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ミスチにとってのトンカ豆

ミスチって、みなさん聞いたことありますか?

ミスチル(Mr.Children)じゃなくてミスチ(Mr.CHEESECAKE)です。

チーズケーキ好きな後輩に教えてもらってからインスタフォローし始め、若い子とかSNSのインフルエンサーなんかがすごく推してることに気づき。
それだけに留まらず、仕事でチェックしてたメディア経由で中の人の記事も目にし、いよいよなんなんだミスチ…!!と気になりはじめた今日この頃です。

毎週2回?結構お高め価格でも毎回即SOLDOUTになるほどの人気。だのにさいきん、おうちでできるミスチレシピを公開。

件の後輩に作ってくださーいと言われて見てみたのですが、材料に使われていたのがなんと、トンカ豆…!バニラビーンズまではまだお菓子の本に出てくるんだけど、今回トンカ豆なるワードを初めて聞きました。

Amazonで検索してみたら約200gで5000円とお高め…ブラジル産の豆らしい。
家庭で再現できるレシピとしてアレンジしてこれかぁ…!とびっくり。
当然ながら、トンカ豆無しで作れますか?のコメントが来ていてみんな考えること一緒だなと笑
でもトンカ豆が無いとミスチの味は再現できないって、中の人はキッパリ言い放つんです。
それでもいいなら、杏仁とかココナッツで代用してみてくださいねと。

そうかこれって、
ミスチの味再現するなら5000円(と消費税と送料)かかるトンカ豆も仕入れた上でつくってくれよと。
つまりそれは、おうちレシピといいつつもミスチのクオリティの高さを伝えるためのブランディングであるんだ。
大多数の人はここで挫折し、じゃあ1本3〜4000円するって初見は高いとおもったけれどもそこから材料費と作業工数取っ払って一流シェフのクオリティでもって食べられる、ミスチのチーズケーキってむしろ安いんじゃない?では買おうじゃないか?と、おもうわけです。
そしてしれっと次の販売は何日何時からって書いてるんでそれを今か今かと待ちわびる事になる。ばっちりコンバージョンに繋がってる導線だとおもう👌

一流の技や他で真似しづらい工程・材料を用いるレシピこそ、堂々公開できるんだなとおもう。

そういやスープストックもそうだなぁ。
レシピ本が店内に置いてあって、パラパラめくって眺めるんだけど、大人気メニューのオマール海老のビスクにも、「オマール海老のジュ」を作るという工程があって
何じゃそりゃとおもって閉じてスープすすって、気づけばまたせっせと定期的に通い続けている蜜月関係。

でもいいんだ、これでお互いが幸せだから。
パートナーとの関係も、だいすきなお店との関係も、こうあれたらいいなっておもいます。

ミスチにとってのトンカ豆、スープストックにとってのオマール海老のジュ、みたいに
自分の中にも代替不可なキラメキを、じっくり育てていきたいです。


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