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発達障害の息子を理解するために役立った本『自閉症スペクトラムの子どもの感覚・運動の問題への対処法』

【はじめに】


長男Rが自閉症スペクトラムと診断されたのが5歳8ヶ月の時。
それからたくさんの本を読んだ。
今、まさにお子さんが発達障害と診断されたり、またはご自身で「うちの子はもしかして?」と悩まれている方がいることだろう。
発達障害関連の本は本当にたくさんある。
ただでさえ日々の子育てや仕事に追われているあなた。
できれば「どの本を読めば良いのか手っ取り早く教えてほしい!」と思っているのではないだろうか。

この記事を読めば、どんな内容が書いてあるのか、どう役立つのかわかるようにしてある。
あれもこれもと手を出して、時間をムダにされませんように。

【タイミングがつかめない】

ブランコの乗り方を習ったことはあるだろうか?
おそらく多くの人は、ブランコのこぎ方など習わなくとも
ブランコの揺れに身を任せ、自然に振り子運動を楽しんでいたはずだ。

長男Rはブランコをうまくこげない子だった。
はじめは親が背中を押してやるので前後に揺れるのだが
どんなに勢いをつけていても、押すのをやめると止まってしまう。
どうやらどのタイミングで足を伸ばせば良いのか、
どうしたら振り子運動に勢いをつけることができるのかが
感覚として掴めないようだ。

ブランコだけではない。
うんていも体を揺らすタイミング、手を前へ出すタイミングがわからないので
ただぶら下がっているだけ。

縄跳びも、縄を回す事とジャンプする事のタイミングが合わせられないので
縄跳びというよりも、後ろから前へ回してきた縄をまたぐという
なんともチグハグな動きになってしまう。

本人はふざけている訳ではなく、ごくごく真面目に取り組んでいる。

とにかく自分の体を使って、何かにタイミングを合わせるということが苦手なようだ。

走るフォームは綺麗だし、水泳もできる。
どうやら運動音痴な訳ではなさそうだ。

とは言え、両親はブランコも、うんていも、縄跳びも特に誰かにやり方を教わってできるようになった訳ではないので、息子への教え方がわからない。

そんな時に、理論だけではなく、

【具体的にどうしたら良いのかを教えてくれたのがこの本だ。】


息子のことを観察して書かれたのではないかと思うほど、
当てはまる特性ばかりだ。

また
・ボタンがうまくとめられない
・靴ヒモがうまく結べない
・姿勢が悪い
・字を綺麗に書けない
なども感覚・運動の問題だということがわかった。

トランポリンやバランスボール、バランスボードなども購入して本書で解説されていたように試してみると、【解決】とまではいかないが、確実に【改善】できた。

自分の体の使い方がわかってきたようだ。

【まとめ】


今年の春、長男は自分の力で楽しそうにブランコをこいでいた。


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