パーパス・ミッション・ビジョン・バリューがイマイチ効かないのはなぜ?
社長
「ついに我が社のビジョンができたので発表するぞ。じゃーん、
『人々を幸せにする!』のである!
これからみんなそれに基づいてやっていくように!
これから毎朝唱和するぞよ!」
社員
「・・・はっ!いいですね、社長!」
はい、こんな会社どうでしょう?
ツッコミどころ満載ですね。
ミッション・ビジョン・バリュー(:通称MVV)とか、近年だとパーパスでしょとか、古くからは経営理念とかクレドとか、要は組織における最上位の概念。
本来、これらの概念に基づき、経営・事業・組織・業務の全てが行われるものなのですが、美しい言葉を掲げているものの、形骸化して日常ではほとんど機能していないということを、残念なほど多く見かけます。
なぜこのようになってしまうのでしょうか?
多くの組織を見てきて、代表的な失敗パターンを挙げていきます。
トップが作ったものをトップダウンで伝えておしまい
→メンバーは「はいそうですか〜」でおしまい
コピーライターに作ってもらっておしまい
→「いい言葉ができましたね!」でおしまい
トップがボトムアップで作らせる
→みんなで考えてつくりなさい。と言われても、「社長はこう思ってるだろうなー」と過剰に忖度したものになってしまいますね
現状を肯定しているだけ
→今のままでいいとなってしまうので、現状のまま変わらなくていいということになりますね。みんな共感して満足し、この罠にはまることは多いです
実態とかけ離れている
→「社会のために!」と言ってても実際の活動が「株価・売上・利益のために!」と、言ってることとやってることが違うと意味ないですね
抽象的過ぎてリアリティを感じられない
→「みんなを幸せにします」と言われても、みんなって誰なんですか?幸せってどういうことですか?となり、いいこと言ってても機能しませんね
ワクワクしない
→そんなビジョン、目指そうと思いませんね
本音でない
→そりゃ、タテマエだったら作用しませんよね。むしろ社内政治に使われてしまいます
みなさんの組織にはいくつ当てはまるでしょうか?
このような状態では、掲げたものがビジョンだろうとパーパスだろうと、
そんなことよりも全く機能しませんよね。
ではどうするのがいいのか?
については、次の記事に書いていきますので、お楽しみにください!
ビジョン・ミッション・バリューのつくり方、使い方について個別にご相談したいかたは、こちらへご連絡いただけたらと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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