婚していることもあって、紋切り型の「結婚」というものが、必ずしも安全を約束しないことが身体に刻み込まれているからだと思います。

20代の頃のキャリアイメージを思い返してみても、生涯独身で死ぬ気満々でした。死ぬまでの間に、何回か事実婚的なパートナーシップを経験しながら、閉じた結婚という関係性よりも、家庭や職場ではない第三のつながりを形成しながら、仕事を愛して旅するように働き、世界のどこかの街で老いて人生を閉じるものだとばかり思っていました。

2. 結婚を選択するということ

しかし、気づいたら夫になり、父になっていました。
もっと正確に言うと、夫になり、父になることを選択していました。

古くから自分を知る友人はじめ、色んな人から「一生独身か、結婚しても40-50代だと思ってた」と驚かれましたし、驚かれたことについては、そりゃそうだよな、と納得するばかりでした。逆に、結婚以降に知り合った人は、私が日本橋や渋谷を拠点に馬車馬のように働き、宵越しの金を持たぬ勢いで呑み歩き、遊び歩いていた時代をご存知でないと思います。

まさに、結婚前の私は、自他ともに認める「永遠の旅人」として、結婚という制度やそれにまつわる世間の囚われを否定しながら、独りで生きていくのだと思っていました。

3. 「永遠の旅人」は、何故結婚したのか

さて、そんな「永遠の旅人」と思われていた男は、何故結婚をしたのか。

あえて答えるとすれば、今の妻とのパートナーシップが、お互いの人生を豊かにするための「安全基地」であり、「一緒に人生という旅を豊かに出来る」と思えたからです。

最近、「心理的安全性」という言葉がビジネスの世界で話題になっていますが、これがまさに、結婚やパートナーシップにおいても第一義的に大切だと思っています。自分の弱さや限界、ダメなところも開示して、本当になんでも話し合って受け取りあえる関係性が大切で、安心安全な関係性があるからこそ、お互いの人生の旅を一緒に楽しんでいける。

お互いを支え合うパートナーシップをより強固で継続的で、豊かなものにしていくために、結婚という制度が魅力的であるならば使えばいい。そういう風に思えたことが、「永遠の旅人」が結婚をした最大の理由です。

4. 結局、自分に正直であること(Authentic Self)が大事

私のような自分の世界観・価値観が強い人間にとって、制度としての結婚や、「何歳になったら結婚しているべし」といった世間のアタリマエは微塵も意味をなさず、とかく同調圧力の影響を受けがちな会社員時代は控えめに言って辛かったです。

そんな時代を経験しながらも、今のパートナーと出会えたのは、自分に正直であり続けたからだと思っています。嘘をついたり格好つけないで、本当の自分自身(Authentic Self)に気づくこと。そして、本当の自分自身であることを大事にして日々の選択を重ねていると不思議な引力が働いて、お互いの凸凹を受容し、支え合える人と引き合わせられるものなんだな、と感じています。(自分の場合、今のパートナーとは、自分がこれだと信じられることで独立開業してから、仕事を通して出会いました。スタンド使いは引かれ合う、みたいな話に似ているのかも知れません。)

5. 3/30(土) 「婚活とパートナーシップ」をテーマに昼呑みしましょう!

以上、つらつらと語ってきましたが、3/30(土)に「結婚・婚活」「パートナーシップ」といったことをテーマに、お酒(とソフトドリンク)片手に語るイベントをやります!

スナックをモチーフにしたこのイベントでは、「人となりを知ることから始まる出会いの場 hitotonary」を主宰されている鎮目彩子さんと、長谷川奈月さん(私のパートナーです)をゲストに、「自分たちらしいパートナーシップってなんだろう」といったことを掘り下げます。即興結婚相談所コンテンツもぶっこんでいく予定です。

ゲストの鎮目さんからは「現在、パートナーを探している方もぜひ来て下さい」というお声を頂いていて、ひょっとしたらこの場で、思わぬつながりが生まれるかも知れません。(怪しい場ではないので、ご安心ください。)

今のところ、こじんまり、ゆるりとやる予定ですので、パートナーがいらっしゃる方も、パートナー探し中の方も、ぜひ遊びにいらしてください。桜の季節の神宮前で、お待ちしております!


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