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半年かかって伏線を回収した話

離島でワーパパをしているものだ。ワーキングパパ。
今回は、おやなんだろう?と思ってた謎が解けた話をしよう。言い方をかえるならタイトルの通りである。

うちの家の前には畑がある。借りた畑。家と畑の間には通路があって、通路は雑草ばかりが生えている。ニラも時期になるとけっこうはえる。ニラは雑草なのか。雑草にまけないくらいニラがわんさかはえる。

畑をやっていると雑草にもいろいろあることがわかる。イネ科の雑草はまさに稲のようにピンとまっすぐはえる。平べったい葉っぱの雑草もある。ねこじゃらしも雑草だ。あれもどんどんはえる。セイタカアワダチソウという名前だったか、これもまたすぐはえる。イネ科とは違う。系統が異なる。いろいろあるんだなぁと思う。

さて、その雑草通路のところにかぼちゃかと思わせる葉っぱが生えてきた。去年かぼちゃをやったので、かぼちゃだとわかった。しかし、かぼちゃの種をまいていない。まいたとしてもなんの手入れもしていない雑草ゾーンだ。かぼちゃなら雑草に負けそうである。かぼちゃに似たかぼちゃ系統の雑草かもしれない、そう思った。
シソなんかはシソににている雑草がたくさんある。シソと交配して雑種なシソもあったりする。雑種なシソは香りが弱い。純度の高いシソは香りがよい。こんな表現をするとシソを高額で取引してそうにみえるがしょせんはシソではある。

そんなかぼちゃに似た葉っぱ、雑草と思って抜いちゃってもよかったんだけれど、まぁほうっておいた。すると花が咲いた。

白い花が咲いた

かぼちゃに似た葉っぱからは白い花が咲いた。かぼちゃなら花は黄色い。やっぱりかぼちゃではない。ちなみに、かぼちゃの花の写真は、この記事の一番上においてある。タイトル画像だ。あまりみたことのない方はここで上のほうまでいってみてくるがよろしい。

生命力たくましいものは雑草に違いないとは思うものの、まだどのくらいの害悪があるのかわからないので、抜いてしまうのも忍びない。そう思って放っておいた。雑草によっては繁殖力が強く、あっという間に広がってしまうものがあり、そういうものはどんどん抜いていかないといけない。抜いても抜いても生えてくるので根負けするが。

そうしてある日謎が解けた。
なんと実ができたのだ。
かぼちゃだと雌花と雄花で受粉を必死でやらないと実ができないのに、この白い花の謎の植物は完全放置で実がなったのだ。
その実をみたら一発でわかった。

ひと目でそれとわかる実がなった

ひょうたんがなってた。
あー!キミはひょうたんだったのか!
雑草のようにたくましいキミはひょうたんだったのか!

なぜひょうたんが?と思うことだろう。しかし、私にはその理由がわかる。
遡ること1年前になる。

1年前、妻が近所の方からひょうたんを1つわけてもらったのだった。
ひょうたんは先っぽを切って水につけておき中身を腐らせて、腐った中身を捨てて乾かして入れ物にする。妻はバケツに水をはってひょうたんをつけるところまでやったがあとは放置。完全に放置。バケツの腐ったような水から虫がわいてるような感じもあって、仕方ないので私が腐った水を捨てて、ひょうたんの中の腐った中身を棒でほじほじして捨てたのがだいたい半年前。

そう、そのほじほじして捨てた腐った中身がちょうど今回のひょうたんがはえてるらへんだったのだ。ひょうたんの中身がくさっても種は頑丈でくさらない。いくつかあるうちの種のひとつが見事に芽をだして再びひょうたんを実らせたというわけだ。捨てたはずの種を含む中身。そこが雑草ゾーンといえど土があったので育った。

もしも日記として毎日の行動をつけていたら、半年前に今回の件の伏線となる記事を書いていたことになったんだろうなぁって思った。あっ、○月☓日のこれが伏線だったのかー!っていう。

とりあえず今回のひょうたんも収穫して、中身を腐らせていこうかなって思う。とくに使い道があるわけじゃないなけれどね、ひょうたん。



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