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”称賛”と”感謝”の文化が根付いた組織の強さとは?

※この記事は【ログラス Businessチーム Advent Calendar 2022 】の第14日目(12月14日分)にエントリーしています


はじめに

皆さま、はじめまして!経営管理SaaSのログラスでカスタマーサクセスをしております元野と申します。

ついこの間入社したものと思っていたので入社エントリでも!と考えていたのですが、冷静に考えると2022年の2月に入社してから早いもので10ヶ月が経過しておりました。。。
なので今回は今更すぎる入社エントリは置いておいて、入社から1年近くログラスにいて感じたことを記事にしてみようと思います。

私が入社したときは30人に満たない組織でしたが、今や60人近くの規模になっており驚きと喜びを隠しきれません。
そんな急速に組織拡大しているログラスの中で入社以来個人的に強烈に感じていることが”称賛”と”感謝”の文化がすごい!!ということです。
今回はそんなログラスにおける”称賛”と”感謝”の文化について書こうかと思います。

この記事はログラスに興味をお持ちの方やスタートアップに興味がある方、称賛と感謝の文化があるからなんなのよ?と感じていらっしゃる方に是非ご覧いただきたいと思っております。

と、本題に入る前に、冒頭で「入社エントリを書こうと思っていた」とお話させていただいております通り、私がログラスに入社してからこのように何かを発信することが初めてなので、最初に簡単な自己紹介だけさせていただきます。

名前:元野勇希(もとの ゆうき)
経歴:プライム上場企業の不動産デベロッパーで経営企画部として約5年間勤務→2022年2月にログラスにカスタマーサクセスとして入社
趣味:筋トレを嗜む程度に
今年のMy流行語:パワー
誕生日:12月17日

ログラスではカスタマーサクセスとして、Loglassをご導入してくださったお客様に対するオンボーディングやオンボーディング完了後のサポート、更にはお客様の経営管理の高度化に向けたより高度なLoglass活用および運用フロー構築のご提案などをさせていただいております。

なお、筋トレはマシンよりフリーウエイトトレーニング派です。
クリスマスにはサンタさんが可変式ダンベルをプレゼントしてくれないかなとワクワクしております。
誕生日は12月17日です(2回目)。

それでは本題に入っていきたいと思います!


称賛とは?

そもそも称賛とはなにか?
説明せずとも皆さまご存知かと思いますが、念のため辞書を引いてみました。
称賛とは「褒めたたえること」という意味です。

ちなみにこの「褒めたたえること」を表す【しょうさん】には【称賛】と【賞賛】という異なる漢字で表現される2種類が存在し、前者には「言葉にして褒めること」、後者には「金品をあげて褒めること」という意味があります。

冒頭でお話させていただきました通り、私はログラスに入社してから特に前者の【称賛】、そして感謝をする文化が全社的に根付いているなと感じることが多くあり、その称賛と感謝によって多くの場面で助けられてきました。

私がログラスに入社してから実際に称賛・感謝されることによって感じた以下の3つのメリットについてお話してみたいと思います。

  • 自分の強みに気付くことができる

  • 積極的に行動できるようになる

  • 組織に対するエンゲージメントが高まる

それぞれ詳しく説明していきます。


称賛と感謝がもたらす3つのメリット

自分の強みに気付くことができる

称賛や感謝をされることによって感じられるメリットの1つ目は「自分の強みに気付くことができる」ということです。

やはり自分が頑張ってきたことに対して称賛や感謝をされると単純に嬉しいです。
一生懸命頑張ってきたこととが報われて「頑張ってきて良かった」と思える最高の瞬間でもあります。
しかしながら小さなことでも称賛し合う文化がある中にいると不思議なことに嬉しさとは別の感情を抱くこともあります。

それは「え、こんなことでも称賛されるの?」というちょっとした戸惑いです。

これは捉え方によっては何でもかんでもちょっとでもよかったら称賛される、称賛されることがインフレしてありがたみを感じられなくなっているというようにも聞こえるかもしれませんが、もちろんまったくそういうことではございません。
「え、こんなことでも称賛されるの?」という戸惑いの背景には「自分としてはそこまで頑張って行動したことではないのに」「当たり前のことをしたまでなのに」という気持ちがあります。
そしてまさにこの感情にこそ「自分の強みに気付くことができる」というメリットが潜んでいるのです。

これは完全に私の個人的な考えになるのですが、自分の強みは強みであるが故に「他者よりも楽にできてしまう」「当たり前にできてしまう」「楽しくできてしまう」「言われなくてもついついやってしまう」ものだと考えています。

例えば私ですと部屋の掃除をしたりや何かを整理したりすることはついついやってしまうことです。
もっと具体的に言うと本棚にある本は同じ高さのものを揃えたり、漫画は1巻からちゃんと並べたり、自分が考えるカテゴリに分類してエリア別にまとめたりしてしまいます。
別に誰かにやれと言われることでもなくついついやってしまうことです
今これを読んだ方でも「え、そんなの当然でしょ?そんなの強みでもなんでもないじゃん」と感じた方と「なんでそんなめんどくさいことするの?笑」と感じた方がいらっしゃるのではないかと思います。

その違いが自分の強みです。

そのため、この例としてあげたような行動に対して称賛や感謝をされると「え、こんなことでも称賛されるの?」という戸惑いを感じてしまうのです。
自分では当たり前にできてしまう、ついついやっちゃうくらいのレベルでまったく大変に感じていないからこそ自分の強みとして認識することが難しいのものです。

称賛や感謝した人にとっては苦手なこと、不得意なこと、できないと思っていたことだからこそ称賛や感謝をする。
それを受け取って初めて今まで気付いていなかった自分の強みに気付くことができるのではないかなと思っております。


積極的に行動できるようになる

称賛や感謝をされることによって感じられるメリットの2つ目は「積極的に行動できるようになる」ということです。

なぜ称賛や感謝をされると積極的に行動できるようになるのでしょうか?
それは称賛や感謝が自分の行動が良かったものだというフィードバックになるからです。

そもそも積極的に行動することができない背景にはいくつもの理由があると思います。
「行動することによって失敗したくない」「行動するモチベーションがない」「実は行動する必要がない」「そもそもどんな行動をしていいのかわからない」などなど。

称賛や感謝はそれらの行動しない理由を解消するものになります。

例えば「行動することによって失敗したくない」という理由。
この理由にも根本には失敗したら笑われてしまうのではないか、失敗したら評価が下がるのではないかというようないくつもの不安があるものと推測されます。
しかし称賛や感謝をする文化が根付いていると、失敗したことに対して笑ったり結果だけを見ただけで評価を下げたりするのではなく、行動したことそのものに対して称賛を送られることが多いです。

ここに【賞賛】ではなく【称賛】である重要性があります。
【賞賛】は往々にして成果に対して与えられる事が多いですが、一方で【称賛】は成果だけでなく行動に対しても与えられることが多いです。

称賛の文化が根付いている組織では例え成果が出ていなくても存在を認められる環境があります。
そのような心理的安全性が確保された環境であると失敗を恐れず積極的に行動することができるのです。

他にも「行動するモチベーションがない」に対しても称賛や感謝をされることが次の行動を生み出すモチベーションにつながりますし、「実は行動する必要がない」「そもそもどんな行動をしていいのかわからない」という点についても称賛や感謝をされることによって、周囲に必要とされている行動がわかり、具体的にその行動に移すことができるということにつながります。

称賛や感謝は行動を生み出すモチベーションであり指針になります。


組織に対するエンゲージメントが高まる

称賛や感謝によって感じられるメリットの3つ目は「組織に対するエンゲージメントが高まる」ということです。

称賛や感謝をされると前述のメリットの通り「もっとこの組織のために頑張ろう!」と思えてより積極的に行動するモチベーションとなり、ひいては組織に対する高いエンゲージメントにもつながりますが、この3つ目のメリットは称賛や感謝をされることよりもむしろ、称賛や感謝をすることによってより感じることができるメリットになります。

1つ目のメリットでも記載しましたが、称賛や感謝をされるということはつまり、その人にとっては苦手なこと、不得意なこと、できないと思っていたことであり、ありがたいことであるということです。

これは自分が称賛や感謝をする側でも同じことです。
つまり、自分が苦手なこと、不得意なこと、できないと思っていたことに対して自分以外の誰かが行動して、ありがたいと思ったときに称賛や感謝をしたくなるものです。

このありがたいと思うことはその行動に対してのみならず、その行動をした人の存在に対しても感じる事ができます。
つまり、称賛や感謝をするときには、自分だけで成果を上げているわけではない、自分だけで業務が回っているわけではない、自分以外の周囲の人の存在や協力があるからこそ成り立っているものであるということを改めて理解することができるのです。

結果、自分が組織の一員として今ここにいる意味を強く感じることができ、組織として成果を上げるために自分は今何ができるであろうかということについてより深く考えられるようになります。


ログラスにおける称賛と感謝の文化をつくる取り組み

ここまで実際に私が体験してきた中で感じた称賛と感謝がもたらすメリットについて説明させていただきましたが、ここからはログラスにおける称賛と感謝の文化をつくる取り組みについて3つご紹介させていただきます。

タコスシステム🌮

ログラスではHeyTacoというサービスを利用しており、何か称賛したいことや感謝したいこととがあったときに、Slackでその言葉とともにタコスを送るシステムになっております(いわゆるSlack内のピアボーナス制度です)。

1日に送れるタコスは5個までとなっていますが、「5個じゃ足りないよ!!」というときのために「ダミータコス」のスタンプもつくられています(すぐにSlackスタンプがつくられるというのもログラスの良い文化だと思っています)

1日6個目から送られるダミータコス

ちなみになんでタコス?と思われた方も多いのではないかと思いますが…実は正直私もよくわかっておりません(笑)
噂によると創業者は「なぜタコスなのか?」という質問に対して「だって、みんなタコス好きだろ?」的な回答をしているとかしていないとか。
最高に良いノリですね。

引用:Why I built HeyTaco!: My misson to spread apprecation|HeyTaco!(https://blog.heytaco.chat/why-i-built-heytaco/)

グッドボタンやハートマークではなく、タコス。
この丁度よいくらいの意味のわからなさが逆に送る楽しさにもつながっているのではないかと勝手に思っています。
個人的にはなぜタコスなのか、この絶妙によくわからない感じが最高に気に入っています。


KAMI会📝

KAMI会は毎週金曜日の終業前に開催されている今週の感謝をポストイット(紙)に書いて伝える会です。

なぜ「KAMI会」なのか?

※KAMI会の由来としては、アニメや漫画の「神回」と紙を渡す会「紙会」をもじったものです。

出典:「ド・スタートアップの文化創り~KAMI会~とは?

このあたりの由来も含めKAMI会制度の導入の背景や得られた結果などは以前、代表の布川が書いた記事がありますのでそちらをご参照いただければと思います。

尚、KAMI会が開催された当初は感謝の言葉を書いた紙を直接手渡していたようですが、現在ではリモート勤務も増えてきたことにより、オンラインホワイトボードのmiroを利用しています。

このKAMI会ですが、運用方法は少しずつアップデートされてきており、当初は一人ひとりが感謝の言葉を伝える時間を設けていましたが、従業員数が増えてきたこともあり現在では「KAMI5(ファイブ)」としてシャッフルでランダムに選ばれた5名が代表して発表できるというシステムに変更されております。

ある日のmiroを用いたKAMI会の様子。選ばれしKAMI5にはお立ち台も用意されています

KAMI5の5名に厳選して一人ひとり感謝の言葉を伝えられる時間が十分に確保されたことにより単純に「ありがとう」ということだけでなく、どういう中でどういう行動を取っていた、それはこういう形で素晴らしいということを具体的に伝えられることができるようになって非常に濃密な時間になっております。

また、感謝を伝えられた人からのアンサーの時間もあるのですが、これもまた有意義ですので既に自社の中で同様に称賛や感謝を伝える場を仕組みとしてお持ちの皆さまも是非一度お試しくださいませ。


Win Session🏆

そして最後にWin Sessionです。
これも毎週金曜日にKAMI会の後に開催されているもので、その週で出た成果(Win)を各チームが発表し、互いの成果を称え合う会となっております。

この時間は全員で盛り上げ熱狂的な雰囲気でそれぞれのWinが発表されていきます。

Slackではわいわいスレッド(発表を盛り上げるスレッド)が立ち上がるのですが、これまで他のログラスメンバーのnoteにもたびたび登場しているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、いつも数百件というとんでもない数の投稿がされます。

※2022年11月入社の松倉さんのnoteにもWin Sessionをはじめログラスの雰囲気について書かれているので是非ご覧ください。

まだ60人規模の会社と言えど、普段お互いがどのような業務をやっているかはなかなか見えにくい部分もあるので、この時間でどのような機能がどのくらい開発されているのか、どんなプロジェクトがどのくらい進んでいるのか、どんなお客様のアポがいただけているのか、どんなお客様にご契約いただけたのか、どんな方に内定承諾いただけたのかなどなど各チームは全力でその週の成果を発表し、聴衆はスレッドも含めて全力で称賛し、野次るという非常に大切な時間となっています。

この熱狂的な雰囲気はこの規模ならではの良いところだと思っています。


番外編(称賛の文化が根付いていることがよくわかる事例)

ログラスにおける称賛と感謝の文化をつくる取り組みを3つご紹介させていただきましたが、番外編として称賛と感謝の文化が根付いていることがよくわかる事例を1つ追加でご紹介させてください。

それは

称賛や感謝を表すスタンプが非常に多い!

ということです。

ログラスの特徴的な文化の一つにスタンプの量がすごいという事があるのですがその中でも称賛や感謝を表すスタンプが非常に(異常に?)多いです。
たとえば「ありがとう」「感謝」だけでも10種類ほどのパターンがあります。
ほかにも「流石」「神」「偉業」「天才」「最強人材」「偉い」「偉すぎマン」「ナイス○○」などなど。
数多くのスタンプが存在します。
使うからこそ作られる。つまりそういうことなんだなと感じております。

ちなみに私の「よく使う絵文字」はこちら

ちゃんと今年のMy流行語「パワー」が入ってますね

4種類の土下座が入っているのがやや気になりますが(笑)


最後に

ログラスに入社してから称賛と感謝の重要性、そして称賛と感謝の文化が根付いているからこそ、組織や一人ひとりの強さを感じることが多々ありました。

そしてそのような称賛と感謝の文化があったからこそ「何者でもない」と思っていた自分の強みを見出すことができて、積極的に行動できるようになり、お客様に対してはもちろんのこと本気でこの組織のために頑張りたいと全力で日々の業務に取り組むことができています。

称賛、感謝、大事。

そしてここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました!

拙い文章だったかと思いますが、この記事で少しでも良かった部分があれば是非Twitterなどで【称賛】していただけると、自分の強みを知るきっかけになりますし、これからも情報発信していこうと思える糧になりますし、何より褒めていただいたあなたのことを好きになります。


これで本当に最後

2022年12月、ログラスではアドベントカレンダーを毎日更新しています!
いつの間にか折り返しておりましたがまだまだ続きますので、是非お楽しみに!

明日はご出身地の関係で特定の麺類には一家言あるインサイドセールスの大久保さんです!
元陸上部の棒高跳び選手だったという噂もあるのでハードルを上げに上げて是非ご期待ください!

改めて、最後まで読んでいただきありがとうございました!!


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