見出し画像

グラングリーン大阪 VS.

リタイア生活を株式投資で楽しむモト3の妄想エッセイ

JR大阪駅の北側、いわゆるウメキタと呼ばれる地域の再開発の第2期工事が進んでいる。このエリアはグラングリーン大阪と命名され、先日一部の施設が先行開業した。

高級ホテルや商業施設、芝生の公園などの開業はテレビで紹介されているが、「VS.」という名の施設はあまり紹介されていない。今回、妻が予約を取ってくれたので出かけてみた。

この施設は地上1階、地下1階でグラングリーンの敷地の中では目立たない。入り口も分かりにくい。地下は4つの部屋に分かれている。

今回はオープニング展示として「連続する共鳴 真鍋大度新作個展」が開催されていた。実は、真鍋氏が世界的に有名な人とは私は知らなかった。

とにかく大音響のスピーカーシステムの迫力に驚いた。重低音が振動として伝わってくる。どうやら大きな壁に映し出される映像は、予めインプットされたプログラムに基づいて自律的に映し出されるらしい。

4つの部屋で4つの作品を鑑賞したけれど、昭和生まれで芸術音痴の私には、この作品をどう理解したら良いのか正直分からなかった。

今までに体験したことのない映像と音響の融合した作品であることは確かなことだ。

私が不思議に思ったことが一つあ。あれだけの大音響を鳴らしていても、隣の部屋では気がつかない程だったことだ。地下の部屋だからなのか、4つの部屋が微妙にずれているからなのか、理由は私には分からないが、、。カラオケルームとは違う何かの工夫があるのだろうと思った。

VS.という施設についてネットで調べてみると、いろいろなことが分かった。
「VS.はミュージアムではなく、いろいろな考えを社会に発信して実装化していく装置である」。VS.という名称は「Visionを実現するStation」「異なる事象を対立(versus)させ、新たな価値を生み出す」など。

VS.の役割の説明は、どれをとっても私には難解すぎて私の頭の中に入ってこない。ただ、新しい試みを通して未来への発信源になろうとしている情熱は伝わってくる。

JR大阪駅の周辺には時々行く機会があるので、その時はまた寄ってみたいと思った。時代に取り残されないためにも。
<了>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?