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Vol.6 「みんな違ってみんないい」と感じた先生の朝の挨拶

こんにちは。マザークエストスタッフのまりこです。
マザークエストでは、10月に学校教育に関するアンケートを行いました。たくさんの方に回答いただき、とても感謝しております。皆さんからのアンケートを拝見して強く感じたことは…

教育の内容そのものよりも
先生と生徒、あるいは先生と保護者との信頼関係があるかどうかが保護者の満足度に影響する

ということでした。

こんな時期だからこそ、というのもあると思いますが、子どもも親も密で丁寧なコミュニケーションを求めているように思います。アンケートをまとめながら、ふと北京の学校でのことを思い出したので、お伝えします。

小学生の登校時には、先生方はクラスの入口に立って子ども達を1人1人で迎えてくれました。小2の娘の担任は、毎日娘におはようと言ってハグしてくれたそうです。でも、全員にハグする訳ではなくて、ハイタッチだったり、映画に出てくるようなグーグーパンパンみたいな手遊びだったり、投げキッスだったりするんだそうです。子どもそれぞれの望んでいる形で挨拶を交わしてくれていました。これは、子どもにとっては元気がでる儀式だったろうと思います。

帰りも同じように、1人1人とハグしたりハイタッチしたりして送りだしてくれます。子どもたちは学校で何か少し悲しいことや嫌なことがあっても、きっとこの挨拶で元気をもらって、家に帰って来ていたのではないでしょうか。

信頼関係を築くというと、とても難しいことのようにも思えますが、こんな挨拶を通して先生は子ども達との絆を深めていたのだなと改めて感じます。

一方、日本の学校ではチャイムがなると先生がやってきて、席についてみんな揃って挨拶ですよね。この違いが生み出す雰囲気の違いは意外と大きいのかもしれません。

日本の先生方ももちろん頑張ってくれていると思いますし感謝していますが、2020年からの教育改革の目的を考えると、こんなところから変えていくのもありなのかもしれません。「みんな違って、みんないい」が頭ではなく心から理解できるような教育になっていきますように。

そして、家でも心を込めて朝晩の密な挨拶をしていきたいなと思いました。

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