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企画者から責任者へ。組織変更によって訪れた仕事への意識の変化。

おはようございます。
Morning Labo (通称:モニラボ)の久保帆奈美(@honami725_)です。

代表が産休に入る前に書いたこのnoteから月日が流れ、3人体制になってから2ヶ月が経ちました。

役員含め社員が4人から3人になっているため、必然的に目まぐるしい日々が続いています。(ありがたいことです🙇‍♂️)

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そんな日々が過ぎ、周りのメンバーから、私の視点や働き方が大きく変わったと言ってもらえることが増えたため、その変化の話をしたいと思います。

ベンチャーの盲点である「組織のマンネリ化」を感じている人や、最近刺激が足りない人在宅勤務も慣れてきちゃって毎日に新鮮味がないなと思っている方が少しでも変化を起こすきっかけになったら嬉しいです。


職人気質でお金を使う側の人間だった私

私の仕事は、自称「女の子コンサル」とうたっていまして、企業が女性にもっと訴求したい、イメージアップをしたい、というお悩みに対して、課題を見つけ、それに合ったSNSコンサルや、イベントの提案などを企画する仕事をしています。企画だけでなく、クリエイティブ自体を自分自身で制作することも多くあります。

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私はとにかく細部までこだわっていいものを作りたい、自分の首をしめてまで120%のものを届けたい、イメージしたものができるまで作りきりたい、という完全なる職人気質

一度、学生時代に「久保さんは会社でお金を使う側と、お金を作る側、どっちに興味がある?」と聞かれて、「圧倒的にお金を使う側です」と答えたくらいでした。

打ち合わせなどには同行していたものの、私がしていたことは企画やスケジュールの調整。金額の調整に関しては一切目をつむっていました。

なので、売り上げや利益率などといったものは自分ごと化されず、とにかくアイデアを出して、企画をどんどん作って、制作して、そこに対価をいただくという働き方でした。


責任者になる葛藤と悔しさ

しかし代表の妊娠によって、私の働き方は大きく変わりました。

自分でお金を作ることもしなくてはいけなくなり、さらには責任者を担うことになりました。

「まって、見積書って何?請求書と何が違うんですか?発注書ってのもあるんですか!?」

お恥ずかしながら、当初は本当にこんな感じでした。(最初の1年、何してたのやら…笑)

初めて向き合う金額の調整。私のこの制作には、こんな金額で計算されていたのか。ここにお金って発生するんだ。目からウロコでした。

ですが、金額を自分で設定しながら、お仕事をするというのは今まで以上にヒリヒリする感覚がありました。

また、自分が今月いくら会社に還元したのかがわかるようになると、発注のご依頼が来るありがたみを痛感し、仕事の楽しさが倍増しました。

また責任者になると、最終の意思決定も自分にあります。今までは、代表の隣にいたので、私がいろんな意見を出しても、最後は代表がまとめてくれたり、相手からの質問や最終調整も代表が入ってくれていました。

しかし、今は1人でやらなければいけません。

自分ではその場で回答できなくて持ち帰って後日返答することが増え、その場で急いで回答した時には後から誤りだったと謝罪をしたことも。自分の言葉で、その場のベストの回答をすることや、会社の決定を代弁することの難しさを知り、悔しい思いをすることが多くありました。

予め社内で意思決定をすり合わせておくことの大切さや、会社の魂を自分の頭に擦り込ませておくことの難しさを学びました。

今では、全部自分で抱えなくていいんだと思えるようになり、自分では決められないことや答えられないことは他メンバーにすぐに助け舟を出すようにしてなんとか乗り切っています。笑


チームの一員からチームを動かすということ

私は上述から分かるように、個人プレー型で、とにかく自分が1番の成果を上げることに一生懸命でした。

社内でのフィードバックで「もっとチームを動かして」「もっと周りを巻き込んで」と言わることが多くても納得感がなく、「いや、むしろちゃんとスケジュール内にいいもの出してる方が優秀じゃんか〜」と思ってました。(厄介)

代表がいなくなってからも、今まで自分が今までやってきたことに加え、自分でやったことないことさえも、全て自分ひとりで遂行しようとしていました。

しかし、途中でこの働き方してたら全然回らないし、周りにめっちゃ迷惑かけることになると気づかされました。

クライアントさんにも手が回っていないことがバレて、「大丈夫ですか?」と心配の電話をいただく事態に。

自分だけが頑張っても全然ダメなんだと気づかされた時はとても悔しく感じましたが、自分のポジティブな性格のおかげで「よし、最強なアベンジャーズを作ろう」と切り替えることができました。

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そこから、周りに助けを求めにいき、「チーム」という意識が芽生えはじめました。

最強なアベンジャーズの作り方は、ありがたいことに代表から常に教えを受けていました。

意識したことは3つ。

①最初のコミュニケーションを丁寧すぎるほどに行う
②リアクションとフィードバックを大切に
③同じ目標を掲げること

私は、以前から目的のあるコミュニケーションが基本で、関係構築のためのコミュニケーション(雑談や、近況報告など)があまり得意ではありませんでした。

それを見た代表に、「仕事内容ばかりのコミュニケーションをしているよりも、関係構築を最初に丁寧にしてからの方が、仕事のスピードも質も全然違うよ」と言われたことがありました。

確かに、元から仲が良い人にお仕事を依頼するとスピードや質も違い、「そうそうそれそれ!」となることって多いですよね。

8月は、その代表の言葉を思い出しながら、関わってくれている方々と1on1をしたり、ランチに行ったり、メッセを頻繁に送ったり、出社の日数を増やしたりと、丁寧なコミュニケーションを心がけ、相手はどんなことを頑張りたいと思っているのか、何がモチベーションに繋がるのかに目を向けるよう努めました。

そして、私からも、今モニラボとしてどういうことを目指しているのか、このプロジェクトはどういう状態になったら成功なのかということを積極的に伝えるようにしました。

その努めなのか、8月の月末会では「先月よりも忙しかった気がするけど、楽しく働けた」「貢献している感覚があって嬉しかった」と言ってもらえることができ、思わず泣きそうになりました。

9月は同じメンバーで新しい企画に挑んだり、さらに関わってくれる人が増えたりしていて、いろんなチーム編成ができるようになったことが本当に嬉しいです。


最後に

最初に触れましたが、ベンチャーって仕事には変化があって刺激的な毎日ですが、意外と、メンバーが少ないが故に組織には変化が起きづらいのかもしれません。

働くメンバーや、場所、ポジションがあまり変わらず、実はずっと同じ顔ぶれで仕事をしている、なんてことはありませんか?

大企業に入社した友達の話を聞くと、上司が異動したり、ジョブチェンジがあったり、転勤があったり、中途社員がいたりと、大企業の方が組織や働く環境が強制的に変化するように仕組み化されています。

意外とベンチャーの方が、組織という点においては変化が少ないのではないでしょうか。

弊社は社長の出産によって、強制的に組織編成に変化が訪れましたが、仕事内容は大きく変わらなくても、組織が変わるとこんなにも視点や働き方や意識が変わるんだと気づくことができ、とっても良い転機だと感じています。

私自身、社会人2年目でこの経験ができたことを大変嬉しく思っていますし、社会人としての新しい課題や、もっとこうなりたいという次のステップを見つけることができました。

これからも変化を楽しむ気持ちを忘れずに、9月ものこり走り切りたいと思います!

少しでもこのnoteが刺激となり、変化を起こすきっかけになれたら嬉しいです✨

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