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モロ先生の授業「素人の『隠し味』ほどマズイものはない」

このnoteは2023年5月29日のstand.fmの音源、『サウンドフリージョイ公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

【この記事で伝えたいこと】
「使えるものは、使え」

箱の裏に書いてあるレシピ通りに作ったカレーは、圧勝で美味しい

昔、「素人が隠し味を入れたカレー」と「箱の裏に書いてあるレシピ通りに作ったカレー」を、どっちがどっちかを明かさずに食べ比べてもらって、「どっちが美味しかった?」というアンケートをとる…という実験があったんです。
 
結果は皆さんの予想通り「箱の裏に書いてあるレシピ通りに作ったカレー」の圧勝だったんです。
 
「競り勝った」とかじゃなくて、圧勝です。
 
皆、「レシピ通りに作られたカレー」を選んだんですね。
 
でも、まぁ、そりゃそうですよね。
 
「レシピ」は、プロが研究に研究を重ねて作った味なんだから、当たり前。
 
だけど、素人は「隠し味」を入れたがる。
 
アレンジしたがる。
 
おこがましいにも程がある(笑)
これ、本来であれば「落とさずに済んだクオリティー」じゃないですか?
 
だって、「看板に使える素材」があるんだもの。
 
誰の為の「カレー」なのか?
 
その答えは「食べる人のためのカレー」じゃないですか。
せっかく良いものが目の前にあるのに。
 
これほど勿体ないことはない。

良いものは活かし、使えるものは使おう

日本には、安土桃山〜江戸時代に生まれた「金継ぎ」という素晴らしい文化がある。
 
陶器の割れや欠けを漆(金)で繋いで、いい感じにするアレです。
 
見たことありませんか?「割れ目に沿って、金のラインが入っている陶器」。アレです。
 
あれって「この陶器、素晴らしいよね〜。残したいよね〜」が根底にあって、
 
さらには「壊れた=キチンと使われた歴史」であり、それを「美しいもの」とみなそう…という考え方がある。
 
ヨーロッパの建物とかも同じような考え方ですよね。
 
すでに目の前にあるものの「美しさ」に目を向けて、それを活かす方向で舵を切っている。
 
あれでいいと思うんです。
 
下手な創作に酔わず、使えるものは使いましょう。
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