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#9 大物俳優現る!!

おはようございます!よろしくお願いします!!

模索俳優・モサク(@mosaku_actor)です。

今回もVシネマっぽいドラマです。

とあるクラブ?でロケでした。


ー 完 ー


Vシネマといえば極道ものっぽいのが多い気がします。
最近多くなったので気にも留めなくなっていますが、「役:サラリーマン」が非常に多いです。圧倒的数を誇ります。あとは「お父さん」でしょうか。

「個性がないのが個性」

という評価をもらったことがあります。
この仕事の後で一緒になった他の俳優さんから。

そんなこんなで、極道ものでクラブでのシーン。
ロケ地は都内某所のクラブ店舗です。
私は遊びに来ているサラリーマンの演技をします。

しかし、クラブなんて行ったことありません。リーマン時代に行ったことがあるのは、キャバクラとスナック程度です。仕事のお付き合いです。

自分のお金で遊びに行くときは、立ち飲みとかバーといったおひとり様で問題ないところに行きます。

さて、クラブの物珍しさにもそろそろ飽きてきたころ事件は起こります。
(ちゃんとエキストラの仕事はしてますよ?)

何度かリテイクを出した激しい演技でした。
そんななか、とうとう事件が起きました。
大物俳優が熱演した結果、バーカウンターに置いてあったグラスに接触し割れてしまったのです。

(をっと!!どうするんだ!?)心の声

などと見ていたら、怪我をしないように最低限の片づけだけを行い撮影続行です。取れ高(?)が最優先です。

大物俳優さんはスタッフ、エキストラ含め皆のケガ等を心配し、声をかけ問題ないことを確認します。流石です。気遣い等が違います。
全方位問題なしとなった時点で演技に戻っていきます。

なので、我々エキストラも割れたグラスなど気にすることはできません。
演技に集中です。大物俳優の演技に水を差してはいけません。

その後は順調に撮影も進み無事終了しました。
時間も時間なので、早々に撤収です。

割れたグラスがどうなったか、我々エキストラに知る由もありません。


現場にはいつも何かしらのハプニングがつきものです。
自分の身に降りかかると死にそうなくらい緊張します。
でも、ワクワクします。エキサイティングです。

そんな世界に身を置いているのだなぁ。と、これを書きながら思います。


では、お疲れさまでした。ありがとうございました!!