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学生起業から学んだこと

今回の記事では「学生起業を経験して感じたこと」を書いていこうと思っています。

僕は今年2月の初めに自分が作っていた事業を譲渡して、経営していた会社から離れました。

難しい決断だったので、事業譲渡や事業売却を経験している経営者の先輩などに何人も相談に行ってアドバイスをいただき、最終的に事業を手放すことを決めました。

とても個人的な内容なので特に誰かの参考になるとは思いませんが、自身の備忘録としての意味合いでnoteに残しておきます。

今回の記事は約9306字で読了時間の目安は20分です。

少々抽象度の高い話や難しい話が多いと思います。
目次があると思うので読みたいところだけ読んで参考にしてもらえれば嬉しいです。

内容は「学生起業を経験して変わったこと」と「起業する際の技術的なアドバイス」などを中心に書いていきます。

会社を譲ることになった経緯

会社を譲ることになった経緯としては「僕が本来やりたかったマッチングアプリ開発事業の継続が困難になったから」です。

先述したマッチングアプリの開発事業(受託開発会社の収益を全て注入する予定でしたw)のエンジニアが一気に抜けたり、人間関係の問題があったりと上手くいかないことが重なり、結果として何もせず足踏みしている期間が長くなると判断したため、僕の保有する全株式を売却して代表取締役を退任し、今の事業を離れて新しく別の挑戦をすることにしました。

デットで資金を調達して開発を続けたり、今よりも速いスピードで開発できるエンジニアを探して継続する、という選択肢もあったと思いますが、周囲の状況から客観的かつ合理的に判断してこういった決断をしました。

もちろんしっかりと話し合って考え抜いての決断なのでネガティブなものではないですが、だからといって決してポジティブなものではないです。

基本的には僕が作った会社なので、上手く行かなかったら全て僕の責任だし、今回の意思決定も例外ではないと思っています。

とはいっても大学も行かずに時間を使って頑張ってきた会社を手放すのはやっぱりそれなりに辛いものもあります。

起業前と今では色々な知識も付き、たくさんの経験をして以前に比べ経済的には少しだけ余裕が出て豊かになったものの、自分のやりたいことを本当の意味で実現するのってめちゃくちゃ難しいと痛感しました。

やりたい・実現したい気持ちだけじゃ上手くいきません。
やっぱり技術力と足元の数字が全てです。

KPI策定も甘かったと思います。
このあたりの技術的な部分の反省やアドバイスは後のパートで簡単にします。

学生起業を経験して変わったこと

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僕は自分で学生団体やビジネスを作ったりするようになって性格や言動が大きく変わりました。

これは間違い無いです。

ー性格が大きく変わった

まず、自分で団体を作ったり起業したりして大きく変わったのは性格です。

元の性格はどちらかというとみんなに合わせる、楽な方を選ぶ性格でした。
みんなAに行くなら僕もAに行こう〜みたいな考えで軸がなかったような気がします。
それは意思がないということではなくて、ただ意見を言って対立するのが面倒くさかったからです。

まぁそれはそれで敵を作らずみんなと仲良くやれて楽しかったんですが、今みたいに周りに色々言われても気にせずに「うるさい、俺はこれがやりたいんだ」と言ってやりたいことをやるようになってからは、周りに同調してた頃よりも100倍楽しいです。笑

最近読んだ本で良い例えがあります。
アンデルセン童話の『裸の王様』という話をご存知でしょうか。

どんな話か簡単に説明すると、

ある国に詐欺師がやってきて「愚か者には見えない」という触れ込みの布で作られた服を王様に献上します。

王様にも家臣にもその布は見えません。なぜなら詐欺師は服など用意していないからです。

しかし王様や家臣はそれを言い出すことが出来ず、その「服」を着て下着姿でパレードをします。

見物する誰もが「なんて美しい衣装だ」「王様は素晴らしい」と絶賛する中、1人の子どもが「王様は裸だ!」と大声で叫び、あたりに気まずい雰囲気が流れる中パレードが進行していきます。

おおよそこんなストーリーの童話ですが、今の自分は「あの王様は裸だ!」とつい言ってしまうどうにも損な性分です。

以前の僕とは違い、おかしいと思ったらおかしいとはっきりと主張出来るようになりましたが、この童話のように言わなくてもいいことも言ってしまうことがあると感じているのでそこはTPOを弁えて大人な対応ができるようにならないとダメだなと思います。

あとは技術的な面で起業前と変わったことで言えば、目標に対して計画を立てて進めることが出来るようになりました。

具体的には、何かをするために逆算して必要なものと不必要なものを分けて考え、不必要なものは拘りを持たずに捨てるという合理的な意思決定ができるようになりました。

ートレードオフ思考

簡単に言えば、Aを選んだらBを捨てるという思考のことです。
「選ぶ」という行為は「選ばない」という行為でもあります。

経済学では「機会費用」という言い方もしますね。

僕は起業したい人や目標に対してコミットしたい人は上記のようなトレードオフ思考で考えることをオススメします。

大学受験で言えば、合格するために遊びや娯楽を捨てて勉強をした人も多いはずです。
この場合はAが受験合格でBが遊びになります。

僕はその方法で大学受験が上手く行ったので、起業に関しても同じように結果を出すためには日々の生活から余計なモノを捨てる必要があると考えました。

例えば僕の場合は、結果を出すために色々と考えて2回生からは大学生の代名詞である「飲み会」と「サークルや恋愛」を捨てることにして、現在まで2年間貫いてきました。

大学生がよくやるイケイケな飲み会に関しては分かりやすくいりません。
飲んで騒いで潰れて次の日起きたら既に午後で1日終わる、みたいなのめっちゃ無駄ですよね。

お金の無駄遣いならぬ、時間の無駄遣いです。
不思議なことに多くの人はお金は無駄遣いしたがらないのに時間は無駄遣いします。
無駄に使うならその時間を分けて欲しいです。切実。。。

ですから僕は行く前から生産性が無いことが分かりきっている飲み会や潰れることが分かりきっている飲み会は、よほど会いたい人がいたりしない限り行きません。

とはいっても僕も成人式とかのイベント事の時は浴びるほど飲むこともあるんですが。笑
基本的には気を付けてます。

2つ目は「サークルや恋愛」です。
ただ、これは人によると思うので一概には言えません。

僕の場合サークルは好きな人を集めて自分で作ればいいや、と思ってイベント団体を自分で作りました。

結果的に僕の作ったイベント団体のメンバーは今でも仲がいいし、みんな各々で新しい挑戦を続けていて「よくこんなに魅力的な人を集めれたな」と今でも思います。

イベントを通してプチ経営みたいなものも体感出来たし、人を動かす大変さも学びました。
決められた日程の練習や飲み会に参加して〜、という一般的なものと比べると、格段に成長することが出来たのでこの意思決定は大正解でした。

恋愛に関しては
一回生の頃は全然お金が無かったのでそういったリソースを自己投資と挑戦のために使いたかったのと、
男女関係は無駄なしがらみが多いなぁと思ったので、少なくとも大学生のうちは制限をかけようという意思決定をしました。
(制限せずとも僕みたいな人に恋人は出来ないですが笑)

なので現時点での僕は男女間の関係について大学生とは思えないくらいドライに見ています。

ただ、僕の周りで「恋人がいるから頑張れる」という人も多いので、そういった人はむしろいた方が良いと思います。

僕は中高の恋愛で「恋人がいると目標に対するコミットが中途半端になる」ということを経験則として知っていたのでそうしました。
ここは人によりけりです。

人間の本能的な部分(なぜ人はオシャレするのか?なぜ人を好きになるのか?など)に学問としての興味はありますが、色々と考えた最終的な結論として、当事者になるのは自己実現という観点においては大学生の時間とお金に対するROIが悪い、と判断しました。笑

とりあえずそんな感じで、少なくとも大学生のうちは人間関係やインプットをシンプルな形にするという意味で僕は生産性のない無駄な関係(定義は主観です)は出来るだけシャットアウトすると決めています。

これが正解だったかどうかは分かりませんが、僕の周りを見てみると人間関係でのゴタゴタの7割くらいは男女関係なので僕の中ではこの意思決定は正解だったと思います。というか思うようにしています。笑

あとはこういったMyルールを作る上で大事なのはしっかりと明文化して自分と約束することです。

恋愛欲や性欲は人間の本能的な部分なので無理に抑える必要はないと思うのですが、そういった欲求と上手く付き合うためにはしっかりと明文化して自分と約束しておかないと、(特に男性は)必ずだらしない方に流されていきます。

とりあえず僕はこんな感じでイベント団体創設〜起業までひと通り走り抜けてきました。

もちろん僕の主張はかなり偏っていると自分でも認識しているのでこれが最適解かは分かりませんが、僕がなにかに取り組む時にしているのは

目標にコミットしたい、何かに集中したい時はマンダラートやロジックツリーなどを使って可視化する。最悪メモでもOK

達成したいことをKGI・KPIに落とす
※全て定量化して概念や定性を徹底的になくす

それをもとに選ぶもの、選ばないもの(捨てるもの)を決めてMyルールを作成

KPIに沿ってひたすら足元の数字を追いかける

という流れで進めるようにしています。
上手く行かない時は(というか計画通りに行くことの方が少ないので)、適宜修正しながら進めていきます。

もちろん適切な幅での損切りも大事なので、今回のように修復不可能なほどズレてくると、変に拘りを持たずに途中で断念したりピボットすることもあります。

人間の幸福度に関して

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次に人間の幸福度に関してです。

僕は自分のやりたいことをするようになってから「何のために生きているのか」というような哲学的な問いや人間の幸福についても考えるようになりました。

そして僕の結論としては、
人間が生きている生物学的な意味(子孫を残して優秀な遺伝子を生態系の中で保管していく)はあっても、社会的意味はない(要は僕らが生きている意味はない)ということになりました。
もちろん生きている意味がないからといって自殺とかはしないですけど。笑

同じ哺乳類のクジラとか猿とかって「意味もなくただ生きているだけ」なのに、人間だけ変に「使命」とか「意義」とか概念的な言葉を用いて社会的な意味付けをしたがります。
クジラが「俺は太平洋の水質を良くするために生まれてきたんだ」とか思わないですよね。

サピエンス全史という本を読めば分かりますが、生きていることに社会的な意味付けをし始めたのは人類史で見ても最近(比較的近代のサピエンス)のことです。

もちろんホモ・サピエンスが社会的意義とか宗教といった形のないもの(サピエンス全史の言葉を借りれば「fiction」)を信じることが出来たからこそ、文明が興り発展してきたというのもあるんですが、僕は「使命感」とか「生きている意味」というよく分からない概念で自分を縛ると生き方が窮屈になるような気がします。

確か中世ヨーロッパのある哲学者が「人生は壮大な暇つぶしである。」と言っていた気がしますが、まさにその通りだと思っていて、生きている意味や使命なんて無いからこそ自分がやりたいことをやって幸せに生きればいいというのが僕の考えです。

なので僕は人が人であるために「常に幸せであること」はめちゃくちゃ大事だと思います。

で、めっちゃ語っちゃいましたけどここからが本題です。笑

世の中にはお金がなくても幸せという人もいれば、お金があっても不幸という人もいます。

ですから自分なりの幸せを見つけることはすごく大事な一方で、とても難しいことです。

どうしたら幸せになるか考えてみて、
僕は世の中のことをたくさん知ったり、本質を見抜く力を鍛えたりすると、選択肢の幅が広がって人生をもっと幸せに生きられると思っていました。

が、実際は違うらしいです。

高卒と大卒の幸福度を調査するとどちらも幸福度は変わらなかった、という有名な調査があるのですが、これに基づくと人生における幸福は自分が今置かれた環境をどう解釈するかに依存していて、幅広い知識や正しい選択を出来る能力などでは決まらないと言えます。

確かに色々なことを知ることで、逆に失望したり幻滅することもありました。

実例を出すと、

僕は人が好きで人材業界に憧れを持っていたのですが、
とある大手人材会社は社員に売上ノルマを課しており、ノルマ達成のためにお客さんを自分たちが1番儲かるところに繋いでいる実態を知り幻滅した覚えがあります。(もちろん全ての会社がそうではないのは知ってます!)

今じゃこれくらいのことじゃビックリしませんし、むしろ「利益を上げる」という観点においては正しいとさえ解釈出来ますが、初めて知った時はなんか残念でした。笑

あとは就活関連で言えば、大手人材派遣会社N社の人事さんが面接に落ちた学生(つまり会社とは無関係になった学生)を口説いて性的な関係を持ちかけてる、とかも聞きます。

こういうことは知ってしまうと、人間関係を打算的に見てしまうようになったり疑心暗鬼になったりするので、むしろ知らない方がよかったと思いました。笑

世の中闇だらけです。
(ちなみに後者に関しては最近学生経由でよく聞くのでそろそろニュースになりませんかね。笑)

結論として、
僕は幅広い知識をインプットすることで、世の中をフラットに見ることが出来るようになったりビジネスチャンスを発見できるようになったりはしましたが、今のところそれによって幸福度が高まったということはないです。

人間の幸福は知識やカネなどでは決まらず、置かれた環境に対する解釈に大きく依存すると思います。

最近でも韓国の人気アイドルが自殺してしまう心の痛い事件がありましたが、誰もが羨むアイドルや大富豪でも自殺の道を選ぶことがあるのはおそらくこういったロジックです。

むしろ芸能人など周りが羨むような生活をしている人ほど逃げ道がなかったりします。

結論として、「自分なりの幸せ」というのは何かを成し遂げれば見つかるものではなく、世の中や現状に対する解釈を変えることで見つけることが出来る、というのが僕の考えです。

逆に言えば現状に対する解釈を変えることが出来なければ、おそらくお金を持っても、憧れの人と結婚しても、今よりも幸福度が大きく上がることはないと思います。

最後に起業(特に学生起業)をする上での技術的なアドバイスです。

起業する上でのアドバイス

(ただの学生が図々しいですが)

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あくまで僕が引っかかったものに限定されますが、これから起業する人に向けて技術的なアドバイスが出来たらいいなーって思います。

僕が結構勉強してから起業したのにミスったということはおそらく今後起業する人も引っかかると思うので、特段誰に向けて書いている、ということはありませんがシェアしておきます。笑

ちなみに僕もまだ完璧な知識があるわけではないので、もし間違っている箇所があれば教えていただけると幸いです。

ー合同会社と株式会社

はじめに迷うのが法人格を株式会社にするか合同会社にするかです。

結論から言うと、僕は特別な理由(後述)がない限り合同会社がオススメだと思いました。

理由としては設立時にかかる費用です。

株式会社設立に必要な最低費用は20万円、
対して合同会社は6万円です。

僕は何も考えず株式会社で起業しましたが、後になって合同会社で良かったと思いました。

ただし、以下の場合に1つでも当てはまる場合は株式の方がいいと思います。
他にも税制面や議決権の行使などの理由もあると思いますが、僕の知りうる限りこの3要件が中心です。

1.第三者(知り合いや家族,エンジェル,VCなど)から出資を受ける
2.最終的に法人の売却を考えている
3.代表取締役の肩書が欲しい

1つずつ簡単に説明します。

1.第三者から出資を受ける

合同会社は仕組み上、出資者=役員(正式には「社員」と呼びます)となるので、投資家がお金のみの出資をすることが出来ません。
つまり「出資を受ける=出資者が役員になる」ということなので、第三者から出資を受けたり、後々IPOを目指して投資家から資金調達を考えている場合は株式会社の方が良いと思います。

2.最終的に法人の売却を考えている

会社としては事業を継続するという選択肢以外にも、売却して次の事業に行くというシリアルアントレプレナー的な選択肢もあります。
その場合、事業売却か法人売却かの二択になるわけですが、僕の周りのディールを見ると後者を選択する場合が多いように感じます。
(あくまで僕の周りの感覚値です)

株式会社であれば株式の譲渡契約で済むため、税務上も契約上も手続きがやりやすいのですが、合同会社の売却手続きは株式会社に比べて煩雑です。
なので会社の出口戦略として売却を考えている場合は株式会社の方がいいと思います。

3.代表取締役の肩書が欲しい

合同会社のリアルなデメリットとして株式会社よりも有名ではない、ということがあります。
あとは領収書を書いてもらう時に「え?合同会社?」みたいな感じになったり、「代表社員」という肩書がダサかったりします。笑
ですから「代表取締役」という肩書が欲しい人は株式会社にすると良いです。
見栄も大事なので、その肩書のおかげで頑張れるなら僕はいいと思います。笑

ー会社内での人間関係

あとは社内での人間関係についてです。

僕は友達と起業するのはあまりオススメしないです。
かなりの確率で喧嘩別れをしたり、関係性が悪くなったりします。
友達と起業して上手く行くケースはおそらくめちゃくちゃ稀です。

とりあえず確定事項として、会社をやると創業者同士が100%喧嘩をします。
僕の会社でも「お互いやりたい事業が違って中々双方の同意が取れない!」みたいなことがあって、意見が合わなくてゴタゴタしていた期間がありました。

あのAppleでも
ジョブズとウォズニアックは頻繁に喧嘩をしていたし、なんなら喧嘩のしすぎで実は3人目の創業者であるロンウェイン氏は創業時に保有していた株を手放してチームから抜けたほどです。

インターネット黎明期に注目を集めた堀江貴文さんのオン・ザ・エッヂ(後のlivedoor)という会社は、創業時4人いたメンバーが意見の衝突で全員抜け、上場時には創業者は堀江さん1人になっていたそうです。

Googleのラリーペイジとセルゲイブリンも喧嘩ばかりでした。

実例からも分かるように、お互いの本気度が高ければ高いほど一緒に事業を作る上で意見の衝突は避けられません。

相手は自分のクローン人間ではないので、人としての凡その性格は合うことはあってもどこかに違いがあるからです。
その違いは価値観や金銭感覚の違いといった大きなモノから、好きな色の違いといった小さなモノまであると思います。

些細な口論くらいであれば大丈夫ですし、むしろ必要だと思いますが、会社の方針や事業内容の変更などといった極めて重要な意思決定をする際には、意見の衝突が起こる可能性は高いです。

今はうまく行っていても、これからも上手くいくかは別問題です。
喧嘩したり関係性が悪くなったりすることもあります。

なので、もしどうしても仲の良い友達と起業したい人は万が一の時のために創業時株主間契約を結ぶことをオススメします。

海外の資産家が結婚する時に万が一関係性が悪くなった時に備えて資産の保護などを目的として結ぶ婚前契約みたいなイメージです。

詳しく説明するとかなり長くなるので割愛しますが、たくさん種類があるのでそのあたりは自分が必要だと思うものを調べて用意すればOKです。

僕が次また共同創業することがあれば必ず結びます。

あとは事業のグロース段階で感じたのは、売上が全てだということです。
もちろん僕も何億、何十億とか偉そうに語れるほどの売上は立ってませんが、会社は儲からなかったら意味無いんですよね。

初期の会社は経営やマネジメントを語る以前に売上を作らないと死にます。会社が終わります。

大企業ならいざ知らず、0→1で起業する際に経営学という概念はいらないと思いました。
まじで売上が全てです。

サッカーで言えばゴールを決めることが「売上」です。
サッカーはパス回しが美しいから得点をあげる、とかないですよね
ゴールを決めて得点をとれれば、ルール内のどんな手を使っても勝ちです。

学生起業とかで「会社の存在意義はお金じゃない」と言っている人はサッカーでパス回しや戦略だけ磨いてる監督のように見えます。

多分それは外部のコンサルや社外の顧問・相談役の方がやるべき仕事です。

株式会社の仕組みは東インド会社の時代から「利潤の追求とその配分」を目的に作られたものです。

もちろん、社内での教育やビジョンや大義を掲げて一致団結することも大事なのでお金が全てではないです。
ただ、お金を目的にしない会社を作るならNPO法人にすればいいと思います。

少々拝金主義的な意見になりますが、
僕は経営者はゴールを決めて得点をとること、すなわち売上を上げることが最も重要な仕事であるべきで、それ以外のことは売上を作ってからやればいいのではないかと実体験で思いました。
(もちろん経営者としては超未熟なので異論があれば是非お願いします。)

ですから起業する上で初期に最も大事なのは自分がプレーヤーとして他の社員を食わせられるくらい圧倒的に稼ぐことだと思います。

その文脈でいうと僕がミスしたのは、自分がドライブ出来る範囲外で事業を作ってしまったことです。
僕は天才エンジニアでもないし、営業のプロフェッショナルでもなかったので、一緒にやっている役員がいなくなると回らない状態でした。

例えば何かの事故に巻き込まれて入院したとか、最悪死亡した場合、事業の継続ができないということになるので、「自分がプレーヤーとして圧倒的に勝てるドメイン」で起業するのがいいと思います。

まとめ

以上、僕は大学入学後の3年間こんな感じで多くの挑戦をしてきたつもりです。

今回のnoteではその学びを2,3年後に読み返すための備忘録も兼ねて明文化しました。

今までを振り返ると失敗したことも多かったですが、挑戦することで変わったことはたくさんあるし、今後も色々な人と出会い色々な体験をして考え方や行動指針が変わっていくと思います。

とにかく行動してみて学ぶことは、座学で勉強するよりも圧倒的に多いのでこれからもどんどん挑戦して、自分の生活をやりたいことで埋め尽くしていきたいと思ってます。

すごく個人的な内容のnoteでしたが参考になれば幸いです!


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