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のだめみたいに、生きられるようになりたい。

元気がなくなった時、ふと観たくなる映画はなんですか?

わたしはいつも、のだめカンタービレを無性に観たくなります。

なんでなんだろうなあとふと今日考えていて、なんとなくそうかも、と思ったことがあるので書き留めておきたいと思います。

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わたしがのだめカンタービレシリーズが大好きな理由は、もちろんそのストーリーや、音楽たち、そして周りの賑やかな登場人物たちの魅力ももちろんなのですが、やっぱり一番はのだめのキャクター性なのかなあと思っていて。

作品の中で、主人公ののだめの表情は、ほんとうに目まぐるしく変化していきます。

笑ったり、泣いたり、悔しがったり、怒ったり。
お風呂にも入らずに猛烈にピアノの練習に励んだり、ちあき先輩に大好き!って気持ちを全力で伝えたり、落ち込んで落ち込んで一人で引きこもったり…。

あんなにも全力に、まっすぐに、素直に、自分の気持ちを表情できるのだめを観ていると、なんだかものすごくスッキリするんです。わたしの中にあるいろんな感情たちを、のだめが変わりに表現してくれているような感覚。

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わたしは今コーチングを受けているのですが、前回のセッションまでに宿題が1つ出されました。それは、「人生グラフを書いてください」というもの。

人生グラフはこれまでに何回か書いたことがあったのだけれど、それはいつもわたしの記憶がある、物心ついた頃以降の記憶のグラフでした。
今回は、あんまり自分では覚えていない頃のことも、親に聞いたりアルバムを見たりしながら書いてみて、と言われたので、ある時「わたしって幼少期どんな子どもだった?」と、両親に電話してみました。

幼少期のことを親に聞くと、大抵いつもおんなじような話を聞くんですよね。「物分かりのいい、お姉ちゃんだったよ。」とか「お遊戯会は超はりきってたよ」とか、「とにかく好奇心旺盛で、いろんなことに挑戦したがったよ」とか。

でも、いろいろ話していくなかで、母が

「聞き分けも良くて、親からしたら育てやすい子だったけど、甘えたり、駄々をこねたり、取り乱したり、みたいな、子どもらしくする方法を知らないまま育ってしまったのかもね。」

ってぽろっとこぼして。

それを聞いたわたしは、なぜか涙が止まらなかったんです。

もしかしたら、幼い頃のわたしは、子どもらしくしないことで、周りから「いい子だね」って褒められてしまったから、本当はそうしたい気持ちを押しこめてしまったのかもしれない。(こじつけかもしれないけど)

そんなわたしだから、潜在的に、いろんな感情を、あんなにも素直にまっすぐに、からだ全体で表現できるのだめに憧れているのかもしれないなあ、というのに今日ふと気づいたんです。

楽しい!とか、嬉しい!とか、好き!
っていうポジティブな気持ちだけじゃなくて
悔しいとか、悲しいとか、寂しいとか、もう私なんてダメだ、とか
そういうネガティブな気持ちも全部全部ひっくるめて、全身で表現して、味わって、浸って、落ちる時はとことん落ちて、
それでも、またちゃんと戻ってきて。

そんなふうに、子どもらしく、自然に感じたことを表現できるようになりたいなあ。

#日記



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