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モロ先生の授業「とっとと絶望しろ。話はそれからだ」

このnoteは2023年6月14日のstand.fmの音源、『サウンドフリージョイ公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

『やりたい事』は、やってみないと見つからない

僕は仕事柄なのかキャラクター柄なのかよく分かりませんが、性別問わず、子供から爺ちゃん婆ちゃんまで、本当にいろんな方とご一緒させていただく機会があります。
 
相談されることも多くて、先日も大学生から「大学とか就活とか、どうすればいいっすかね?」といった感じの相談をいただいて、「環境(まわりにいる人)が個人の能力を決めるから、環境を変えた方がいいよ」と答えたのですが、もしかすると少し雑なアドバイスだったような気もするので、今日は、もう少し解像度を上げて丁寧に喋りたいと思います。
 
「迷える若手はどうすればいいか?」という質問に対する答えです。
 
まず、大前提として、「ほとんどの場合、『やりたい事』は、やってみないと見つからない」というのがあります。
 
ここで躓くのはやめてください。
 
つまり、何も始めていないうちから、「やりたいことが見つからない」とか言うのはやめてください(笑)
 
生まれて一度も野球をやったことがないヤツが「レフト方向に打てばいいのか、ライト方向に打てばいいのか、はたまた、送りバントをすればいいのか分からない…」と言っているようなもので、「あたりめーだよ」という話です。
 
分かるわけありません(笑)
 
「結果」が出てば、それがモチベーションになり、その積み重ねが「やりたいこと」になるので、先生に言われるがままボケーっと大学まで行っちゃった子が「やりたいこと」なんて、そうそう見つけられるわけありません。
 
まずは、何でもいいから始めてみることが大事ですね。

若いうちに敵わない人に会った方がいい

で、ここからが今日の本題なんですけども、なるべく若いうちに「敵わない人」に会った方がいいと思います。
 
飛び込むと、必ずいるんです。
 
「ああ、この人は、もうモノが違うな」という。そういう人が、無限にある選択肢を減らしてくれる。
 
僕の場合だと、20歳の時に出会ったるーさんですね。
るーさんとは大学のサークルで知り合ったのですが、大学のサークルって非効率にダラダラと物事を決めていくんですけど、その中で一人だけ、動き方が「ああ、モノが違うな」とすぐ分かったんです。皆、分かっていたと思う。
なので、その当時は、もしこの人の横で仕事(サークルの)をすることになったら、周りを見て巻き込みながら前進していくのは彼女に任せて、僕はそのサポートに徹したり、実際に体を動かす人になろうと決めました。
まさか、リアルでも一緒に仕事することになるとは、その時は思いもしませんでしたが。
すなわち、そこを決めちゃうと、「じゃあ、どこで自分の存在をアピールしよう?」となる。
 
もし、出会うのがあと10年遅かったら、僕らは勝ち目のないグループ活動に時間を割いていたかもしれません。で、30歳の時に「やっぱ、グループじゃねぁな」となっていたかも。
 
それって、結構厳しいですよね。 

消去法で花を咲かせる場所を探す

努力は報われると思うのですが、「そこで報われるとは限らない」というのが真理だと思っていて、たとえば、僕はいろんなシーンを転々としていますが、『主役』って、血のにじむような努力をしないと勝ち取れないのですが、努力だけでは勝ち取れないんです。
 
『主役』は、もう最初から決まっている感じです。
 
「イケメンや、美女なら主役に慣れるか?」というと、そうでもない。
 
まとっているオーラだとか、あとは体の形だとか、そういったものがいろいろと揃っていないと、出演者を並べた時の絵としての「すわり」が悪いんですね。
 
ドラゴンボールを読まれていた方なら分かると思いますが、フリーザの「第三形態」あったじゃないですか?
 
あの後頭部がビヨ~ンって伸びた化け物みたいなビジュアルの時のやつ。
 
どれだけ強くても、あの形では「ボス」になれないんですね。
 
敵チームの主役にはなれない。
 
あの横に、ドドリアさんと、ザーボンさんがいたら、バランス悪いじゃないですか。
 
…みたいな感じで、「お前が花を咲かせる場所は、そこじゃねーよ」は実際にあって、それって探してみるのもいいけど、同時に、消去法で辿り着くのもいいと思っていて、その為には、「歯が立たない人」「持っているモノが違う人」に、なるべく早い段階で会った方がいいと思います。
 
「この人とやりあうのだけはやめておこう」って、ものすごく前向きな絶望だと僕は思っていて、そうやって消去法で、「どうやらチビの生きる道はここだな」と答えに辿りついて、そこで頑張って頑張って頑張って、そうして結果を出せば、それが「やりたいこと」になる。
 
そうして生まれた「やりたいこと」というのは自分の体に合っていることだったりするので、結構、長持ちすると思います。
 
そして、この話の結論は前回と一緒なんですけども、「歯が立たない人」「持っているモノが違う人」に会うには、そういう人がいそうなところに行かなきゃいけないので、とにかく、今いる場所から離れた方がいいと思います。
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