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ファッション住民MNPとノマド部屋とクリエイティブ合宿 机上の九龍城 #19 (モテアマス三軒茶屋 2022年4月レポート)


本レポートはモテアマス三軒茶屋の「その他」の部分の活動を運営する、モテアソブ三軒茶屋の月次レポートである。
(「その他」については、「モテアマス三軒茶屋」をモテアソブ三軒茶屋とR65で共同運営へを参照

【モテアマス三軒茶屋】
 モテアマス三軒茶屋は、三軒茶屋某所にあるシェアハウスである。
あまりにも規模が大きく、借り手のいなかった15LDKの大豪邸の活用方法を考えていた時に現在の主任であるカズキタが名乗りを上げ、2016年11月23日にカズキタ、大家のポールらを中心に立ち上げ。現在は多様な住み方の住人を受け入れ、多拠点生活者を含めると26人が居住する大規模シェアハウスとなっている。住人の自由さや雑多な雰囲気から『三茶のインド』『現代の九龍城』などと呼ばれている。

【2022年度4月のモテアソブ三軒茶屋の活動実績】
・モテアマス住民: 22人
・ファッション住民:55人
・売上:   679,420円
・住民への支払い:467,600円(ファッション住民含む)

ノマド難民を救う!三茶ワーキングスペース中野部屋


モテアマスの各部屋の改装を手掛けるデスク環境プランナーの中野君。
その部屋が快適すぎるあまり、住人たちがリビングではなく、中野部屋にこぞって集まっているそう。
不在時にはワークスペースとしても貸し出しをしている中野部屋について詳細を聞いた。
三軒茶屋での作業場所難民となっているファッション住民各位はぜひ仕事場の利用候補として加えてほしい。

中野部屋デスク


中野:
コンセプトは「快適な部屋」。作業環境と睡眠環境を極限まで極めた部屋になっています。
6月中に再改装予定で、床の板張りを行い、机とベッドを仕切っている壁の位置を変えようと思っています。

デュアルモニターと広々したデスクで快適な作業環境が約束されている


ー中野部屋では最近何が起きているんでしょうか?
中野:
一時期、中野部屋が住民の集まる飲み会会場になっていた。
リビングに知らない人が来て混乱しているときに、住人は2階の中野部屋に集まっています。

ー部屋を改装したことによる中野くんの暮らしの変化はありますか?
中野:
快適になった反面、快適さを追求してモニター、本棚、スピーカー、ライト、空気清浄機、ドライヤーなどいろいろ投資したのでお財布が…。
利用者が増えたらテーブルの天板を10センチ拡張するために新しい天板にしたいです。

ー利用者の方にメッセージがあればお願いします。
中野:
募金箱を置くのでカンパよろしくお願いします。
毎週火曜日は出社なので、固定で使う人を募集中。
それからデスク環境構築のお仕事も募集しています。

お問い合わせはこちらまで。

▷Infomation
中野部屋利用プランについて
ワーキングプラン、1日利用も可能。
引きこもりたい人や仕事場を探すのが大変なモテアマスファッション住民の方におすすめ。
おすすめの使い方、利用料金、設備アメニティなどは下記の記事参照

ファッション住民もぐり事件発覚からの「もぐり乗り換えプラン(MNP)」新設のお知らせ

モテアマス三軒茶屋の関係人口【ファッション住民制度】に、この度新たに「MNPプラン」が新設された。

事の経緯…


4月某日、モテアマスの関係人口ファンクラブ「モテアマスファッション住民」にお金を払っていない人がファッション住民LINEに入っているというタレコミがファッション住民のかおるさんから届いた。

moguri a.k.a Kaoru

そこで事実関係を確認したところ、タレコミをしたかおるさん自身が1年半の長期もぐりであったことが発覚。
対応策として通常プランより50円多く加算される「ファッション住民もぐりプラン」を新設し、潜っている人は自主的に「もぐり乗り換えプラン(MNP)」に入ってもらうことに。
月額550円の会費で罪を浄化することできるようになった。

例)1年半未払いもぐりで9000円の罪を浄化するには、MNPに加入することで50円を15年で返済できる。


ー1年半にわたりずっともぐっていたことが今回わかりましたが、その間ファッション住民制度はどのように活用していましたか?

かおる:
モテアマス界隈の情報源や、日常に笑いをもたらす場として活用していました。冗談を言い合ったり、いい大人同士なのにかなりラフでどんな話題でも気軽にやりとりできる場は意外と貴重だと思います。
話題は千差万別で、仕事情報から美味しいお店情報、飲み会やご飯のお誘いから、リアルタイムでモテアマス民達の動きが頻繁に更新されるのはとても楽しいし、気軽に参加できる土壌ができています。
ファッション住民である事で、モテアマスに住んでいない時や初対面の人と会う時も既に存在を認知し合っているので交友関係も広がります。

ーヘビーユーザーとして楽しく活動していらっしゃったと思うのですが、ご自身がもぐりだと発覚した瞬間のお気持ちについて教えてください。

かおる:
元々campfireのアカウントを間違えて2つ作成してしまっていたので、どっちのアカウントでファッション住民に入っていたか確かめようと思ったのですが、どちらのアカウントをいくら確認しても入会記録がなく、もしかしてどこかで3つ目のアカウントでも作ってしまっているのではないかと一瞬思いましたが、すぐにそもそも加入できてなかったと理解しました。
そしておそらくファッション住民の中でもトップクラスのグループ活用者だったので自分を恥じましたね。
ずっとロムってるならまだしも、堂々とグループを活用してたので椅子から飛び跳ねるほど驚きました。

ー晴れてもぐり乗り換えプラン(MNP)参加者になったときのお気持ちについて教えてください。

かおる:
救われました。
1年半もの長きに渡りもぐっていたとはつゆ知らず、しかしカズキタさんはおそらく初めから知ってたんです。でも優しさ半分面白さ半分でおそらく敢えて指摘しなかったので、正直「知ってたら教えてくれよ…」という気持ちもありましたが、敢えて言わない事でその人を信頼しつつ、正規で500円払って入ってくれている方々からしたらフェアじゃないので、こうしてMNP(もぐり乗り換えプラン)を作る事で逆に面白さをプラスしつつカミングアウトしやすい環境を整えながらお互いwinwinな形を模索してくれたカズキタさんには感謝しています。

ーギルティ精算までに15年かかりますが、どのように捉えていますか?

かおる:
1年先の未来も全く分からない人生を歩んでいるので(まさか1年前にはモテアマス正規住人になるとも、もぐりが発覚するとも思ってなかったですし)15年後の未来は想像もつかないですが、モテアマスはその時々の社会にフィットした形に変化しながら私たちを誰1人取り残さず包括し続けてくれるSDGsな存在なので、15年縛りがむしろ楽しみでもあります。
きっとファッションも今では想像もつかないメンバーがいたり、突拍子もない事がありながら拡大し続けるはずなのでとてもポジティブに捉えています。

もぐっていた方はMNPへのお乗り換えを。
正規にファッション住民になりたい方も下記より登録をお願いします。

クリエイティブ研修の受入を開始いたしました。

全国各地のコミュニティづくりやにぎわい作りを行っている株式会社はじまり商店街に今年1月に入社した新入社員ゲンツー。
普段はコミュニティビルダーとして、まちづくり・コミュニティづくりに向けたプロジェクトの企画やマネジメント業務を行っている彼のクリエイティブ研修の場としてなぜか選ばれたのがモテアマス三軒茶屋a.k.a三茶のインド。
入社後に1週間の住み込み研修を受けた彼は、モテアマス三軒茶屋で何を学んだのか。そもそもシェアハウスに住むことではたして新人研修となりうるのか。
彼をモテアマスに送り込んだ「はじまり商店街」共同代表のくまがいさん、送り込まれたゲンツーさんに話を聞いた。

左からゲンツー氏、くまがいさん

ーはじめまして。今回、モテアマスでクリエイティブ研修に参加することになった経緯を教えていただけますか?
ゲンツー:
はじまり商店街の共同代表、くまがい(以下、くまさん)さんと一緒に3月末、モテアマスに一度遊びに行きました。その時に別のシェアハウスに住んでいることをカズキタさんにお話したとき、『YOU、モテアマス住んじゃいなよ!』的なノリになって。その流れで、1週間、体験入居させてもらえることになったんです。

ーなぜモテアマスに新人社員を派遣しようと思ったのでしょうか。
くまがい:
うちの会社には無いクリエイティブの風を感じて欲しかったからです。モテアマスの方たちは物事を「面白がるチカラ」があると思っています。ツマラナイもの、面白くないものを、自分ごと化するチカラと言ってもいいかもしれません。

ーゲンツーさんに研修について告げたとき、どんな反応でしたか?
くまがい:
わりとポジティブな反応だったような?ww
事前に住民であるSEIYAくんのイベントでモテアマスメンバーとの接点はあったので、そんなに怖さはなかったのではないかと。また、研修する事が決まった際も、ちょうどカズキタさんとゲンヤくんと話せたのも大きいですね。カズキタさん=モテアマスなので、すぐに暮らしのイメージができたんじゃないかな?

ゲンツー:
くまさんから告げられたミッションは『クリエイティブを吸収せよ!』でした。モテアマスのことは『三茶のインド』と聞いていたので、海外出張を命じられるような感覚。ウハウハしていました。ウホウホだったかもしれません。

ーモテアマス研修ではどのように過ごしましたか?また印象的なエピソードがあれば教えてください

ゲンツー:
研修が始まる前、クリエイティブという言葉自体、自分の中でちゃんと理解できていないような感じで。そのような中でどう吸収したらいいのかな?って考えていました。
モテアマスのみなさんと会話する中で、初日から『人間の趣味嗜好がなぜそこに辿り着くのか?』などが話題になることも。思考する内容の深さに驚くばかりでした。そこで、考えるのをやめて、『ただ感じる』ことにしました。
研修中は理由がなくても、なるべくリビングや勉強部屋にいるようにしていました。なんでもないような時間にこそ、クリエイティブが詰まっているような気もしてて。カズキタさんもリビングで『クリエイティブはその辺に漂っているもの』と言っていましたね。

左からカズキタ、ゲンツー、くまがいさん、星野源(ゲン)

ー研修前と研修後での変化はいかがでしょうか。
くまがい:
正直まだ分からないっすねー。
とはいえ、モテアマスのクリエイティブをしっかりとインプットした印象は受けます。後はこれからゲンヤくんがアウトプットするものを楽しみにしたいですね!

ゲンツー:
今回の研修で学んだものは、『自分の感性を信じ、感じることで、クリエイティブは吸収できる』ということ。そして、吸収したクリエイティブを使って、面白い企画をつくっていきたいですね。モテアマスの仲間と一緒に!
仕事だけでなく、生きていく上で一番大切なことは、『誰と同じ時間を過ごすか』だと思っています。研修期間は終わりましたが、今もモテアマスのファッション住民のひとり。これからも、継続してクリエイティブは吸収していきたいです。

ーモテアマスで研修を検討している人事担当者にメッセージがあればお願いします。
くまがい:
モテアマスで学べる事(一方的に思ってる事)
・多様性
・柔軟性
・クリエイティブ(アオイホノオ系)

きっと他にもたくさんあると思いますが、海外研修するよりもモテアマスで研修した方がいいと思います

『自分の感性を信じ、感じることで、クリエイティブは吸収できる』
クリエイティブな感性が足りていないと感じる皆さん、モテアマスに泊まり込みで感性を刺激しに来てみるのもいいかもしれません。

モテアマス主任カズキタ誕生ウィーク開催からの二郎

4月第3週はモテアマス三軒茶屋の主任であるカズキタの誕生日ということで、1週間にわたり誕生ウィークが開催された。

手作りケーキ

連日、ゲストによるお祝いとプレゼントが寄せられた。

<プレゼント一覧>
アルマーニのパンツ (世界のマキタ様)
小樽から空輸された酒 (かおるん様akaもぐりん)
ドンペンリュック (大堀悟様)
ドラえもん(くまがい様)
スズメ (本D様)
野郎ラーメンのブラックカード (星野源様)
二郎(星野源様)
太宰治(谷合様)
風船

ドラえもんとスズメ


様々なバースデーグッズが寄せられた


また、同週には星野源の送別会のため二郎三田本店を訪れた。
二郎創設者である山田さんは午前中のみ本店に立っているので、それを狙って朝8時からジロリアン達に混じって列に並び、二郎を食べて各自エクストリーム出社していった。


今月の森君コーナー

鯖江の森くんがフィンランドに留学してしまい、さみしいので森ハウスのクラファンで支援した「モテアマスの床で撮影した森君抱き枕」が常設され、代わる代わるさみしさを癒している様子を定点観測するコーナーです。


遠くにいる森君


来月の目標

▶定性的な目標
・二郎の麺普通野菜増しにんにくを完食する
▶定量的な目標
・ジロリアンを5人増やす

机上の九龍城とは、モテアマス三軒茶屋で日々起きる嘘か現実か曖昧な事象を、限りなく客観的な視点で記録するというプロジェクトのことです。100年後にファンタジーとして映画化されることを望みます。
よろしければ投げ銭お待ちしています。
恵まれない大人のためのヤクルトになります。

発行:モテアソブ三軒茶屋「机上の九龍城編集部」
編集:カズキタ @kazkey39
執筆:ながりな @nagarina


3.今月のお部屋訪問とカズキタ近影


中野部屋(201号室)
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