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VOL.1主体性を育むには?

初めまして。みえです。

アメリカNY近郊に住んでいます。

私と夫は日本人ですが、子どもはアメリカで生まれ、今、小学校2年生の男の子です。アメリカの公立小学校に通っています。

私たちの子どもが大人になる10年後、20年後、どんな社会がやってきて、そのために、今、どんな教育が必要なのか?、私自身、手探りで探し続けています。ここでは、アメリカでの文化・考え方や、子育てを通して感じた教育に関する、個人的な気づきをシェアしていきたいと思います。

さて、アメリカは、6月中旬から夏休みに入りました。アメリカの公立小学校では、「夏休みの宿題」というものは、全くありません。登校日もありません。9月までの2ヶ月半、各自、好きなことを「主体的に選ぶ」のが当たり前です。

サマースクールと言って、お勉強をもっとするため、朝9時〜学校と同じようにスクールに通う子もいますし、サマーキャンプと言って、サッカーや野球などのスポーツ系、絵、ダンス、演劇などのアート系、海や山、とにかく外で遊ぶアウトドア系など、夏休みならではの体験をするためのキャンプもたくさんあります。「選択の自由」がベースで、自分で主体的に選ぶ、アメリカらしいなと私は思います。

日本でも、文部科学省の新しい学習指導要領で「主体性」を身につけていくことが、これからの子どもたちには必要だと定義されたと聞きました。

主体性は、自分の価値観に照らし合わせて物事を判断し、自らの責任で最も効果的な選択肢を実行するということを意味します。

まさに、アメリカの夏の過ごし方は、「主体的」です。人それぞれ。自分の価値観で、自分の良いと思った物を、自分の責任で選びます。1年12ヶ月のうち、2ヶ月半は、結構長い。1年で大きく成長する子どもにとって、2ヶ月半は、結構な長さの時間だと思います。でも、それに対して、学校は、宿題を出したりせず、「元気で良い夏を過ごしてね〜」と子どもたちを、夏休みへ送り出します。自分たちの責任で、2ヶ月半を過ごします。

こんなアメリカで過ごしながら、「主体性」って本当に大切だなと実感しています。でも、どうしたら、「主体性」って身につくのでしょう?

我が家では、今年の夏、子どもの「家事」に焦点をあてています。

どういうことかというと、

子どもが、自分で考えて、家族のためにできる「家事(お手伝い)」を見つけよう!にチャレンジしています。時間がある夏だからこそ、家族が一緒に過ごしてる状況を観察して、自分で家族のためにできることを考えることで、「主体性」が育っていくと思っています。

小学2年生の子どもは、「これ良いな!」というのを見つけたら、嬉々として夢中でしています。小さなことだけど、家族にお箸を並べてくれたり、食事の時、「みんな何を飲みたい?」と聞いて、パパにビールを持っていってあげたりしています。

この「家事」の大切さ、以下のTED TALKでも話されています。「本当に成功する子どもを育てるには」というタイトルで、過保護にするのではなく、主体性を育てることが大切だという話です。14分ほどなので、お時間があるときに、ぜひ。

How to raise successful kids -- without over-parenting | Julie Lythcott-Haims


日本も間もなく夏休みに入ると聞きました。今年の夏は、子どもたちとどう過ごしますか?


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