webマーケの小噺

はじめまして。

Diverseというマッチングサービスを運営している会社でマーケティングを担当している茂木と言います。何かしら思いついたものを書き留めようとnoteを始めます。不定期で更新していければと思うので、これからよろしくお願いします。

Diverseではインハウスでのマーケティングをここ4−5年続けています。インハウスの良し悪しに関しては、いろんな方がいろんなことを言っているので、ごく近視眼的にDiverseのインハウスのマーケティングで大事にしている点を2つ上げます。

①再現性

日々(というか時間単位)数値と向き合って、PDCA(場合によってはOODA)を回している中で、ある目的で行った施策が再現性があるかどうかを重要視しています。不確実性と常に隣り合わせの中で、狙いを定めたアウトプットが同条件で同じような数値が発生できるかどうかをマーケターに求めています。

例えば、ある広告でのアプリの新規獲得は、imp・CPM・CTR・CVRの4項目で効果の良し悪しを図れると思います(少なくともCPIは)が、どこの数値を改善しようとしてどういう結果だったかを常に意識してもらっています。この考察がなければ数値が良かったとしても次につなげられないので、悪化した考察が深い方が、むしろマーケターのキャリアとして前進しているのでは考えてます。なので、例えば、代理店の営業から提案が来る「勝ちパターン」のような考え方は思考が停止すると思っているので、推奨してません(常に試み、改善していくには不適切なキーワードだと考えてます)。この再現性に向けての施策と振り返り関しては、運用者・デザイナーがそれぞれ認識を合わせてこそ成立するため、出来るだけコンパクト(関係各者を減らして)に進めていく方が効率がいいと思います。

②コントロールできる領域

若くて活気のあるメンバーは非常に心強いのですが、注意しないといけないのは、なんでもやりたいと思って、自身のマーケの考えやアウトプットが薄くなることです。そしてもっというと、アウトプットが薄くなることで自信がなくなったり、モチベーションが下がるようなことが発生しやすくなります。これが起きる状況としては、自分がどこの領域までコントロールして、どこをコントロールできるか試してみようとしているかの線引きが曖昧だからです。マーケターは常にいろんな数値を見て優先順位を決めていろんなタスクを同時並行で進めていくと思いますが、このコントロールという意識を常に持っておくのと持っておかないとでは、その後のキャリア形成のスピードが100倍くらい変わると思っています。数値を整理したり、タスクを整理したりする前に、自らの引き出しの中にコントロールできるアイデアがどれくらいあって、それが市場の中でどれくらい影響があるかを理解することが重要です。そして上記に挙げた再現性をもつ施策が自分の引き出しの中に増えていき、市場に対してコントロールできる領域が広がっていくことが事業だけでなく自身の成長につながるのではないでしょうか。

また、この場合コントロールできる領域としては数値をコントロールする意味において、マーケターとクリエイティブ担当でそれぞれ意味合いが変わりますので別途またお話できればと考えてます。

ところで、Diverseでは、再現性を強めた施策で市場に対してコントロールできる領域を広げていけるマーケターを募集しています。webマーケターとして活躍していきたい人、一緒にお仕事しませんか?

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