死にたくなるのはわからんでもない


こんにちは今日はアートとは無関係な内容をお送りいたします。
おいら自身が生きてる上で抱く気持ちと考えを書き留めておきます。

まず、日本の有名な若い俳優さんが自殺したという報道をオランダで聞いた時に思ったことが、「死にたくなるのはわからんでもない」ということでした。

不謹慎だけどね。

日本で暮らしている父と電話で話した際にもこのことが話題となり、おいらの思っていた「死にたくなるのはわからんでもない」という感覚を素直に伝えてみた。

実の息子が親に対して言うべきことではないし、父もそれを息子の口から直接聞いて幸せな気分になるはずがないよなーと後で猛省。

しかしこの死にたいと思う感覚に関して、父はおいらと全くもって真逆の感覚を持っていた。死ぬとか考えたこともないわ、との返答にあっ、死にたくならない人もいるんだーと思った。

父の反応を聞いて、母がしばしば死にたい願望を(これは逆に実の息子に対して直接)口にすることがあったのを思い出した。

あぁ、この点においては母親に似たのかと確認。

こんな父とのやりとりの後、1人でおいら自身が時折抱く死への憧憬と言うか死からの誘惑と言うか、そういったものの正体がなんぞやと考えるようになった。

精神的な脆さから生き続けることへの疲労が死への憧憬となって心の中に渦巻くのかもしれない。

これは疲労なのである。

つまりいくら自分がやりたいことや楽しいことを生き生きとやっていても、こいつはつきまとうのだ。

成功した俳優や有名人、お金持ちが幸せそうな人生を送っているように見えるが為に彼ら彼女らの自殺が我々に与える衝撃は大きい。

幸せそうに見えると書いたが、実際幸せなんだと思う。


でも、もし彼らもおいらと同じように精神的な疲労により時折死に誘われているならば、自殺と幸福度とは関係ない。

坂道を駆け上がればどんなにお金持ちで成功したイケメンでも肉体的に疲れるでしょう。

精神的な疲労も体力的な疲労も同じ。

成功した人はみんな努力を惜しまない性格だったり周囲の期待に応えなければと言うプレッシャーを抱えたりしているのではないかと想像もつく。

この「精神的な疲労による死への憧憬」という観点はあくまでおいら自身が時折抱く死んでしまいたいという気持ちの正体及び原因がなんぞやと1人で考えた上で行き着いたおいらの想像なので、自殺をしてしまった方々の実態とは全く関係ございません。

ただ、おいら自身は精神的な疲労によって死を意識することが多々あり、これは恐るべき事実なのです。

なぜ恐るべき事実なのか?

それが周囲から見るとおいらは好きなことを好き放題やって尚且つ順調に目標を達成しているからである。

おいらは何も得意なことなどない状態から、ただ漠然とヨーロッパに住みたいと思い、何もコネもないところからそれを達成し、比較的にとても楽な仕事を同年代の日本の平均的なサラリーマンよりも多くの給料をもらっている。

ヨーロッパ社会で仕事をしながら去年アート作品の作成を始め、個展を自主企画して絵もいくつか売れている。
周りから見れば、好きでヨーロッパに移住して好きで始めた絵を喜んでくれる方々がいて、とても順調な人生でしょう。

事実そうなのだ。
おいらはとても恵まれているし、これ以上望むことができないぐらい幸せであると感じます。素晴らしい友達にも囲まれています。

だがしかし、この死にたいという気持ちが襲ってこなくなることは無いのだ。
今年は自分の精神状態にも多大な興味を抱き、自分自身の中身を注意深く観察しているので、色々とわかってきたことがある。

うつ状態と気分的に"ハイ"な状態が繰り返される双極性障害が軽度ながらおいらには当てはまると思う。


自分をモチベーションマフィアと呼ぶぐらいポジティブに創作活動や努力を行っている5分後には自分の全てを否定して絶望の淵から谷底を眺めているということが日々ある。

この波が子どもの頃からあった為に、おいらはそれが人間ってものだと思っていたし、普通だと思っていた。

でも、周りからすごくポジティブな性格だねと言われることがあるたびに、違和感を感じることはあった。

うつ状態で絶望の谷底を眺めている姿は基本的に人に見せないから、周りからポジティブ人間だと思われるのは自然なのだけどね。

まあ何が言いたいかというと、恵まれている人生だから双極性障害にはならないということでは無いのです。

もう一つ、おいらはHSPのHSS型であることも判明。

友人が電話でおいらに診断テストをしたらなんとかなりの数の一致項目があり驚愕の結果。その結果を信用するならば、もうぶっちぎりでHSPのHSS型でした。

こんな感じで自分を知れば知るほど精神的に脆いんだと再認識させられます。

そりゃどんだけ好きに生きてても死にたくなるよなーと思う今日この頃。

あんなに楽しそうで華やかな人がなぜ自殺を、、、というような投稿をSNSで度々見かけるんですけど、人生の充実度が高いとある程度は精神負担を減らしてくれる要因ではあったりするだろうけど、決して比例するわけでは無いと個人的に思ってます。


今日はとても公で書くようなことでも無いのですが、「死にたくなるのはわからんでもない」と思うのがあまり一般的では無いと気づきつつあるので、誰かの気づきにつながればなーと書きました。

これからも応援よろしゅう。

tomoars.com


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