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ひさびさソロキャンプで感じた「荷物少なくしたい」欲


軽量テント泊をめざす話。車移動なのに。

先日、自宅から車で3時間くらいのとある山でソロキャンプをしてきました。これまではキャンプと言いつつ生温く車中泊だったのですが、ついにテントデビューです。ついでに、コロナで自宅引きこもり中に買ったコールマンファイヤーディスクの初陣も兼ねて。

できる限り少なくしようと思いつつ車に詰め込んだのは、
・テント、テーブル、椅子など設営系一式を詰めたボックス
・調理系一式を入れたボックス
・クーラーボックス
・焚き火台(今回の主役)
・着替えなどを詰めたリュック(登山用43l)
文字にするとそれほどでもないように感じますが、一つ一つは結構な重量。今回、車乗り入れ不可のフリーサイトだったこともあって搬入出にはかなり苦労しました。出すのもしまうのも3往復です。

積み下ろしが大変だった以外は楽しめたので結果オーライではあります。ファイヤーディスクの大きな焚き火もテンション上がりました。
でもやっぱりもっと楽したい。あと、結局使わないものが多かった!

荷物を軽くしてみよう

というわけで、次回さらなる軽量化を図るべく、脳内で必要最低限の持ち物をシミュレーションしてみました。

【寝具系】
テント・マット・シェラフ・この季節なのでエマージェンシーシート・ランタン
【調理系】
火元・クッカー・カトラリー・ナイフ・食材
【くつろぎ系】
テーブル・チェア
【小物】
モバイルバッテリー・タオル系・ごみ袋・レスキューキット・歯磨きセット

……チェアをさらに軽量化orマット(サーマレストのZライト)で代用して、食材とお酒を保冷バッグに入れて運搬できれば、意外に43lザックにおさまるのでは?
そう思ったらがぜん面白くなってきました。目指すはザックひとつでテント泊。
車移動のメリットを完全に無視している気がしますが、それはご愛敬。

よし、もっと荷物を軽くしよう!(完全に蛇足)

さらに考えていくと、もともと軽さを重視して揃えたテント・マット・シェラフ以外では、調理と火元をどうするかで荷物が大きく左右されそうです。

当然、作るものを事前に決めて材料を切って持っていけば、軽量化できるしごみは出ないし片付けも楽。ですが、道中のSAとか道の駅を覗きながらメニューを決めるのが醍醐味でもあるので、できれば自由度は残したいところ。

私にとってのクッカーの理想は、炒め物、汁物(煮物)、炊飯が同時にできることです。
そこを重視した現在のクッカーが、スノーピークのトレック900にエバニューのチタンマグをスタッキングしたものと、トランギアのメスティン。カトラリーはスノーピークのスクー。
いまのところ、これだけで間に合って(間に合わせて)ます。ソロだったら十分すぎるほど。

お湯が沸かせればいい、長い燃焼時間が不要なのであれば、エバニューのアルコールストーブとゴトク、燃料がチタンマグごとトレック900の中におさまります。このセットだと炊飯よりも、汁気の多いスープパスタやラーメンをメインにしたくなります。リゾットもいいかも。

また、メスティンにエスビットのポケットストーブと固形燃料を入れて持っていけばかんたんに炊飯できますが、個人的に、メスティンだけでおかずまですべてをまかなうのは難しい。炊飯に徹してもらって缶つまちょい足しなどでおかずを作るのもアリですが、どうにもロマンが足りない。
ということで、ミニマムなセットはトレック900という選択になりそうです。

続いて火元。アルコールストーブはあくまで湯沸かしのためのサブと位置付けて、わりとちゃんと調理できる環境を確保したい。
現在の手持ちの選択肢はふたつ。


安定こそすべて。SOTOのレギュレーターストーブ+CB缶
火力の安定性、持続時間、いずれも安心して頼れます。コロナのおこもり期には息子と焼肉なんかも楽しみました。
ただしザックひとつと考えるとCB缶がかさばります。風防も必要なので思ったより軽量化とはならないかも。


男なら!焚き火でクッキング!
中華製の安いウッドストーブを愛用しています。チタンの板を組み立てるだけでとにかく軽いのと、ウッドストーブなのでその辺に落ちている小枝とか小型の薪で十分燃えるのが魅力。燃えすぎて忙しかったり、事前に燃料を用意しておく必要かあったりするものの、火力十分、その場で調達できるというのはやっぱり便利です。風防もいらないし。
微妙な火力調整は難しいですが、とりあえず煮る!焼く!という感じであれば問題ないので、ザックで行くならこちらを採用。

こうして出来あがった軽量化モデルがこちら

ザック:コールマン パワーローダー43
テント:Naturehike Cloudup1
マット:サーマレスト Zライトソル
シェラフ:モンベル ダウンハガー800 #2 or #5
ランタン:ブランド不明、激安LEDランタン
テーブル:キャプテンスタッグ アルミロールテーブル
調理系:スノーピーク トレック900+エバニュー チタンマグ+スノーピーク スクー+オピネル#9
火元:TOMSHOO チタンウッドストーブ+SOTO スライドガストーチ+メタルマッチ(予備)+エバニュー アルコールストーブ(予備)
その他小物類(レスキューセットや歯磨きセットなど)
食材運搬用保冷バッグ

そして先ほど実際にパッキングしてみたところ、

まだちょっと余裕ある…!

最軽量クラスのチェアとレギュレーターストーブとCB缶に、コンプレッションバッグを使えば着替えも入りそうです。
それらの代わりにカメラ一式という選択肢もありです。

じっさいに背負ってみたところ、確かに重いですが電車移動も問題ない感じ。
これは車を使わなくても公共交通機関でソロキャンに出かけられる流れです。テンション上がるー!

というわけで脳内妄想からの実際にパッキングしてみた軽量ソロキャンプのお話でした。
写真は今回、フォトギャラリーからお借りしました。

以下は余談です。特に気に入っているギアの紹介など。

設営がめっちゃかんたんです。初めてでも10分あれば余裕。本体にポールを通すのではなく自立したポールにインナーテントをホックで釣りさげる形です。グラウンドシートも付いていてお得。
ただ、インナーテントがメッシュなのでこれからの時期はちょっと寒さが心配。

中華ものと侮るなかれ、チタン製で軽量&コンパクトだし造りはしっかりしているし、コスパの良いウッドストーブです。焚き火は短時間で良い、大仰な焚き火台は持ち込みたくないときにたいへん便利。アルコールストーブの風防代わりにも使えるので、荷物の隅に入れておくと重宝します。
ガンガン燃えるので、灰受け用に100均のステンレスバットなどがあったほうが良いです。

500ccのお湯が5分以内に沸きます。他社製品と比べて強い火力を誇りますがその分燃費は悪い。トランギアのように蓋もなく、アルコールを入れたら燃え尽きるまで燃やすタイプのストーブです。燃費を気にしない人向け。
びっくりするような軽さと美しい焼き色は、さすがチタンです。



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