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元町映画館×クリエイター 「LABOモトエイ」 クリエイターインタビューvol.2 Ayumi! [前編]

映画館を通して、何かに挑戦、実験していくことを意味する当館のオリジナル企画「LABOモトエイ」。2021年の1月から始まったこの企画。第一弾ゲストにはCinemaKOBEに勤務しながら活躍するイラストレーターのフラミンゴノリコさんに参加していただいた。オリジナル商品として販売したサコッシュは完売、多くのお客様に喜んでいただいた。

そしてフラミンゴノリコさんに続く、第二弾ゲストを発表させていただきます。

「LABOモトエイ」第二弾ゲストは‥‥

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イラストレーターのAyumi!さん


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【Profile】
Ayumi!
兵庫県神戸市出身 イラストレーター。
映画や映画館に興味を持っていただけるよう
映画の作品を制作したことをきっかけに独学ではじめる。
CDアルバム、映画宣伝ビジュアル、雑誌のイラストレーションなど。


自身も大の映画好きというAyumi!さん。現在も継続的に作品を発表。近年では『Help! The 映画配給会社プロジェクト』のイラストや、韓国映画『野球少女』パンフレットイラストなども担当。2019年はファッションブランドMUVEILでの個展、2020年11月には個展『 “Awaken,My Red!“』を開催するなど精力的に活動中。

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(Ayumi!活動年表)

当館にも足を運んでくださるAyumi!さんの描くイラストは繊細で優しい。特に人物画は映画好きだからわかる細かい描写が刻まれている。今回のオリジナル商品「元町映画館KOBEマルシェバッグ」にも映画愛が詰まっている。そんなAyumi!さんに映画館との出会いや好きな映画など、自身の過去を振り返りながら映画の魅力をお聞きした。


【映画好きになったキッカケはあの大作】


H(インタビュアー)
小さい時の夢は「ピアノを弾き続ける」。一方で絵を描くのが好きだったAyumi!さん。小学生の時には雑誌「ねーねー」(主婦と生活社)のキャラクターが大好きで、描いた絵を投稿するなど「描く」ことを楽しんでいたという。周りからの評判も良かったという。そんな彼女が映画好きになるキッカケは意外にもあの超大作だという。

A(Ayumi!)
小学5年生で『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(監督:ジョージ・ルーカス/1999年)(以下、EP1)を観たんですが、本当にカッコ良かった。これが原点かもしれません。映画好きになる。当時、映画館へは家族と一緒に足を運んでいました。そこまで映画が好きじゃなかったんだと思います。劇映画を初めて観たのが『EP1』でした。作品との出会いは本当に偶然でしたが、劇中のポッドレースに興奮しましたね。あの感動は今でも覚えていますよ。

A
小学校6年生の時、『EP1』のVHS発売記念としてイラストコンテストが開催されたんです。5枚くらい描いて、送りましたね。そのうち1枚が入選しました。

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(イラストコンテストに入選した『スター・ウォーズ』の作品)

H
そこから『A.I.』(監督:スティーブン・スピルバーグ/2001年)など実写映画にも興味を持ったAyumi!さん。
友人に過去の『スター・ウォーズ』のVHSを借りて、繰り返し視聴。“エピソード2”は公開初日に映画館へ足を運んだという熱狂ぶり。そんな彼女に映画の“転機”が訪れる。


A
高校の頃、映画好きの友達がいたんです。映画雑誌を買っていたり、知識も豊富で、彼女と映画について話すのが好きでした。高校の卒業式の日には『マリー・アントワネット』(監督:ソフィア・コッポラ/2006年)で“映画館一人鑑賞デビュー”も果たしました。


【『サッドティー』との出会い】


H
大学時代では、図書館の視聴覚室に保管している古典的映画も観るようになったという。大学卒業後、就職。社会人になってから元町映画館(以下、元映)でも映画を観始めたAyumi!さん。どんな映画を観たのか、お聞きした。

A
大学当時はシネ・リーブルさんがいわゆるミニシアター だと思っていました。元映に初めて来たのは「アンドレイ・タルコフスキー監督特集」で、“コアな映画を上映しているハコという印象でした。鑑賞したのは『惑星ソラリス』(1972年)。寝ましたね(笑)。私以外にもいびきをかいている人もいましたが、「どういう人が起きていられるのか……。」っていう感想でした(笑)。

H
タルコフスキーあるある、だろう。インタビュアーも興味本位でみたら返り討ちにあったのを覚えている。一方で大好きな映画にも出会ったという。

A
『サッドティー』(監督:今泉力哉/2013年)ですね。映画の存在を知らなかったんですが、映画好きの友人が「コレは観た方がいいよ」ってオススメしてくれました。本当に面白かったですね。そこから今泉監督のファンになり、監督の作品は絶対観るようにしています。『街の上で』(2019年)も『サッドティー』と同じくらい大好きです。『知らない、ふたり』(2016年)の舞台挨拶時にはお会いできて嬉しかったですね。監督は覚えていらっしゃらないかもしれませんが……。

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(映画『サッドティー』チラシビジュアル)

H
Ayumi!さんの興味は映画だけでなく、MARVEL、海外ドラマ、スニーカーやフィギュア、音楽、ファッション……etc。自身を「オタク」と称する彼女にとって映画/映画館がどういう存在か聞いた。

A
「生活に必要なものではないかもしれない。でも私には必要なもの」

H
インタビュー前編は今回のコラボ相手でもあるAyumi!さんの映画好きになるキッカケを中心に話を聞いた。後編ではコラボイラスト/商品詳細に加えて、映画の仕事の向き合い方、展望を紹介します。

インタビュー後編は7/28(水)配信予定。お楽しみに。

LABOモトエイ第二弾「元町映画館KOBEマルシェバッグ」

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購入はコチラから⬇️(7/24より予約販売開始)

Ayumi! 公式Instagram

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