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vol.2「自分のやりたい!」 がある子はどう育ったのか 共通点は、パッションと自己決定

 みなさん こんにちは 中曽根陽子です。
私は今、月1本のペースで、「21世紀の子育て 生きる力の強い子の育て方」という連載を持っています。
副題が「自分のやりたい!」がある子はどう育ったのか

 世の中が大きく変わっていく中で、子どもたちが、しあわせに生きていくためには、どんな力が必要なのか? 親にできることは? をキーワードに、 やりたいことを見つけ、その情熱を社会のなかで活かしているワカモノに注目して、本人や親御さんにインタビューをして、これまで彼らがどんな子ども時代を過ごしたのか。親子でどんな関りがあったのか。「新しい時代を生きる力」を育てるヒントを探っています。

 これまで12歳から32 歳まで、13人の方々にインタビューをしてきました。
小学生のときに、化学結合ゲームケミストリークエストを開発して起業した米山維斗(ゆいと)さん。
コオロギラーメンを開発し、昆虫食の魅力を発信している篠原祐太さん。
3年半の不登校を経験し、孤独を解消する分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を開発した吉藤健太郎さん。
全米最優秀女子高生コンクールで優勝を果たしたボーク・スカイさんとそのお母さんのボーク・重子さん。
などなど、多様な道で自分のやりたいことを実現している人たちです。

 やりたいことの見つけ方は人それぞれ違います。
小さい頃から大好きだったことの延長で見つける人もいるし、
いろいろなことをやっていくうちに、やりたいことにたどり着いた人もいます。偶然の出会いから、見つけていった人もいます。

 でも、どの人にも、自分の中から湧き出てくるパッション=情熱があるということ。そして、やると自分で決めているという共通点があります。そして親たちは、子どもの自己決定を尊重していました。

 当然ですが、やりたいことがあっても、できるまでやり抜かなければ実現しません。
 途中には、当然うまくいかないこともあります。
 それでも、やり続けられるってことは、そのことについての強い思いとか、やっている事自体が楽しいという気持ちがあるからなんですよね。
 そして、それが自分で選んだことだったらなおさら、大変なことでも、努力もできるんだと思います。進路や職業を自分で選んだかどうかが、幸せの大きな要因であるという研究結果もあります。さらに、それを応援してくれる人の存在は力になります。

 新型コロナウイルス感染症という、考えてもみなかった出来事で、世の中のあらゆるところで価値観がひっくり返り、自分の幸せは自分で作る時代に入っているんじゃないかと思うのですが、そうなったらなおさら、「自分が何をしたいのか」「何が好きなのか」「なにが得意なのか」ということが、幸せな人生を送るための唯一の羅針盤になっていくのではないか・・・。

そんなことを思うこの頃です。

「自分のやりたい!」がある子はどう育ったのか これまでの記事は、
こちらからご覧いただけます。





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