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「それ私の仕事じゃないです」という部下にどうやって指導する?リーダーの話し方

「チームの輪を乱す部下がいます。自己中心的な発言が多く、先日のミーティングでも『それは私の仕事じゃないんで』といって周りを困らせていました。何度も注意しているのですが、直りません。どのように伝えるのがよいいでしょうか?厳しく伝えるべきでしょうか?優しく伝えるべきでしょうか?」

リーダーの方からこんな相談をいただきました。ご相談ありがとうございます!

「何度も注意しているのですが」ということで、恐らくいろいろ工夫されたと思います。実際どのように伝えるべきか?今回はその解決策をお伝えいたします。

私がリーダーになったのは、20代の頃です。当時は鬼軍曹のようなタイプで、「嫌なら辞めちまってもいいんだぞ!」という言葉を発するなど、今にして思えば、かなり痛い上司でした。。。

その後30代になって350人のメンバーを抱え、株式会社モチベーション&コミュニケーションという教育会社を立ち上げ、数多くのリーダーの方にお会いする中で、うまく伝えているリーダーの共通点が見えてきました。

厳しく伝える?優しく伝える?

それは、厳しく伝えるのでも、優しく伝えるのでもありません。

詳しく伝えるということです。

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活気があるチームのリーダーは、これを徹底しています。

まずポイントは人間は情報がないと凶暴になるということです。

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例えば、異国人の方と5人でシェアハウスに住んだとします。会話も言葉も交わしません。その状態が1ヶ月も続いたとします。すると、だんだん不安になってきます。たとえば物音がするだけで「誰!」とビクっとしたり、何か物がなくなれば「誰か盗んだの!」と段々疑り深くなってきます。猜疑心とでもいいましょうか。

逆に、5人が、普段からコミュニケーションを取っており、仲がよかったらどうでしょうか。仲が良い=お互いの情報を共有しているということです。無駄に疑うことが少なくなると思います。

情報がないと、怖くなったり、疑ったり、恐怖心が出てきてます。

人間は情報がないと狂暴になる

もうひとつ例を見ていきましょう。

10年近く営業の第一線でバリバリやっていた人が、突然部長に呼ばれて「◯◯君、いつもありがとう。君の活躍ぶりは本当にうれしいよ。ところで、明日から技術部に行ってくれる。よろしく」とだけ言われたら。どんな気持ちになるでしょう。おそらく「なんで私が技術部なんですか!」と怒りますよね。説明が不足している、つまり情報がないと凶暴になるのです。

私も、新卒入社3ヶ月目で左遷された経験があります。「来週から地方に行ってくれ。人手が足りないからだ」と。これだけです。もちろん会社の命令なので従いましたが、「なんで俺が!」と当時は腹を立てた記憶があります。

話を戻します。

厳しく伝えるか?優しく伝えるか?

結論は「詳しく伝える」です。

詳しく伝える方法は?

詳しく伝えるとは、どういうことか。

以下に例を見ていきましょう。

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業務をお願いする意味:「この業務には◯◯な理由だから、◯◯君に是非お願いしたいんだよね」と情報をたっぷり与えて伝える。

具体的な手の動かし方:「こうしてほしい」とうやり方を具体的に教えてあげる。

他にいい方法あるかな?:こうやってアドバイスを求めるのもいいですね。

不明な点はない?:情報を与えたり、やり方を教えていく中で、不明な点があれば確認してあげる。

しっかりやってくれてありがとうね!:やってくれたら具体的にほめてフィードバックしてあげる。具体的に指示は出すけど、やった後は具体的にほめないという方は多いです。

本日のまとめ

「それは私の仕事ではないので」と輪を乱す部下には、厳しく伝えるのでもなく、優しく伝えるのでもなく、詳しく伝えること。

詳細は下記動画にてお伝えしております。ぜひご確認ください!

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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎30秒で伝える全技術 (KADOKAWA)

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】

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