[T3] 『正月の伝統』『YOOM』『巨大チェーンソー』が出会うテクノトークタイム神山#3
こんにちは、コーダー道場神山の本橋です。
先週末は大人向けのコーダー道場的な場として用意している『テクノトークタイム神山』の第3回でした。
今回の参加者は少なくて、 本橋に加えて後藤くんと佐藤くんの3名です。発表する、というのは参加のハードルが高かったかも、と思いつつ面白いネタが集まりましたよ!
伝統の正月飾り
今回はマイプロジェクト発表会! 僕からはコーダー道場で進めている3Dスキャンの実験の紹介しました。
神山町では「もち粉」で作った人形をお正月の松飾りと一緒に軒先に飾るという伝統があります。この正月飾りが消滅の危機ということで、微力ながらなにか賑やかしができないかと始めたCoderDojo神山のプロジェクトです。
詳しくはCoderDojo神山の記事をご覧ください。
正月飾りをスキャンしてプリントして、 今年の11月か12月ぐらいには子どもたちみんなでプリントしたものに色を塗って、正月飾りとして来年の正月には飾ろうという、 今年1年をかけたプロジェクトを紹介しました。
3Dスキャンツール
3DスキャンにはKIRI Engineというフォトグラメトリーアプリを使っています。
ある程度のデータの修正もブラウザ上から行うことができます。そこからダウンロードして、 最後の微調整だけスライサー上で行って、プリントアウトしています。
ボイスレコーダープロジェクト
もう一つ、ボイスレコーダープロジェクト。 この文章入力にも使っています。最近よくnoteに書いているネタです。
ボイスレコーダーを使って音声を吹き込んで文字起こしして、ChatGPTを通して整形する。この組み合わせがあまりに快適すぎて自分専用ツールを作り始めています。
そのうちChatGPT本体でも実現してしまいそうなネタでもあります。でも待ってられない。今すぐ手に入れるためには作るしか無い!
そんな熱量で作ってます。
YOOMを使ってGoogleフォームとkintoneを連携
続いてグリーンバレー後藤くん
先週のkintone Café徳島に参加してくれました。その中でYOOMについて知り、いまはGoogleフォームから入ってきたデータをそのままkintoneに入れられるように調査しているとのことでした。
素晴らしいですね。ぜひ次回のkintone Caféで発表してほしい。
巨大チェーンソーを導入
最後に佐藤くんのマイプロジェクト、毛色が違いますが、テクノロジーはテクノロジーです。ITに限らずこういう方向のトークも大歓迎です。
バーの長さが60センチもある、70ccのエンジンを持った大きなチェーンソー。これだけでかいバーを持ったチェーンソーがあると1メートル以上の丸太も玉切りにできる。
そんな巨大な丸太を玉切りにする機会はそうそう無いにせよ、エンジンがでかいので切り進むのも速いし、大量に切らなければならないときには重宝するということでした。
何でもチェーンソーを5台も持っているとのこと。個人でそれだけ揃えている人は神山でもなかなか聞きません。中古の機材ショップに行ったところ手が出そうな金額で売っていたので、つい買ってしまいましたという、完全にオタクの行動です。気持ちはよくわかる(笑)
チェーンソーのメンテナンス目立ての様子だったりとか、 いろいろ楽しそうに教えてくれました。
まとめ
今回のテクノトークタイムは少人数でしたが、なかなか面白い、充実した内容だったと思います。
特にTTTは自分のフィールドではないテクノロジーについて知ることができる場にしたいと思っています。チェーンソーみたいに別方向のテクノロジーも本気で大歓迎です。
林業も、農業も、食品加工も、スポーツも教育も、草むしりだってテクノロジーの積み重ねでできています。そういう別のフィールドの話こそ聞いてみたい。
次回のTTT #4
次回は3月後半を予定しています。平日と休日のどっちがいいかなぁ、少々お待ちください。
それと近いうちに神山まるごと高専でTTTをやりたいとも考えています。3月はどうも春休みで誰もいないらしいので、4月のテクノトークタイムで高専をお借りしたいと計画しているところです。
それではまた、次回のTTTでお会いしましょう!