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「あったらいいな」をカタチに。資金3万円から始まった、事業成長の物語

こんばんは! Morning Labo代表の中村です。

新生活が始まったかと思いきや、ゴールデンウィークも間近に。4月はあっという間だった気がします(毎月言ってる…)

今年の春、モニラボには新たなメンバーが加わることも決まり、ますます賑やかになりそうです! 

春は、初心を思い出すきっかけが多い季節。そこで今日は改めて、モニラボの基幹事業「コミュニケーションプランニング事業」がどんなふうに生まれたのか、そしてどう変化して言ったのか、その物語をご紹介したいと思います。


資金3万円。集客の頼みの綱はSNS

今では主力事業となった「コミュニケーションプランニング事業」ですが、創業時からその構想があったわけではありませんでした。

「ヒロイン体験を、あなたに」

そのはじまりは約10年前、「撮影女子会」という撮影サービスをローンチしたことに遡ります。私がまだ大学3年生だった、10年以上前のことでした。

当時大学3年生(ギャル)、サービス共同創業者の礒野と。

「こんなサービスがあったらいいのに!」と、等身大女子の夢と妄想を詰め込んだ企画をいろんな人に話すうちに、「誰もやらないなら、むしろチャンス!世にないなら、自分が作るしかないのでは?」という使命感に燃えるようになり、就活をやめて(母は激怒!その話はまた今度。)サービスをローンチ。

当時の資金はバイトで貯めた3万円。資金力はゼロに等しい学生だったので、SNSを活用しない手はありませんでした。

サービスの宣伝はもちろん、体験してくれたお客様に口コミ投稿を協力してもらうなど、SNSでどうやって活用したら未来のお客さまと繋がり、サービスのファンを増やしていけるのか……ひたすら知恵を絞りました。

「自分なら、これで響くかな?」
「自分なら、これでシェアしたくなるかな?」

を自問し投稿を作ったり、自社アカウントの投稿よりもお客様の投稿と予約数が比例していることに気づき、口コミを増やすための工夫を凝らしたり。
思えばこのときの試行錯誤が、コミュニケーションプランニング事業のコアに繋がっています。

SNSコミュニケーションが事業に

テクニカルなアプローチよりも、丁寧誠実なメッセージに人の心は動くこと。
インセンティブを豪華にするのではなく、「思わず語りたくなる感動体験」を届けることが価値あるシェア(次の予約に繋がる口コミ)に繋がること……。

撮影女子会のSNSマーケティングを通して、さまざまなトライアンドエラーを重ねながら、人の心に響くのは、誠実さと愛のあるコンテンツなのだだという確信を固めていきました。

ローンチして1年、撮影女子会は月間100名を超えるお客様が集まるようになり、「SNSで話題のサービス」「語りたくなる体験」といった切り口で、企業からのプロデュース依頼やメディアからのお問い合わせをいただけるようになりました。

西村くんの生気絶を見ることができたり、ホリエモンさんに事業のダメ出し&エールをいただいたり、撮影女子会がどんどん「世の中ごと」していったのもこの時期です。

★5つの限界を突破
いいね!

法人契約の機会も増え、自分たちも法人格を持たざるを得なくなり、2014年10月、撮影女子会は現在の株式会社Morning Laboとして法人化しました。


届いた先の「よろこび」を約束する

法人化したモニラボは、最初のうちは「撮影女子会プロデュース」としてさまざまな企業プロモーションをお手伝いしました。

JOYSOUNDさんと「ドレスアップして楽しめるカラオケルーム」を開発したり、東京ドームシティのメリーゴーランドを装飾し、撮影イベント「Dream Go Round」を実施したり。

地域ごとのコンセプトルーム、写真は名古屋。
メリーゴーランドでMVのように撮影!

この写真を見返しても、幸せな気持ちが思い出されます。

イベントに参加してくれた女の子たちが、その瞳を輝かせてワクワクしている姿を見るのが、私のモチベーションでした。

お取引をする相手は企業であっても、自分が約束を果たすべきは、お客さんのときめき

クライアントさんからさまざまなリクエストがあっても、「本当にそれで届くだろうか?」「それがお客さまのためになるのか?」を考え抜き、お客様にとってのよろこびを想像しながら、クライアントさんの特色を存分に生かすこと。そこに必死でした。

両者がハッピーになる着地点を探ること、それは今のコミュニケーション事業の根源でもあるといえます。

現在の事業説明ではそのことを、

ブランドが持つ本来の価値と生活者の感性に徹底的に向き合い、両者を結びつけるストーリーを設計することで、 持続的な関係性が生まれる施策をプロデュースします。

と説明しています。本質的には今も昔も、やっていることは変わっていないことが、伝わると嬉しいです。


コロナ禍で浮かび上がってきた想い

時の流れと共に、イベントプロデュースや会場装飾が主だった仕事も、徐々にコスメ発表会での体験設計やそれに伴うコピー開発・動画撮影など、アウトプットもさまざまに進化していきました。

課題に合わせて最適なパーツを組み合わせてプロジェクト化

モニラボも「プランニング(プロデュース)」をメインの価値におきながら、パートナーのクリエイターさんや提携企業を増やし、「あったらいいな」をさまざまなカタチできるようになりました。

しかしその矢先、新型コロナウイルスが世界的に流行し始めます。

イベントが軒並み中止・延期となり、デジタル施策の依頼が増えるなど、コロナ禍の影響も大きく受けたモニラボでしたが、それを機に改めて事業を見つめ直す時間をもつことができました。

インスタ映えの時代や、コロナの時代を超えて、私たちがこの先も届けていきたい価値はなんだろう?

そう考えたとき浮かんだのは、届ける側も届けた先も、 そこにいるのはひとりの人間であることを忘れず、その両方に嘘のない仕事をしていきたいという思いでした。

そしてそれは、「コミュニケーションをプランニングする」ことなのではないかと思ったのです。


心を尽くして、美しい仕事をする

現在のコミュニケーションプランニング事業では、3つのプロミスを掲げています。

徹底した自分ごと化、WIN-WINの関係づくり、コミュニケーションからすべてを始めるの3つです。

「女の子だからピンクで良いんじゃない?」など、想像からはじまる施策を私たちはやりません。

また、クライアントさんの商品やサービスに、自ら共感しファンになれるかどうかを、お取り組みをするかどうかの基準に置いています。

そして、心を込めた仕事を約束しています。届ける先も、届けた先も、そこにいるのは1人の人間。チーム・クライアントさんとの信頼関係こそ成果の基盤になると考え、日々のコミュニケーションにおいて誠実・真摯なやりとりを大切にしています。

「コミュニケーションプランニング事業」の仕事は、すべてが熱く、真剣で、時に面倒だけど、とんでもない喜びに出会えるものだと自負しています。(この年になると、心を尽くして、美しい仕事に向き合える環境って、社会にはなかなかないのかもしれない‥と思ったりもします)

アウトプットこそ変わっているものの、原点から現在まで、そしてきっとこれからも、モニラボがこだわっていく価値は変わらないのだろうと思います。届いた先の「よろこび」を、何歳になっても追い続けていきたいです。

おかげさまで現在は、ブランドやメーカー、地方自治体などさまざまにお問合せをいただき、創業してから10年、口コミだけでパートナー企業さんが増えています。

中にはお引き受けできない仕事も多く、もどかしい思いを抱えていたため、今年は採用に力を入れ、新しい仲間たちが続々とジョインしています!

新しいメンバーからのご挨拶は、ぜひまた別のnoteにて、ぜひご覧ください。

これからもMorning Laboの歩みを、あたたかく見守って、応援していただけると嬉しいです。


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