#13 塩対応
模索俳優・モサク(@mosaku_actor)です。
塩です。ミネラルです。
ー 完 ー
さて、いつものCMエキストラ案件です。
しかし、今回は何かが違います。
現場に到着するや否や、誰もいない待機部屋に案内されます。
本当に誰もいません。
ずっと一人です。たまに照明さんやら美術さんやらが機材などをとりにやってきたりします。その程度の人の出入りです。
ロケ地を転戦しているらしく、香盤的には少し押してる感じでした。
それはまぁ、仕方ないのでいいのです。
塩対応も、まぁエキストラだからある程度は仕方ありません。
で・す・が!!
さすがに本番でいきなり呼ばれて、あれがちがう、これがちがう、みたいなこと言われても困ります。
衣装チェックすら行われず現場入りなので、合致するわけありません。
申し訳ないが、制作進行の不手際を役者のせいにしてほしくありません。
演技の質がマズくて進行が遅れるのはこちらの責任と思ってますが。
その場で複数持ってきていた衣装にチェンジ。OKが出たので後はひたすらエキストラに徹します。
ちなみにその現場でのエキストラは私1名のみです。
喫茶店の客役でひたすら座っていたら、撮影が終わりました。
最後に挨拶をして帰ります。
お弁当があるので持ち帰ってください~、とお言葉をいただきます。
しかし、すでに支度場に別れの挨拶を済ませ、現場で最後の挨拶をしているタイミングです。お弁当だけもらいに戻るわけにもいかず(戻ったけどどれかわからず)そのまま帰宅することになりました。
「ああ。エキストラにも優しかったあの現場は神対応だったのか」
という思いを胸に帰宅するのでありました。
では、お疲れさまでした。ありがとうございました!!