tomoko_morooka

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だってアルバイトだもーん

学童4日目。部屋に入った瞬間、このあいだマンツーで世間話をした女子がハグで出迎えてくれたので、ハグし合っていたら、すかさず別の先生が「〇〇ちゃん濃厚接触やめて!」と注意された。すんませーん。 しばらくいろんなコのところを回遊して、おやつの時間になった。みんな手を洗って準備しているが、ハグ娘がわたしの手を取ってなんとなくムズムズしている。 手洗ったの?と聞くと、「まだ」というので、洗って来たら?と勧めると「先生も来て」と言うので、ふたりで水場に向かった。 「あのね」

    • …家出したの?

      学童3日目。いつものように校庭に出てあそぶ時間になり外へ出る。女子たちはきょうも砂場で、より大きく、より強固で、より美しいお団子をつくらむ!と、せっせと制作している。ふと逆の方向に目を遣ると、例の大人びた女子(だとわたしは解釈する)がひとり、校庭の端っこに座り込み、お団子制作をしている。なんとなく気になったし、きょうは勧誘もなかったのでそのコのところへ向かった。 彼女は、砂場で作ったお団子のベースに、グラウンドの砂をかけているところだった。こんなところでつくってるんだ?

      • 『教えてしんぜよう』

        学童の仕事2日目。この日は初日より少し人数が少なかったり、会うのが二回目ということもあってか、こどもたち同士がどんな風にやりとりしているのか、比較的ゆったりみることができた。 校庭であそぶ時間になり、多くの子が外に出る。わたしは女子たちからの鬼ごっこの勧誘と、男子たちのドッチボール勧誘に調子よく「おっけーおっけー」とか言ってたら、早々に女子と男子双方からクレームが入り、鬼ごっこのあとにドッチボールするからちょっと待っててくださいということで、とりあえず場をおさめた。みな

        • デケぇ声を出す理由

          新しい仕事がはじまった。学童の補助員です。わたし、もともと児童館通いの子だったので、こんな感じだろうなーというイメージは持ちつつ、ちょっと緊張しながら、ワクワクもしながら向かった。 いまはこどもたちが密集しないよう、急遽部屋を2つに分けているとのことで、わたしはたまたま2年生のコたちが15名くらいいる部屋で過ごした。とにかく元気な男子たち、ひとりで読書をする女子、ちょっと浮いちゃってる男子、油性ペンでねりけしを色づけて遊ぶ女子グループ、黙って算数のプリントをこなす女子。

        だってアルバイトだもーん

          これがわたしのーいきるみちー

          わたしが探しているのは、 本当にさがしているのは、 目的地じゃなくて、道なんじゃないだろうか。 そう、ふと思った。 ここ最近、じぶんは生きている間に何がしたいんだろうと、けっこうたくさん考えていた。「わかんない、それがわかんないだよな〜」と、思っていた。 親と、仕事の話とか、生活していくこと、そういうことを話す機会も何度かあって、そのときも「何がしたいのかわかんない」と正直に言った。 その時、父、こうです。 「高校生のときもおんなじこと言ってたよ。」

          これがわたしのーいきるみちー

          考えちゃう自分も捨てたもんじゃないよ。

          吉本隆明さんの「親鸞について」という講演をテキスト化したものを読んだ。 ここでは、親鸞という人の思想について語られている。 その中で、いちばん「うおおお」となったのは、「超インテリジェンスなじぶんを、いかにそのへんにいるおっちゃんに戻そうとするか」という、親鸞さんの大変な生き様だ。 並みの知識人は、のぼってのぼって、境地に至って満足する。そこに至ったじぶんを「偉い人」として君臨させ、難しいことをたくさん言って、自分がしてきたことを他の人にもやらせる。がんばれがんばれ、

          考えちゃう自分も捨てたもんじゃないよ。